ワラッテイイトモ、

ちょっと前の朝日新聞の記事で面白いものを見つけたのでちょっとここに。
 朝日新聞 (2003年9月25日 木曜日) 朝刊より抜粋

「最優秀作品賞だけど非公開」から、賞名変更、賞の取り消し検討、そして修正による公開へ―。現代アートの登竜門的存在として知られる、公募方式のキリンアートアワード(主催・キリンビール)で、ある応募作品がこんな運命をたどっている。主な理由は、著作権や肖像権。テレビのバラエティー番組の場面を思いっきり使いまくったビデオ作品だったのだ。 (大西若人) 文化は誰のもの タイトルは、「ワラッテイイトモ、」。その名の通り、お昼の人気番組「笑っていいとも!」(フジテレビ系)の場面を何度も使っている。作品にも登場するK.Kさんという男性が作者だ。 ~~中略~~  7月下旬。審査の3日目、千点を超える応募作品をほぼ見終わるか、という時に「イイトモ」が登場した。審査員達は「画面を通じて刺し違えようとするような」(ヤノベさん)異様な迫力に一気に引き込まれ、46分を見通したという。 ~~中略~~  すぐに最優秀作品賞に内定。ただし、公開はしないという結論に達した。「いいとも」をはじめ、映画や報道番組などからの利用があまりに大量だったからだ。  著作権や出演者の許諾を得ての公開も検討されたが、出演ゲストも含め権利者は極めて多い。10月からの受賞作品展までにクリアするのは物理的にも不可能だった。  公開できない作品の報が伝わると、キリン社内からまず「最優秀の資格」を疑問視する声が起きたという。そこで、最優秀賞は「該当作なし」にして「イイトモ」は賞金100万円などの最優秀待遇をそのままに、別の賞名を考えようということに落ち着きかけた。  が、これにも上層部から「そもそも非公開では賞は成立しないはず」といった意見が出され、受賞リストから外すことも検討された。  今度は、才能を惜しむ審査員側から「アワードは作品だけでなく才能も対象」との反論が出て、さらに協議。作品を修正してもらい、公開できる形になったと判断した時点で、新たな賞を設けて授与する方向になった。

この話には現在の美術を取り巻くいろいろな問題を含んでいると思うのですがどうですか?

公開できるような状態に修正されたビデオ作品は果たして賞にふさわしいものになるのでしょうか?

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