ノー・マンズ・ランド

December 4, 2003 movies

ノー・マンズ・ランド
ノー・マンズ・ランド No Man's Land
2001年 フランス イタリア ベルギー イギリス スロヴェニア
監督:ダニス・タノヴィッチ
撮影:ウォルター・ヴァンデン・エンデ
出演:ブランコ・ジュリッチ
レネ・ビトラヤツ
カトリン・カートリッジ
サイモン・カロウ

ボスニアに行くまでの準備期間に、内戦当時のことを少しでも知りたい自分にとって、貴重な情報源であった大切な作品。121分の殆どが、主役の二人のダイアローグで構成されている。
内容については、特に"ボスニア"ということでなくて、"戦争というのはやっぱりすごくくだらなくて、意味がなくて、どうしようもないばかばかしいもの"という当たり前の事実を痛いユーモアで確認させてくれる映画だった。そしてそのばかばかしさが"隣人殺し"というような言葉に集約されるほど濃いのが、やっぱりボスニアなのだろう。イラクのことも北朝鮮のことも他の地域でのことも世界の誰もが無視できるはずのないことだ。

サラエヴォで一緒に生活、活動をしたダミエルが僕らのサラエヴォ知識度をテストしたアンケートの中にも、この作品の監督、ダニス・タノヴィッチの名前があった。ダミエルにとっても、ボスニア人の複雑な立場を代弁してくれているのだろうと思う。
ほぼ無名のキャストに新人の監督で作られたこの作品は、製作はボスニア・ヘルツェゴビナ名義ではなく、フランス、イタリア、ベルギー、イギリス、スロヴェニアのクレジットだが、2002年ゴールデングローブ賞外国語映画賞、2001年カンヌ国際映画祭脚本賞、2001年ロサンゼルス批評家協会外国語映画賞に輝いている。

How does it feel
How does it feel
To be on your own
With no direction home
Like a complete unknown
Like arolling stone?

Posted by Kei at 1:12 AM

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Comments

1

"No Man's Land"、ぼくも前見ました。

同じ言葉を話すボスニア人とセルヴィア人の民族紛争のリアルな愚かさと、それに輪を掛けて現場の状況を全く理解せずに誤った解釈と報道をしていく国連平和維持軍やジャーナリズム(BBC)のことが描かれていました。

戦争を避けるのが最善と思いますが、万が一戦争が起こってしまっても、常に多次元での見方ができる必要があると思います。そういう意味でBLOGは非常に重要ですね。

このWeb Of Activitiesもアーティストの方々が企画されているのに、政治的・国際的な話題に常に目を向けられていて関心します。今後の益々の発展をお祈りしています。

Posted by: Masayoshi Yasuda at December 14, 2003 7:12 PM

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