FlickrとCCとアーティスト 1

May 21, 2006 art / photographs
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Uploaded on December 13, 2005
by jakedobkin

もしもし。
flickr! には“Favorites”という機能があって、他の人がアップロードした写真のうちお気に入りのものをまとめてリストに入れておける。相手が“contact(mixiでいうマイミク)”でなくてもOKで、他人が“Favorites”に加えると本人には通知されるので、結構嬉しかったりする。

左は僕のお気に入りの中でも特にお気に入りの一枚で、写真を撮ったjakedobkinのタグによると、ロスに描かれていたグラフらしい。いいでしょ。グラフィティにロス、髑髏という怖そうなイメージと「もしもし」のギャップ。

flickr!ではその写真ごとについての権利をCCによって、本人が明記出来るようになっている。
例えば上の写真の場合、“by-nc-sa”という権利が付されていて、

BY
帰属. あなたは原著作者のクレジットを表示しなければなりません。
Non-Commercial
非営利. あなたはこの作品を営利目的で利用してはなりません。
Share Alike
同一条件許諾. もしあなたがこの作品を改変、変形または加工した場合、あなたはその結果生じた作品をこの作品と同一の許諾条件の下でのみ頒布することができます。

という条件を守れば、本作品を複製、頒布、展示、実演することができて、二次的著作物を作成することができるということになっている。

今回自分のFavoritesからいくつか紹介しようと思ったけれど、CCライセンスを積極的に利用してるものは意外に少なかったので、もし興味あれば、ここからどうぞ。

どれもお気に入りです。食べ物の写真が多いのは気のせいです。


CC=クリエイティブ・コモンズというのはブログの普及とともに、知らないうちに結構みんな自分で使っていたりするのだけれど、一般的なブログサービスでよくわからないうちにCCが設定されていて、本人は誇らしげに“all rights reserved”とデザイン的なアクセントくらいのつもりで入れているから問題だったりする。ヘッダーかフッターには“all rights reserved”で、サイドバーのCCバナーには“some rights reserved”。一体どっちなんだよ?

CCライセンスを選ぶか、“all rights reserved”を記載するか、あるいはCCの条件では不十分として他の権利を選ぶかは著作者の自由なので、それはどれでも構わないが、ブログなり作品なりで他人の著作物を扱うことがあるなら、少なくとも一度はちゃんと考えた方が良い。CCの盲目的な肯定もやはり同様に問題。ちょっと古い記事(2004年05月08日)だけれど、ヤノベケンジのサイトのcopyright表示の混乱への東浩紀のコメントを。

ヤノベ氏の作品はヴィジュアル的にもインパクトが強いので、もしそれが本当にCCで公開されていたら、創造性を刺激されるひとも多かったことでしょう。それだけに、そこでCCのバナーが単なるファンション(ママ)として消費されているのは、残念でなりません。日本における、CreativeComonnsに対する意識の低さ(そして、僕も含めた、関係者の啓蒙努力の少なさ)を象徴する事例だと思います。

hirokiazuma.com/blog: ファッションとしてのCreativeCommons

ここで言及されているサイトでのCC表記はヤノベ自身の選択というよりは、サイト管理者の意識の低さによるものだろうとした上で、東は上のように述べている。(東自身はCCに積極的でなかったが、彼の所属するGLOCOMは昨年末までCCの日本でのホストを努めていた)

最近ではオランダの裁判所がCCライセンスに法的拘束力を認める判決を下したり、

鴻池朋子がCCライセンスを作品に付して二次創作によるクリエイティブの可能性を実験していたりした。

「みみお」という絵本のシリーズから派生したこの映像作品は、数あるバージョンの中でも、作中で使用している音楽のCD使用権が制約となり、公の場所で展示や上映ができなくなっていました。鴻池さんはこのお蔵入りしていた作品に再びネットの力を借りて生命を吹き込んであげるために、ライセンスを付けて、ネット上の未だ見ぬ他者によって二次改変されて成長していくことを願っています。

commonsphere.jp / new biosphere for intellectual activities

その後、これから面白い作品が出来たという話は残念ながら聞かないのだが。

続く。

Posted by Kei at 11:54 PM

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  • FlickrとCCとアーティスト 2

    May 22, 2006 art / music

    ここで最初のjakedobkinの写真にまた戻ると、彼の場合は街中のグラフや落書き、ストリートアートを写真に収めてアーカイブしているわけで、それぞれの作品はjakedobkinの手によるものではない。

  • ワラッテイイトモ、

    October 17, 2003 art

    ちょっと前の朝日新聞の記事で面白いものを見つけたのでちょっとここに。  朝日新聞...

  • フルクサスの共有財産

    June 29, 2006 art

    「一方」によって、対称におかれているマチューナスのキットとパフォーマンスのスコアー。しかしその二つはやはり「フルクサス」らしい意味で共通している。

Comments

1

勉強になります。
flickrに入ったけど全然使ってないので、何ができるか知らなかったけど、mixiみたいなこともできるんですね。
クリエイティブ・コモンズのライセンスについては、なんとなくでやっていた。
kei君のまねしてsome rights reservedにしていた。

Posted by: odaichi at May 22, 2006 2:09 AM

2

flickr!結構面白いよ。それにflickrから拡がったことって結構多い。タグ付け、タグクラウドとかそうだし。CCはflickrからじゃないけど。

Posted by: Kei at May 22, 2006 2:31 AM

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