

タイ料理が好きだ。シンハービールが好きだ。なのでタイに行きたい。今までで一番うまかったビールは2年前にサラエボから帰ってくる時、経由したバンコック空港で飲んだシンハービールだったと思う、きっと。
ただ、敵は我なり、自分はうまいタイ料理を食べると高確率でお腹を壊す。辛いものをこんなにも好きなのに、身体の方はどうも唐辛子を好んでないらしい... こんなに好きなのに。


タイ料理が好きだ。シンハービールが好きだ。なのでタイに行きたい。今までで一番うまかったビールは2年前にサラエボから帰ってくる時、経由したバンコック空港で飲んだシンハービールだったと思う、きっと。
ただ、敵は我なり、自分はうまいタイ料理を食べると高確率でお腹を壊す。辛いものをこんなにも好きなのに、身体の方はどうも唐辛子を好んでないらしい... こんなに好きなのに。
ここでも使っているRSSベースのアンテナ「RNA」が微妙にだけど、人によっては便利なアップデート。「 pre2.0b2」とバージョンこそ変わってないが、build 050408→build 050917となっている。
msanolog: [RNA] HTTPコード301 によるRSS移転に対応 によると、
SiteListに登録されたRSSをGETする際、レスポンスが「301 Moved Permanently」であった場合には、SiteListに登録されたURLを書き換えるようにした。
とのこと。実際Blolinesなどで見ていても、ブログのRSSフィードをMTなどが吐き出すものからからFeedBurnerに乗り換えて、301リダイレクトさせている人が結構増えているので、RNAをもともとの用途に使っている場合はなかなか便利。が、うちのように、自サイトコンテンツのマージ用に使っている場合はあまり関係がない...
忘れていた頃の、こういう微妙だけど気の利いたアップデートは結構うれしいですな。せっかくなのでアップデートしようかな。
気づくといろいろサービスが増えてる「はてな」。そのはてなのオリジナルコンテンツの「人力検索サイトはてな」の方もいい質問が出ると、急に「使える」ようになる。
というわけでこれ。
下記の様な「激しく使える」サイトを教えて下さい。
「面白い」とか「ちょっと使える」とかは要らないです。
え??これブックマークしてないの?
とか
え??こんなんあるんだ!!
的なむっちゃ「使える」サイト情報をお願いします。
http://webscan.jp/
http://whatever.say.jp/
http://www.ugtop.com/spill.shtml
http://www.mse.co.jp/ip_domain/
回答ってよりは「使えるサイトを紹介し合う」スタンスで参加して下さい。質問者:reosucker 質問ID:1126615307
これに、みんなが自分が「使える」と思うサイトを教えあってるわけだけど、この質問への回答一覧自体が「激しく使える」。いやマジで使えます。
そのなかからいくつかピックアップ。
もう帰国して1週間ほど経つわけですが、やっと時差ボケから解放された感じです。今回はウイーン→サラエボ→ベオグラード→ブダペスト→ベルリン→ベニス→ローマとトータルで2ヶ月弱もヨーロッパに居たわけで自分の中では一番長く日本を離れていたことになります。しかもその1週間前まではソウルに2週間。あっちにいる間はたまにからだ壊したりもしましたが、まあいたって健康だったのですが、やはり長期的な疲労がたまってて、日本に帰ってきて緊張がほぐれたので一気に疲れが出てしまったのでしょう。
まあ、でも回復。今回中欧をまわっていて自分の歴史についての無知さを感じてしまって、今ハプスブルグ家、神聖ローマ帝国、オスマン・トルコ、イタリア各都市の歴史なんかを1から勉強しています。中高の世界史で聞いた気がするんだけど、全然勉強してこなかったもので。でも少しずつサラエボ、バルカン、ハンガリー、トルコ、ドイツが繋がっていくのが面白い。
また、渡欧中はどうしてもニュースや話題に乗り遅れてしまっていたので、それも追いつく予定。でも自分のペースと時間は大切にしながら。
携帯(サラエボでパクられてから今無いまま)はさすがに無しじゃきついなー。
というわけでゆっくりと駆け足で紹介してきた今回のヴェネツィア・ビエンナーレ。それぞれの感想やセレクトはもちろん僕個人の好みや興味に拠るものですし、最初にことわった通り、それぞれの作品の権利は当然その作家にあります。ということを確認した上で全体の感想を。
正直な感想としてはまず「前回より金かかってなさそう」。もちろん、金かければいいわけではないし、作家の制作費やアーティストフィー以外の部分で無駄にお金が使われたりしてきたりという事実もあったりするようだし、今までの金のかけ方がどうかもわからないけど、会場構成があまり遊んでない印象。前回のArsenalは会場自体を床を上げたりしながら立体的に構成していた。映像の見せ方一つとってもあまり工夫が感じられなかった。
そして「ちょっとふざけ過ぎ、もしくは寒い...」。アートスケープで村田真氏も
いつになくタワケた作品が多いなあ、というのが今年のヴェネツィア・ビエンナーレの第一印象だ。タワケた作品とは、ウケをねらったり笑いをとろうとする作品のことであり、永続的な感動より、センセーショナルな刺激や一瞬の快楽に賭ける態度のことだ。
ヴェネツィア・ビエンナーレ2005 レポート 村田真
と冒頭で挙げているのだが、これには同感。もちろんそれで面白い作品もあるだろうし、その境界には好みなどもあるけれど、全体にそういう雰囲気を感じてしまうのはどうだろう。ばかばかしさがかえって話題のドイツ館なんかは真面目(!)な自分にはとても受け入れられるものではない。
さて、それではもうヴェネツィア・ビエンナーレには行く必要がないのか?というと...
冷房の効いてるパビリオンもあるものの、やっぱり暑いので会場内の特設カフェでビールを飲んだりしながら、無理をしないでゆっくり各国を巡る。
前回のベスト作品の一つはここイスラエルのものだった。今回はまるで違う飄々とした作品だけどこれも面白い。Guy Ben-Nerによる"Treehouse Kit"という立体と種明かし的な映像での作品だが、先に見せられた木の彫刻は実は組立家具をバラシてつくられた、ただそれだけのもの。主人公が真剣な顔つきで木をバラシて、組立家具を組み立てていく様子がなんともおかしい。最後にはちょっとしたオチまで。
この二人の映像、一見静止画だと思っていると、まばたきをし、それぞれの呼吸のわずかな震えのように触れそうで触れない距離をずっと保っている。何が始まるわけでもない、そのもどかしい感覚がかえってリアリティを感じてとても印象に残っている。
張られた水の上に上から吊られたスピーカー。そして流れる音とのサウンドインスタレーション。なんというか単純にかっこよかった。

今回の各国のパビリオンの中で建物へ一番「絡み」というか「責め」ていたのはこのオーストリア館。もともとがどうだったか覚えてないが、建物全体を包み込んで新しい外観に変えてしまっている。強引なくらいの構造を組まれた内部は自由に歩いたり、上ったりできるようになっていて、上方へ行くと隠されたパビリオンのもともとの屋根が見えたり、自分で窓を開けて、外を眺めたりできるようになっている。アーティストはHans Schabus。やっぱり会場や建物と積極的に関係を持っているものは面白いなと再確認。ただ中はとても蒸し暑い...
今度はGialdani公園内の各国のパビリオン。参加国のパビリオンは他にもいくつか市内にあるのだけれど、よほどベニスに詳しい人でないと、全部回るのは不可能。ビエンナーレのパンフ、カタログの不親切なマップではまず無理。前回は頑張ってほぼ回ったが、今回は時間に余裕がないこともあり、Giardaniしか見ていない。
タイトルは"The Quest"でアーティストは...読めないし、入力できない...
いろんなaspect(面、角度)からの探求のためのstruggle(もがく、あがく)の様相をそのままに、まとまりのない非常にゴチャゴチャした館全体でのインスタレーション。その「何でもあり」さが魅力的なのだが、これは好みが分かれるところかも。ひとつひとつが別に「何のため」の装置であるかは全くもって不明。それを許せるかどうかが分かれ目。個人的には非常に面白いと思う。
ベルギービール好きには並べられただけのDuvel瓶の不安定な床の上を歩くのがとても気持ちいい。

「洗練」とは全然対極のフレッシュな「勢い」を各作家にも館全体にも感じたのが今回の韓国館。しかしそれぞれはバラバラのようでいてお互いの作品や建物自体と密に関係性を築いている。複数のアーティストによるパビリオン自体の一体感、完成度では一番だったように思う。コミッショナーはキム・スンジュン。パチンコ玉の箱のようなプラスティック製のメッシュの赤い箱での館を増築したかのようなインスタレーション、一旦外に出ての膨らんだり萎んだリを繰り返す「ドラゴンフラワー」、室内のグラフティのような壁に直描きのドローイングなど。

なんとも不気味な「ひとがた」を並べてのインスタレーションはBalays kicsinyでタイトルは"An Experiment in Navigation"。シュールで異様なフィギュアが並ぶ空間がなんとも静かに感じられる。そのせいか中庭の四角く切り取られた青空の「ぬけ」がなんとも開放感があって気持ちいい。
溺れている映像の前へ実際に流れ落ちる滝からのマイナスイオン(?)がとても涼しくて長居したい感じ。正直な話し、真夏のベニスでは「涼しい」というだけで十分ポイントが高い。前回のアイスランド館、ルクセンブルク館なんかもそう。
THE EXPERIENCE OF ART
火曜日、今度はメイン会場のGiardani公園へ。ここでは上のタイトルの展覧会と各国のパビリオンの展示が行われている。国際展としての「ビエンナーレ」らしいのはやはりこちらか。前回もそうだけれど、GiardaniとArsenalは場所もあるだろうけれど、全体の構成の方向付けが明らかに違う。大ざっぱに言えば、巨匠やペインティングが多く秩序立った前者と、第三世界や若手が多く混沌とした後者。それはホワイトキューブと、倉庫という空間の違いに拠るところも大きいと思う。
というわけで、もう説明のいらないジェニー・ホルツァー。彼女の作品はそれこそあちこちでよく見てきているけれど、初めてきれいだと思った。
ベネチオ・デルトロ、ミラ・ジョヴォヴィッチといったハリウッドスターを贅沢に登場させ、昔のスペクタクル映画のリメイクの予告編(パロディ?)のような映像作品のフランチェスコ・ヴェッゾーリ。執拗に連呼される「カリギュラ!」。贅沢に有名なスターを使っているのがもちろん作品の面白さの大事な点だけれど、それを素直に認めてしまっていいのかな?という気も個人的にはする。一番コストのかかっている作品かも知れない。
南ア出身のキャンディス・ブライツは好きな作家の一人。日本でも2002年の「現代美術への視点 連続と侵犯(東京国立近代美術館)」でも紹介されている。
「クレイマー・クレイマー」などの映画から前後の脈絡、背景から切り離されたメリル・ストロープ、フェイ・ダナウェー、ダイアン・キートン、ジュリア・ロバーツ。反対側ではダスティン・ホフマンにハーヴェイ・カイテルにドナルド・サザーランド。それぞれはセリフを解体され、ただ滑稽なやりとりを繰り返すために再構成させるためだけにいる。そのサンプリングの面白さは上のフランチェスコ・ヴェッゾーリとは正反対のものだ。同じハリウッドスターを登場させるこの二人の作品の違いを考えるだけでも十分に面白い。
ちなみに02年の「連続と侵犯」の時にはカレン・カーペンター、アニー・レノックス、ホイットニー・ヒューストンをそれぞれ二人ずつ向き合わせて「YOU」、「I」だけ切り出してループさせていた。こちらもとても印象に残っている。
今回のペインティングの中で一番良かったのはフランスの彼の作品。ブラシストロークと、「混ざる」「重なる」「触れる」といった絵の具の性質をうまく使い、光を感じるオーソドックスな平面な作品。こういう場で期待しがちな「真新しさ」は全くないといっていいけれど、久しぶりに「絵」としてきれいな作品を見た気がした。会場の白い空間にとてもマッチしていた。
前回もそうだけれど、今回も映像が多い。ここまでもいくつかあるけれど、こういう場所でただ長い映像を何の工夫もなく見せられるのは本当に時間を搾取されている気がする。何かしらの入口を用意してくれていればすんなりと入っていけるのだが...
そんな流れに少し辟易している中、このシンプルな作品はとても印象的。白い砂を金属の櫛がゆっくりと回転しながらレコードのような溝を刻み続けていく。Zen Gardenのような静けさとマスマティカルな造形の美しさ。
嫌悪感を抱く人も多そうだが、自分的にはかなりハマったBlue Nosesのビデオ作品。はっきり言ってどれもふざけすぎなのだけれど、ステレオタイプなフェミニズムの作品に対しての強烈なアンチになっていて、そのシニカルさは痛快なほど。短いループの映像に早回しの高いキャッキャッという音声。
パンツを履いたままのSEXの真似事... 最初裸の女性が逃げてきて、何かと思うと次に今度裸の男性が追いかけてるかと思えばやっぱり何かから逃げていて、最後出てくるのは海で使うようなビニール製の空気で膨らますワニ... ピンに見立てた女性3人を自分が転がって倒すボーリング...
そんなくだらない映像が段ボールの箱の中に上から投影されていて、楽しそうな音声につられて箱を覗くとその光景である。それを見た瞬間の観客の反応がまた面白い。露骨に嫌悪感を現して目をそむける人、苦笑いするしかない人、じっと見入る人。子どもが楽しそうに見てたりするのはちょっと心配でもあるけれど。
さて、前のエントリーでの「Guerrilla Girlsがなぜ寒いか」にここで触れる。
ALWAYS A LITTLE FURTHER
ArsenaleでのExhibitionタイトルは上のものだが、全体には「女性」というテーマが流れている。
会場を入ってすぐ、Guerrilla Girlsの寒ーいポスター群に迎えられて今回のビエンナーレがとても不安になるが、その部屋の中央にあるこの巨大なインスタレーションに少し安心する。ポルトガルのアーティストである彼女の作ったこの大きなシャンデリアはなんと14,000のタンポンで出来ている。そのなんとも異様な美しさが今回のArsenalの展示をある意味で象徴していたのかも知れない。
Guerrilla Girsがなぜ寒いかは後で触れる。
南アフリカはケープタウンの作家Berni Searleのビデオ作品は、暗闇の中、広い野外にいくつもセッティングされた鍋が火にくべられているのをゆっくりと周りながら映像に収めている、ただそれだけなんだけれどなんとも美しい。火がパチパチというその赤さ、明るさを見ているだけでやっぱり人間は見入ってしまうものだと思った。プリミティブにきれいだと思った。
インドの作家。ステンレスの冷たい光沢がなんとも美しいインスタレーション。いくつものキャビネットに収められた鍋、パン、キッチンツール。女性の作品かと思ったらどうやら男性らしい。料理、キッチンというモチーフだけに、美しさの裏の強迫観念的なものが際立っている。
グレゴール・シュナイダーは完全にやってしまってる...カタログには穴あけてしまってるし、今どきの美大生だってもっとましなプレゼン作るよ。期待していただけにがっかり。
ヴェネツィア・ビエンナーレはメインのGiardani公園とArsenaleを中心に市内に散らばるいくつかの国のパビリオンや、関連(便乗?)するその他のイベント、企画で構成されている。メインの2会場はいいものの、他も全部回ろうと思うと入り組んだベニスの街中で途方に暮れるし、辿り着いてみたらショボくてがっかりというケースも多い。ちなみにGiardaniは月曜が休みでArsenaleは火曜が休み。これを考慮に入れないと短い滞在の場合は全部見るのが大変きついか、もしくは無理になってしまう。これは前回の経験で知っているので予定ばっちり。
さてメインの2会場での展示から気になったもの、面白かったものなどを取り上げていきます。
ベニスにドイツから鉄道で入ったのが月曜日の朝なので、部屋に荷物を置いたらクロワッサンとカプチーノのイタリア式な朝食をとり、10時のオープン直後に早速Arsenaleに乗り込む。
続く...
さて作品を紹介するにあたり、僕の撮影した写真を載せますが、その作品の権利は当然その作家にあります。写真も気持ち小さくしておきます。
ベルリンを後にして今度はイタリアはヴェネツィアへ。もちろん目的は2年に一回の現代美術の国際展「ヴェネツィア・ビエンナーレ la biennale di venezia」のため。
前回に続いてのビエンナーレ参りになるわけだが、ベネツィア=ベニスの街のイメージはこんな感じだ。大小の運河が街中を巡っているため、狭い路地の上の方に洗濯物を干している光景が印象的だった。そのインスタレーションっぷりと「どうやって干しているんだろう?」と。
ビエンナーレの様子については気になったものをいくつか挙げていきます。
ちなみに現在ドイツ鉄道「DB」がヨーロッパの各都市へのチケットを大キャンペーン中で、19ユーロから色々行ける。ちなみにミュンヘン-ヴェネツィアで29ユーロ。いつまでやっているか知らないけれど、間に合うならこれを利用しない手は無い。
それにしてもベニスの物価の高さには辟易する。食事もホテルも。そこそこに見えるレストランに入っても、がっかりさせられることもある。例えばアンチョビのスパゲッティ、味はまあまあだけど、茹で加減が最悪。アルデンテはとうの昔。サラエボの"Tavola"や"Vinoteka"の方が全然うまい。
そんな中でもわりとおいしかったのは、スパゲッティ・ボンゴレ。日本では白いものが多いけどイタリアにはトマト入りの赤いものも多い。こっちの店はぴったりの茹で加減だ。アドリア海に臨み、運河が走るヴェネツィアだからかやはりシーフードは安心出来る。観光名所のリアルト橋の近くに魚市場もあるので行ってみると面白い。
そして、シーフードのフライの盛り合わせ。イカにタコに貝に海老も大小、さらには手の長いのが殻付きで揚がっている。これにレモンをたっぷりと搾る!これにはワインもいいけどやっぱりビールが欲しくなる。
というわけで、ビエンナーレはまた次に。
やっぱりベルリンでも映画を見たいと思い、こちらでも公開されたばかりのヴィム・ヴェンダースの"DON'T COME KNOCKING"をPotsdamer PlatzのCINEMAXで。
「ベルリン・天使の詩」でブルーノ・ガンツが降りてきた広場の面影はもうすっかりない、観光スポットのポツダム広場で土曜の夜だというのに22:30~という最終上映回のせいか、人は全然いない。上映ぎりぎりにチケットを買ったにも関わらず、YUKIと正面中央の一番いい席で見る。
ヴェンダースが英語で作品を撮るようになってからドイツで人気がなくなった、という話しを思い出しながら本編をまっているとなんとドイツ語吹き替え!サム・シェパードもジェシカ・ラングもティム・ロスもドイツ語を喋っている...もちろん自分はドイツ語さっぱり。なのであまり映画の内容について感想らしいことも言えないのだが、少なくとも「10ミニッツ・オールダー」の時よりは全然良い。言葉がほとんどわからない分、カメラワーク、表情に集中して見れたのは良かったのだけど、どうしても最後の長台詞だけは何を話しているのか知りたい。
これもまたちゃんと見直さないといけない。
ベルリンで居候させてもらってるYUKIこと田口君がブログを始めたのでご紹介。
Spazieren
"spazieren"とはドイツ語で「散歩」のことらしい。
まだ始めて一週間くらいだが、今までの作品をガーッとアップしていたのでちゃんとWEB上にアーカイブが出来ている。しかも日本語と英語。ちなみにキャプチャ写真は彼の今年のサラエボでの作品。
この写真、僕が水平をとれていないわけではない。Jewish Museumをずーっと見てきた最後の方にある"Garden of Exile"という中庭。

ここは自分の立つ地面と迷路のように林立する柱が水平、垂直を微妙にずらされている。
ただそれだけで人間の身体というのはこうも居心地が悪くなるものか。
Judisches Museum Berlin (JMB)
Lindenstras 9-14, 10969 Berlin
そういえば「サラエボ・フィルム・フェスティバル」ではパレスチナ制作の映画を見たことなどを思い出しながら、この旅が予期していたものも、していなかったものも、奇妙な関係性と連続を持っていたことに気付く。

リベスキンドの建築の中を上から1階まで降りてくると、急に何もない静まり返ったスペースへ出る。そのまま奥へ進んだところに、Menashe Kadishmanのインスタレーション"Shalechet(Fallen Leaves)"がある。
今まで降りてきたフロアの高さ分の吹き抜け、薄暗い無機質なコンクリートの一角にはるか上の方から、下に敷き詰められた無数の鉄の顔に光が差し込む。

He requests that visitors walk upon the work. The title "Fallen Leaves" raises suggestions both of negative predestination and of hope for new life in the coming spring.
無数の顔を踏み歩き、金属のぶつかる音がコンクリートの部屋中に響きわたる。
ここに来るまでのフロアとの動と静の完璧なコントラスト。ここまではっとさせられるインスタレーションはそうはない。
ダニエル・リベスキンドによる斬新な建築の新館が目を引く"Jewish Museum Berlin"へ。その外見の斬新さはもちろんだけど、中も相当すごい。Jewish というのは、ユダヤ人、ユダヤ教のことで、ドイツにおけるユダヤの歴史を豊富な資料で展示しているのだけど、その内容もさることながら、情報のインターフェイスデザイン、インスタレーションがとても凝っている+遊んでいて、体験型の博物館として素晴らしい。インターフェイス天国インスタレーション王国。




「触る→動く→楽しい」という単純な関係性をデジタルもアナログも使って、情報を能動的に引き出させることに使っている。大変わかりやすいし、メッセージもその方がしっかりと伝わる。
例えば、左上の写真。歴史の時間軸を自分で舵をとって辿っていく。矢印の方向だけでなく逆に廻すことも可。右のヘブライ語の綴りはカレンダーをめくるように自分でちぎって、キーボードとトラックボールで入力して出てきたスクリーン上の「自分の名前のヘブライ綴り」を真似て書いてみる。

この夏のSICE05"Re_Cultivation"の報告とさらに展開させた作品制作を発表する予定のベルリンのGALLERY NORDへ、下見と打ち合わせ。U9のTurmstraseという駅の近く。広くてきれいで、道路側もガラス窓が大きくとられていて気持ちがいい。東京展の会場「アサヒアートスクエア」の約半分の広さだが、開放感があるのでまた違った面白い構成が出来そう。
スケジュールはまだ調整中ですが、こちらは来年の5月あたりに展覧会を行ないます。東京展は2月。併せてよろしくどうぞ。