March 2006 Archives

なぜサラエボか?

なぜサラエボか?
パレスチナのせい、テルアビブのせい。和解が可能な場所を見たかった。

アワーミュージック 王国2 煉獄

イスラエル人女性ジャーナリストのジュディット・レルネルはサラエボのフランス大使館で大使を前に自分に問いかけ、そう答える。

レルネル「私たちの集会に来てください。大使としてでなく、自由な人間として。昔と同じように。正しい会話でなく、単なる会話です。」

1943年ナチス・ドイツの占領下にあったリヨンで学生だった大使は、「ホテル・テルミニュス」で、ナチスに迫害されるユダヤ人の若いカップルを匿った。レルネルの祖父と祖母。


昨年日比谷シャンテ・シネ、名古屋シネマテーク他で公開されたゴダールの「アワーミュージック」が渋谷のイメージフォーラムで4/21までアンコール上映されている。

サラエボで撮影されたこともあり、昨年のカノーヴァンでのイベントの前に日比谷で見たのだが、それからずっと気になっていることがある。

「ゴダールはこの作品をなぜサラエボで撮らなければならなかったのか?」
自分の見てきた、そこにいたサラエボと、映画パンフレットに採録されたシナリオを頼りに少し考えてみようと思う(このエントリ中の引用はシナリオ及びインタビューでのゴダールの回答から)。

頑張らないワークショップ

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Petti060328-1

Petti060328-2こどもと一緒にワークショップをやっていて、一番嬉しい瞬間は「それまでの敬語が急にタメ口になった時」かな、と思ったりしました。

家でお母さんには「大人の人にはきちんと敬語で話しなさい」ときっと言われてるはずなので、ワークショップが始まったばかりのまだ緊張している時は、みんな遠慮をして敬語で話してきます。それがだんだんものを作ったり、描いたりに夢中になってくると、
「ねえ、紙粘土ない?」とか
「黄緑のきらきらどこ?」
「あそこにあるのじゃダメなの?」
「あれはミドリ!探してるのはキミドリ!」
なんて風になってきます。そうなればもう自分の中ではうまくいっているのです。

何かをしてあげないといけない、何かに導かないといけない、そんなワークショップは嫌なのです。

だから僕は頑張りません。

ゴミ箱を空にしてみた

Starflyer

遂に就航の始まったスターフライヤーの壁紙はこちらから。いい感じです。

.automealでのスターフライヤー「And Beyond」レセプションのこちらも。

飛行機は絶対窓側。

ブログはしばらく間をあけてしまうと、自分で次の記事のハードルを勝手に上げてしまって書きにくくなるな... 三週間も更新しないほど、常に忙しかったわけではないのです。そこそこです。なので、これ以上ハードル上げないうちに書いてしまおうかと。

結局修了制作について、まとまってるとは言えませんが、いろんな事と断片的に繋がって、でも連続はしていない。でも継続と持続はしている。そんな具合です。

去年の「サスティナブル・アートプロジェクト 2005 言の伝え」の公開ディスカッション(→言の伝え: 公開ディスカッション)の際、会場の方から

展示されている作品のどれを見ても「サスティナブル・アート」らしいものがないのだけれど、どうしてか?

と言った質問がなされました。その時僕は少し熱くなりながら答えたのですが、その時の事を思い出しながら、もう一度整理して少し書いてみます。

大学院美術研究科修了制作について。

修了制作とは

一般に芸大・美大の実技系の専攻においては、4年制学部の卒業時に卒業制作、大学院修士課程の修了時に修了制作の提出が課される。一般大学における卒業論文などにあたる。美大においても芸術学専攻などにおいては、提出は卒業論文など。専攻科によってはどちらでもよかったり、あるいは両方提出する必要がある。

修了制作:Baci di Dama

Baci-Di-Dama5000X5000X30 (mm)
441個の 焼き菓子 / dolce
2006/01/18 東京芸術大学大学院修了制作作品


Baci di Dama とは

baci はキス、dama は貴婦人で「貴婦人のキス」の意味を持つ、ピエモンテ州のトルトーナ(Tortona)の銘菓で、150年以上前から作られている。

名前の由来は「若い菓子職人が身分違いのレディとのbacio(キス)を想像して作った」とか「ヨコから見たふたつのビスケットの形が,レディらしいふっくらした唇に似ているから」など、諸説ある。

作り方

材料:

人参のピュレ
18kg
パプリカ(赤いもの)
1200個
薄力粉
16kg
バター
12kg
グラニュー糖
16kg
アーモンドプードル
30kg
チョコレート
8kg
  1. パプリカはオーブンで焼き、薄皮を丁寧にとる。熱がある程度とれたら、フードプロセッサにかけたあと濾し、人参のピュレと合わせる。人参のピュレが手に入らなければ、パプリカと同様に作る。
  2. ボールに薄力粉をふるい、グラニュー糖、アーモンドプードル、ピュレを入れて合わせる。そこに細かく刻んだバターを入れよく混ぜる。
  3. 全体がむらなく混ざれば、型に入れて冷蔵庫で一日寝かす。
  4. 寝かした生地を小さなボール状に丸めて、180℃に予熱したオーブンで10~15分焼く。
  5. チョコレートを刻んで、湯煎して溶かす。
  6. 焼いて冷ました生地と生地の間にチョコレートを挟む。

今回のBaci di Dama のレシピについては、京都『Divo DIva』西沢シェフの「Baci Di Dama Alla Carota Di Kyoto 京人参のバーチ ディ ダーマ」のものを参考に、展示の内容・形式、制約により多少のアレンジをしている。

修了の制作にあたり、今までの自分の制作態度と方法を再考、展開する必要がある。
そもそも自分はいつも何を気にして制作しているのか。何を選んできたのか。何を持って作品の成立とするのか。

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