March 2007 Archives

木村伊兵衛という透明な存在

木村伊兵衛の眼—スナップショットはこう撮れ!

見えるものも見えないものも含めて、彼にはわれわれを動かしている歴史に興味がなかったのだ。もし木村伊兵衛を批判しようとするなら、彼を貫く主題の欠如や社会的関心の希薄さを指摘することは容易である。

木村伊兵衛の眼』に収録の多木浩二の短い評論「日常という文化を撮り続けたまなざし」は上のような木村への批判の在りかをあらためて確認した上で、それでもなお木村伊兵衛という写真家と、その写真の意義について考察をよせている。

木村伊兵衛の写真というのは、ドラマチックでもなければエキセントリックでもない。凝った構図も見られなければ批評的に何かを暴き出そうともしない。他の著名な写真家に比べて「木村伊兵衛の写真」としてどれか一枚を即座に思い浮かべられる人も少ないのではないかと思う。

今日は花

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070329-2素敵なお花を頂いてしまいました。
みなさんどうもありがとうございました。

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4月10日(火)~12日(木)、東京国際フォーラムにて「アートフェア東京2007」が開催されます。

もしあなたがアートをコレクションしたいと思ったとき、ずっと探し求めているアートや、思わずひとめぼれしてしまうアートに出会える確率が日本でもっとも高い、大イベント。

【アートフェア東京】ART FAIR TOKYO

出展する98画廊の名前を挙げてみると、Taka Ishii galley、カイカイキキ、ギャラリー小柳、小山登美夫ギャラリー、シュウゴアーツ、SCAI THE BATHHOUSE、ケンジタキギャラリー、TARO NASU、西村画廊、ミヅマアートギャラリー、レントゲンヴェルケ、ワコウ・ワークス・オブ・アート... ときりのないくらい有名どころが集まっています(そして自分には縁のないところばかり...)。詳しくはオフィシャルサイトを。

平日の3日間のみの開催ですが、期間中に「ダイアローグ in アート」としてなかなか気になるトーク・シリーズが企画されていたりもしますので、興味と時間のある方は行ってみると面白いかもしれません。

「To je cukr.」これは砂糖です

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Cukr日本語でよめる初めてのチェコ総合情報誌CUKR [ツックル]』を取り寄せて読んでみたらとても面白かったので、ご紹介。これはチェコ好きによるチェコ好きのためのミニコミ誌なのですが、毎号80ページ!とボリュームもとても充実しています。

特集、連載コンテンツそれぞれ面白いのですが、なかでも「チェコを好きになってしまったある女の子の一例」が興味深いです。好きになってそこへ行く、あるいはそこへ行って好きになる。でもいいことばかりではなくて、辛いこともあって、でもやっぱり好き。そんな縁というのを見つけられるのはとても素敵なことだと思います。

タイトルの“CUKR”というのは、チェコ語で砂糖の意味。『CUKR[ツックル]編集日記: To je cukr.』によると、『チェコ語のしくみ』という本で

いちばん最初に出てくる例文が「To je cukr.」(これは砂糖です)。

だそうです。

チェコのビールが飲みたい。

Googleでテーマが選べる。

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Googleのパーソナライズド・ホームがテーマを変更できるようになっていました。と言っても、日本語の設定ではまだ対応してないみたいで、設定からインターフェイス言語を“English”に変更したら、テーマを変更するタブメニューがコンテンツ追加タブの隣に出るようになりました。このGoogle、なかなか新鮮です。しかもテーマ適用時にロケーションを入力するんですが、そこに“Tokyo”といれると、東京の天気に合わせてグラフィックが表示されます。“London”で試したらやっぱり曇天でした。

もう地味とは言わせない!ですね。

media / seven vol.2

Mediaseven Vol2

前号に続き、川口市立映像・情報メディアセンター メディアセブンの3ヶ月分のイベント・スケジュールガイドとなる“media / seven”の表紙のカバーデザインを担当しました。ちなみに前回はこちら。

春〜初夏らしさをイメージしながら小谷松さんのイラストを自由に組みました。第2号は2007年4月〜6月までのイベント企画の内容紹介についてで、より充実してきたワークショップ、映画上映、リテラシー講座等のスケジュールを掲載しています。

“media / seven vol.2”はメディアセブン及び、首都圏のアート・映像関係の施設・ギャラリーなどで手に入れることが出来ます。
よろしくお願いします。

「川口写真散歩」西口公園編

「川口写真散歩」シリーズ、第2弾はアーティストの須田悦弘さんを招いての西口公園編です。

ワークショップ
4/15(日)14:00~16:30
メディアセブンをスタートし、新緑の西口公園へまで写真を撮りながら川口の町を散歩します。
トークイベント
4/22(日)14:00~15:30
15に撮影した参加者の写真を講評しながら、当日の様子や作品についてなど話していただきます。

ワークショップの定員は20名、トークはワークショップ参加者も含めて80名までとなっています。詳しくはメディアセブンのイベント告知をご覧ください。

元スタジオ食堂の須田さんは植物を精密に彫った木彫作品でのインスタレーションを発表しています。

写真家の写真とはまた違った目線での川口、作品が見られることと思います。

先日よりメディアセブンで始まった「川口写真散歩 ワークショップ」。3/11(日)の若木信吾さんを招いての撮影行、朝方はあいにくの雨となりましたが、出発する昼頃には晴れ、雲の合間から青空がのぞき、きれいな光が差し込むなかなかにドラマチックな2時間半になりました。

今週土曜日3/24には講師の若木信吾さん(写真家)と進行の長澤章生さん(ファッションデザイナー)を囲んでトークイベント&講評会を行います。参加費無料、スナップに参加されていない方もOKですので、ぜひご参加下さい。

日時: 3月24日(土) 14:00~15:30
定員:80名(撮影会参加者以外の方もご参加いただけます。)
参加費:無料
会場:メディアセブン プレゼンテーションスタジオ
http://www.mediaseven.jp/
*当日の模様をライブ・ストリーミングします。
http://stream.mediaseven.jp/live101

Now Loading... 新しい始まりは...

私事ですが、この3月で今の仕事を辞めることにいたしました。
辞意を固めて伝えたのは1月半ばになります。細かいストレスや様々なタイミングの重なり、すれ違いなどもあるのですが、一番は自分自身がいつまでもコアをしっかりと持ててないことへの焦りが大きかったように思います。

限られた時間のコントロールが自分で全く出来ていない。出来ることと求められていること、出来ないからスキルアップしたいこと。短いスパンで考えなきゃいけないこと、もっと大きな視野で見ないといけないこと。本当はやりたい、行きたいのに「流れ」のせいにして後回しにしていること。作品を作れないこと。

考えれば考えるほど気持ちはまとまらなかったので、やっぱり決めてから動いてみることを選びました。しばらく準備をしなければいけないのですが、いい加減アレに向かって動きだすことにしましたので、その方面のみなさんもうしばらく待っていてください。

お世話になりました皆様、どうもありがとうございました。送別会でいただいた、うすはりのグラスは大切に酷使したいと思います。割ってしまわないように気をつけながら。

朝の築地場内市場へ

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朝早くから築地中央卸売市場の場内市場へ総勢7人のツアーを組んで行ってきました。久しぶりの築地場内市場はターレー(築地以外ではあまり見ない特殊な車両)が飛び交い、鮪はあちこちにゴロンと転がっていたり、糸鋸の親分みたいな切断機で切られていたりと活気に満ちていて、市場移転のネガティブな影響はあまり見られませんでした。
移転の詳しい話しはこちら。

僕は中学校2年までを築地で過ごしている「築地っ子」で自分のアイデンテティのある部分は築地で形成されていると感じています。

ラチとらいおん

ハンガリーの絵本作家で日本でもファンの多いマレーク・ベロニカさんの来日記念サイン会が丸善丸の内本店(OAZO)で4/7に行われます。

4月7日(土) 14時〜
3階児童書売場特設会場
要整理券 先着50名さま

絵本には詳しくないのですが、この「ラチとらいおん」や他のマレーク・ベロニカ作品が好きでハンガリー語を習い始めた方を知っていたので興味を持っていました。

絵本だったら、もう少し勉強したら原書を読めるかな。まだかな。

あゆみBOOKSのブックカバー

Ayumi-Books

本も本屋も好きなのでよく本屋に行くのですが、五反田にはデザイン関係、アート関係、人文関係、ウェブ関係がそこそこ揃っていて、夜遅くまでやっている書店が2店あります。あおい書店あゆみBOOKSで、ちょっと時間は確かではないのですが、夜は11時(12時になったっけ?)までやっているので、とても助かっています。

映画とマンガの「オールドボーイ」についてのメモや感じてたことの考察ですが、映画の緊張感に対峙しようと思って書く準備をすると他のことを書けなくなってしまいますので、ちょっとお休み(そういうの多い気もしますが... )。すみません。

フルクサスのもまだ書きます。きっと。

Oldboy-Summicron

不条理な15年(10年)の「監禁」のあいだ、食事は毎日中華料理店の出前で餃子と中華そば(もやしそば他)を与えられる。その間毎日食べつづけた餃子の味と、15年でただ一度奇跡的に紛れ込んだ紙片に読んだ店の名を頼りに、その店を、自分が監禁された場所を突き止めようとする。

餃子の味、舌の記憶

10年間食い続けた“中華”の味を忘れるものか

ねえ 餃子じゃなきゃダメなの?

そんなこともないが餃子ほど店によって味に特徴のある中華料理はない気がする
仕込みがいっしょならば誰が焼いても同じ味だろう

(原作)

原作者の土屋ガロンは「中華料理なら毎日食べても栄養のバランスは比較的とれるだろう」ということで、中華、それも餃子をキーに据える。ちなみにマンガ中では焼き餃子、映画では揚げ餃子を食べている。

Oldboy-Dumpling

オールド・ボーイ プレミアム・エディションパク・チャヌク監督の代表作にして復讐三部作の一つ「オールド・ボーイ」、その圧倒的な後味の悪さとやるせなさ、そして作品としての魅力について原作である日本のマンガ「オールドボーイ(土屋ガロン&嶺岸信明)」と対照させながら考えてみる。(以下、引用において無印は映画、“原作”はマンガ)

ちなみに初見は公開から大分遅れて昨年末。原作を先に読んだ。カンヌでタランティーノが云々、虎ノ門で井筒監督が云々というのを横目で見つつ、なんとなくタイミングが合わずにいたが、ここのところマンガ、映画ともに何度か見返していた。

90cm角の星の組み立て

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プティ・プワソン東京西徳州会病院で毎月一回行なっているワークショップで作り始めた「みんなのすむところ」の密度がだいぶ上がり、組み立て作業に入った。今までの経過はこんな感じ。

ここでの更新間隔が空いてる通り、僕が足を運べない月も多くなってしまっていたがその間も着々と進んでいて、久しぶりに対面したその四角いものはとても複雑な絵画空間になっていた。

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