February 2008 Archives

記憶に残るウェブサイト [ トップクリエイター10組へのインタビュー集] まだ読んでいる途中だが、前半の中村勇吾さん、長谷川踏太さん、エキソニモのウェブサイトと表現にまつわるインタビューがかなり面白い。
ちゃんとあらためてここに書きたいと思うけれど、とりあえず。

自分が何で今、ウェブの仕事をしているのかにも大きく関わるテーマだったりもする。
油絵、現代美術、メディアアート(?)... インスタレーション。場所の有限性とウェブの非限定性。装飾と構造。ストイック。整理。

中村勇吾さんの作品には数度ここでも触れた(Stolen Moments: WEB暴力。via 歴史教科書)。また .automeal でのんびりやっていた「偏食マッピング」というのの元ネタは長谷川踏太さんの『Web Designing』の連載からだったりする。

続きは次で。

gallery-ama01.jpg

千葉県御宿にあるギャラリーAMA。元々病院であったところを改装して私設のギャラリーとしている。オーナーは造り酒屋の岩瀬酒造。先代が海女の様子を記録していたものを常設展示している。展示室自体は小さいが、部屋に入る光とモノクロの写真、それに病院のライトという組み合わせはなかなか面白い。

先代の岩瀬禎之がローライなどで撮った海女の写真は今では見られない土地の記録として貴重なもの。御宿でも有数の歴史を持つ家という、造り酒屋の若旦那が海女の群れの中に入り込んで、その自然体を数多く収められたというのはキャプションとしても興味深い。

gallery-ama02.jpg建物自体もちょっと変わっている。話によると某有名建築の設計者の手によるらしいが、ちょっと調べたところソースは見つからなかった。

他の部屋も見てみたかったが、公開はしていない様子。ここの建物自体を使ったインスタレーションなんかもいろいろ出来そう。イメージはいろいろ出てくる。

iwanoi.jpg

酒屋なので、もちろん日本酒も購入。休日の急な客にも多くの試飲を丁寧にさせてくれた。その中でもせっかくなので、今年できたての「岩の井 純米生酒 無濾過 しぼりたて」を。他には1983年の古酒も購入。
写真後ろは、岩瀬酒造さんのものではなく、大多喜の道の駅にて購入した「銭神 純米大吟醸」。すごい名前だ。ほんの少しでも銭の神にあやかれれば。

日本酒といえば、昨年蔵開きに参加させていただいた取手の田中酒造さんの今年の蔵開きが3月9日に行われる模様。

と、まとまりのないエントリでした。

黒い犬、大小

boggy0224.jpg

久しぶりに会ったボギー。黒のラブラドール。まだまだ子供だと思っていたら、だいぶ大きくなっていた。だが中身は全然甘えん坊のまま。以前のタスマニア・デビルっぷりは若干収まったかな(しつけ教室に入っていた成果は?)。

boggy0224-2.jpgこの写真を見ると、ちょうど3年前の2005年2月24日とあまり変わらないようでもあるが、体の大きさは全然違う。

普段、会社で社長が飼っている黒いポメラニアンとは毎日接しているが、そのギャップが大きい。
前までは小型犬はあまり好きではなかったけど、ずっとポメラニアンを見てるせいか、小さい犬もそれはそれでありかなと思うようになってきた。


うちのラブラドールの写真は以下にもあるが、アングルとポーズがほぼ一緒なのはオスワリをさせて、マテをしないと室内でとても撮れないからなのです。

小さな鍵穴 Planar 50mm F1.4

silent dialog サイレント・ダイアローグ 見えないコミュニケーション

ICC ONLINE | サイレント・ダイアローグ──見えないコミュニケーション

わたしたちを取り囲む自然や環境はつねに変化しています.環境の変化とともに,そこに生息する生物のふるまいに注意を向けることは,同様にそこで生きるわたしたちにもたらされる何らかの作用や,ひいては,わたしたちと生態系全体との関係性を見いだすことにつながります.その意味で,わたしたちは,環境から絶えず何らかのメッセージを受け取っているのだ,と言うこともできるでしょう.

> はじめに サイレント・ダイアローグ──見えないコミュニケーション

鳥や植物、キノコといった自然環境からのメッセージ、アクションを先端の技術とメディアにより可視化、可聴化していく試みを集めている。

試みはどれも面白いのだけれど、実際のところそれが「視てわかる」「聴いてわかる」かというと、正直わかるものは少なかった。印象に残っているのは環境から切り離された「観葉植物」的な植物と大仰な装置と多くのモニターに映し出される確かに動いているらしいグラフばかり。

  • 生き物がいる - 触る - インタラクション

ここの間の「目の前の生き物のここにどう触ったから...」というようなものが足りない。センサーはただのトリガーなのか、データを渡しているのか。そこがもっと「見えて」きて欲しかったと思う。見えないコミュニケーションはやっぱり見えなかった。

作品として面白かったのはマイケル・プライムの《ハ、ハ!ユア・マッシュルームズ・ハブ・ゴーン?》暴力的な音と椎茸のアンバランスが面白いのと、実際に傷んでいる椎茸に展示空間中の人間以外の静物の中で一番「生」を感じた。

サイレント・ダイアローグ──見えないコミュニケーション
会期:2007年11月23日(金・祝)—2008年2月17日(日)
会場:NTTインターコミュニケーション・センター[ICC] ギャラリーA

iCon スティーブ・ジョブズ

スティーブ・ジョブズ-偶像復活スティーブ・ジョブズ-偶像復活
ジェフリー・S・ヤング (著), ウィリアム・L・サイモン (著), 井口 耕二 (翻訳)

2005年、Mac miniとiPod shuffle を発表するにいたるまでの、アップル = スティーブ・ジョブズの非公認ノンフィクション。

僕のいた研究室の助教授(現在准教授)は日本の美術家の中でも二重の意味でマックと関わりの深い人であったのだけれども、そこまでMac好きでもない自分がこの本を“今”読もうと思って手にしたのは、以下のブログの記事で、スティーブ・ジョブズの2005年のスタンフォード大学でのスピーチを観たのがきっかけ。

ここで、ゆっくりと一つ一つのことを話していく、スティーブ。彼がどういう風にアップルを創り、追われ、戻ってきて、そしていまに至るのか。彼がどういう人間なのか。もちろんそれは直接彼に触れ、振り回された人にしかわからないのかも知れない(もっとも彼のことを本当にわかっている人は1人もいないのかも知れません)。『iCon』で描かれるこれまでの言動からの見えてくる人間像と、スピーチでの速度、表情、リズムから見えてくる人間像。

Stay hungry, Stay foolish.

自分を動かすきっかけとなるもの、モチベーション、本との出会い、人との出会い。作家との出会い。作品との出会い。テクノロジーとの出会いもあるかも知れない。
彼のようになりたいとは思わないし、なれるとも思わないけれど、自分が社会の中で「大人」になってしまって、見えなくなってしまっていた「衝動」をいろいろ思い出させられた。

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