アキ・カウリスマキ監督『過去のない男 mies vailla menneisyytta』。にやっとできるし、なんかちょっとだけいい気分になって映画館を出た。イルマ役の女優カティ・オウティネンの無表情振りがすごい。全てがわざとらしいハリウッド俳優達とは正反対のものだ。『浮雲』の、苦しい状況の中でも強くわずかな希望を捨てないで頑張っている姿とはまた違う。どっちも表情がほとんど変わらないのは一緒だけど。ただ、カティ・オウティネンとしては『浮雲』のほうが好き。カンヌでの受賞も今回の分だけでなく、前から続く彼女の功績に対しての意味も多分に含まれているのだろう。そして、主演の過去のない男マルック・ペルトラ。いい俳優だね。『浮雲』にも出てたんだ。そして忘れてならないのが、ハンニバル。猛犬ぶりがかわいかった。
April 2003 Archives
昨日27(日)、1年半ぶりに散歩部の部活。半蔵門からスタートし、市谷、飯田橋、九段下、神保町、神田と歩いてきてなぜか地下鉄で浅草に向かいボウリング。あまり歩いた気がしなかったな。久々なのでリハビリ?新メンバーとして、楽理科の野村が参加。ボウリングの後は、前にも使ったカラオケ付お座敷部屋のある居酒屋で打ち上げ。次は築地か?俺はよく知ってるからあれだけど。でも今でもたまにぶらっと散歩しに行ったりする。電通が汐留に移った後の聖路加タワーの感じとかわりと好きだ。小さいときによく行ったスーパーとか今行って見るとその小ささに驚く。前は広く思えたのにね。
先週コンタクト常用者3人にコンタクトの良さを力説されてから、コンタクトレンズ(2週間、ソフト)を作って装用し始めている。コンタクトに変えたときの視界の広がる感じがすごいと聞かされていたが、そうでもない。俺だけか?それより、眼鏡より見えない。乱視が入ってるので、眼鏡のが多分補正がちゃんとされてるんだと思う。乱視の仕組みはよくわからないけれど、方向が定まらないコンタクトレンズで乱視が補正できるって、なんかだまされてる気がしないこともない。実際、コンタクト着用では両目で0.9無いくらい。眼鏡は1.2くらいに合わせて作ったのだけど、使っているうちに1.5まで見えるようになってしまった。もともと眼鏡好きだしね。
自動車教習の修了検定落ちているので、今日は補習。引っかかったところをやったのだけど、どうもちゃんと理解してなかったらしい。
19(土)は築地小学校のときの同窓会。横浜で出講が入っていたために、6時からのところ、9時に合流。半分は2次会に流れて残っていたけど、会いたかったけど、会えなかった人もいたので残念。当時の図工の先生には特に会いたかった。結構厳しい人だったけど、うまく絵描けたときや、面白いものができたときは褒めてもらったことを覚えてる。そういうのって、たぶん自分が今こういうことをしているのに、少なからず影響があるはず。図工の時間に褒められたことない人は、大きくなってから美術を本気でやろうと踏み出しにくいだろうから(そういう人で頑張っている人いたら、すごい、リスペクト!)。後、小学校の時って男子・女子だとか、1組・2組だとかくだらない対立をしてたものだけど、さすがにみんな大人になっているので、そういうの関係なくいろいろ話できて面白かった。一緒に酒飲むこと自体考えられなかったんだからね。
20(日)は、二日酔いでぐたぐたの状態で、清澄白河の倉庫に展示の話しに行くが、行き違い、スケジュールの都合などでボツ。メンツは、佐藤、太一、一桝にこの日が初対面の石原君。その後、渋谷川の「フェロモン」のところへ。小雨の降る少し肌寒い中、柿崎、田口、愛ちゃんなどと久々に会う。岩井君はたまに会うから久々という気はしない。で、恵比寿に出て、ガーデンプレイス内のビアステーションで明るいうちからまた飲む。詳しくはとても書けないが、この世界の狭さを知る。
『マルホランド・ドライブMULHOLLAND DRIVE』2度目。前見たときはほんとに全然わけわからなかったけど今回はちょっと気にしながら見た。でも、やっぱりわけわからないが、意味ありげなポイントはいくつも挙げられるようにはなってきた。でも、細かいところを神経質に作ってるかと思えば、CGがダサいところとかチャチいところ(例の玉手箱のシーン、チカチカするマルホランドドライブの表示、小さい老人二人...)で、猛烈にひくので、やっぱり好きな映画じゃないな。でも、2回見てんだからやっぱり術中にはまってるのか?劇場のシーンあたりは結構好きだな。でもあちこちやっぱり気持ち悪い。多分もう一回くらい見てしまう気が...
最近は教習所通いの日々。免許無事に取れるまではそれ優先。最初実車の運転席に座って自分で動かすときは本当に緊張したが、今は少し慣れてきた。周りも見れるようになって来たつもりだが、まだ何かしら見落としてるところがあるので、まだまだ。でも、楽しくなってきた。よく言われる教習所の教官はとても感じ悪いという話があるけど、そういうことも今のところない。いや、一人は感じ悪いのいたかな。
昨日4月分のめだかの学校。ゆうらんが久しぶりに復帰。そういえば、芸大の入った年の夏頃、なっちゃんにめだかの展示のDMをもらったことがあったな。それにゆうらんの名前も山崎さんの名前もあったあった。それから2年後に自分がやるとは当時は全然思ってなかったけどね。参加してからはレギュラーとして毎回やっている。別にどういう意味があるとかでなくて、普通にただ楽しんでのんびりとやっている。
その後、善ちゃん、喜久ちゃん、UKと飲む。このメンツで揃って飲むのは、多分芸祭やってたとき以来。そういえば、当時よく行った御徒町近くの「福寿」というラーメン屋がなくなっていた。なんとなく居心地いいところで、中国人の店の人も感じいい面白い店だったからショック。そういう店に無性に行きたくなった時に、なくなって他のきれいな店になっているのって切ない。新宿の歌舞伎町辺りでもよくある。
ここのところちょっと前に熱かった映画熱は落ち着いてきている。でも、「過去のない男」は絶対見る。
Googleのサイトのランク付けはかなり気になる。ここ(ADD)はまあまあいいのだけど、もうひとつ管理してる「椎間板ボスニア」のランクがなかなか上がらない。まだ公開して一ヶ月くらいだから仕方ないところもあるんだけど、そういうのはやはり負けず嫌いとしては気になってしょうがない。Googleのランクがサイトの良し悪しの全てでないのはもちろんわかってるけどね。
この年まで免許を持たないまま来てしまいましたが、やっと教習に通い始めました。まだ予約の仕組みとか教習の流れがよくわからず、学科しかやってません。みんなよく免許普通に持ってるなー。
ここ最近見た映画をまとめて。
ヴィム・ヴェンダース監督
・「アメリカの友人 DER AMERIKANISCHE FREUND (1977)」
ダニエル・シュミット、サミュエル・フラー、これを見たときはニコラス・レイも特に知らなかったので「映画史へのめくばせ」ということはよくわからなかったけれど、僕が見ていたヴェンダース映画の中ではもっともスリリングさがあった。僕は映画にそれを求めてはいないけれど、ラストシーンなんかは結構印象的だったな。色の使い方も印象的。デニス・ホッパーが「イージーライダーのバラード」を口ずさむシーンがあるとの情報を先に知っていたので、見ている間も今か今かと思ってた。ヨナタンの妻役のリザ・クロイツァー、ヴェンダース映画によく出てくるけど、結構好きな女優。いつも不幸そうな顔をしている。当時はパートナーだったそうだけど。「ベルリン・天使の詩」のソルヴェイグ・ドマルタンもそう。
・「 ニックス・ムーヴィー/水上の稲妻 NICKS MOVIE / LIGHTNING OVER WATER (1980)」
で、ここでニコラス・レイを知る。当初ニコラス・レイとの共同で映画をつくることで進められていたが、癌の進行でみるみる老衰していくニック(ニコラス・レイ)を見ているうちにヴェンダースは続けていくことの困難にぶつかる。ニックに起るであろう死、それを見つめるヴェンダース、映画の構想、それぞれが複雑に絡み合ってフィクションとドキュメンタリーとの間をどちらにも落ち着かずにずっと行ったり来たりしている。ニコラス・レイからゆっくり出てくる言葉、映画のフィルムのまだ生き生きしている様子とは逆に、手持ちのビデオでとられたニックのあからさまな衰弱。人の死を見つめながらそれを撮っていくことの難しさ、それを作品にするヴェンダースの意義、作家としての姿勢、そんなことを深く考えずにはいられない。ビデオの映像をはさむときのブチッとした編集とそれによってつくられる独特のリズムもこの作品を特別なものにしている。
アキ・カウリスマキ監督
・「浮き雲 Drifting Clouds (1996)」
全然期待してなかったけど、面白かった。アキ・カウリスマキ監督って「レニングラード・カウボーイズ」のイメージでひとつも作品を見たことないのに、なんか寒いイメージを勝手に持ってた。今、恵比寿ガーデンシネマでやっている「過去のない男」でクレイジーケンバンドが使われていることからその偏見を解こうかなと思ってたところに、たまたまこの「浮雲」がやっていたので見たんだけど、イーね!曲がいい、俳優の顔がみんないい、話しがいい。どうってことないと思う人もいるかもしれないけど、自分的にぴったり。他の作品ではもっと希望がない感じで終わるものが多いらしいけれど、これは最後の最後でほっとできる。それで流れてくる音楽が全部いいタイミングでいい曲ばかり。ひとつも知らない曲ばかりだし、なんてジャンルかもわからないけれど、いい。久しぶりに笑いながら見れた映画。「過去のない男」ももちろん込んでないときみはからって見に行く。
フランソワ・トリュフォー監督
- 「あこがれ (1958)」
- 「大人は判ってくれない LES QUATRE CENTS COUPS (1958)」
- 「ピアニストを撃て TIREZ SUR LE PIANISTE (1960)」
- 「二十歳の恋 (1962)」
- 「柔らかい肌 LA PEAU DOUCE (1963)」
トリュフォーはみんなあちこちで言ってるし、短いものも多いから特に言うことはないけれど、実は今回まとめて見たこれらが自分の初トリュフォー。前からもちろん知ってたけど、もともとそんなに映画好きでもなかったし、なんか甘ったるそうな、いかにもフランスな名前が好きじゃなかった。これも偏見。
「柔らかい肌」はとても見ていて怖かった。こういうのわかるけどわかってない感じというか、他人事じゃない怖さというか。女の人冷める時ってあっさりしてるんだよね、ほんと。みんなじゃないと思うけど。「大人は判ってくれない」、「二十歳の恋」の少年もいい顔してる。
原一男監督
・「ゆきゆきて、神軍 (1987)」
これは前にも書いてたんだけど、スーザン・ソンタグとマイケル・ムーアがふれていたので無視できないくらい興味を持ってしまって購入。奥崎謙三!こういう人って本当にいるのだ。もちろん日本だけじゃない。アメリカのトップにもでかい面して居座って人を殺すのをなんとも思わない奴がいる。どこかからだも頭も構造が違うとしか思えない。奥崎謙三の全く出所のわからない自信と行動力は反吐が出るほどすごいものだ。そしてその強さで忘れてしまうけど、これをずっと撮り続けた原一男監督もまた並大抵の人ではない。
今、あちこち直してます。少しづつ変わっていく予定。
ここ書いてない間に映画も見まくってるのでそれもそのうち。






