October 2008 Archives

アートスポット鳩やスタジオ vol.1

NPO向島学会の主催による、新しいスタジオプログラム「アートスポット鳩や」。そのvol.1の成果報告展に行ってきました。
写真や作品完成までの経過は鳩やのブログでご覧いただけます。

鳩やについてチラシから引用して紹介。

NPO向島学会では、鳩の街通り商店街・鈴木荘202号室を新たに<アートスポット鳩や>として活動的な若手アーティストを対象にしたスタジオプログラムをはじめることにしました
鈴木荘は、商店街の空き店舗対策として古い店舗兼アパートを改修し今年の春からスタートした鳩の街通り商店街の事業です
現在ここに、ショップ、クラフト、アトリエなど公募で集まった5組の入居者と向島学会が商店街の新規メンバーとして活動を行っています

向島は以前から現代美術製作所をはじめ、地域とアートの関わりの深い街。またその町並みは多くの建築のリサーチの対象にもなっています。
自分のなかでの向島のイメージというのはだいぶ前にブログに書いたティトゥス・スプリーのレクチャーと「季節の生ジュース カド」に作られているけど、今度ゆっくりとカメラを持って歩いてみたいと思った。

そんななか、決して広くはない鈴木荘の2階の小林作品はその密度とそれぞれの椅子の持つストーリーとの絡みが印象的でした。

nest-hole.jpg
作家の小林史子は次は11/14から府中のLOOP HOLEというスペースで "Nest-Hole" という展覧会を行います。
また違う空間で違う作品になるようです。

Nest-Hole
小林史子
2008.11.14 - 12.27
LOOP HOLE

INO ARTISTS VILLAGE オープンスタジオ2008

ino-openstudio.png

INO ARTISTS VILLAGE - INO ARTISTS VILLAGE OPEN STUDIO 2008
東京藝術大学と取手市が連携し、UR都市機構の協力により、取手市井野団地内のショッピングセンター一棟(7戸)を改修し、若いアーティストのためのスタジオとして運営されている、「井野アーティストヴィレッジ」が取手アートプロジェクト2008の会期に合わせて、オープンスタジオとして一般公開されるそうです。

学校を卒業したアーティストにとって、制作の場となるスタジオ、アトリエ(+機材その他)というのは作品自体のサイズを制限しかねない重要かつ深刻な問題ですが、東京芸大のある取手市が現役の学生だけでなく、その卒業生にもこういう場を提供して、アートと取手という場を結びつけようとしているのは、地域と作家の関係性にとって大変重要なことです。もちろん取手アートプロジェクトもしかり。

興味のある人は是非。

INO ARTISTS VILLAGE - INO ARTISTS VILLAGE OPEN STUDIO 2008
2008年11月1日(土)~16(日)
金・土・日・祝日公開 10:00~18:00
取手井野団地内ショッピングセンター(井野アーティストヴィレッジ)

同時開催;取手アートプロジェクト2008
2008年11月1日(土)~16(日)

桐生再演、14年目

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kiryusaien.jpg

桐生再演 Kiryu Saien 14

群馬県桐生市という場所で地域と関わり合いながら展覧会、プロジェクトを行ってきた「桐生再演」が14年目を迎えています。

数年来の往き来を経て、或いは初めてこの地を訪れ出会い、それぞれの形で自らを投じ活動を進める中で、作品制作や美術という枠の言語だけでは解ききれない命題に、それぞれが対面します。それらを見過ごさず、私たち自身の思考/行動を深めることで、自ずと作品や行為は変容を遂げてゆきます。

地域を一つの基盤に据えたアートプロジェクトというのは、それこそたくさん存在し、そして殆どが数年、数回のうちに終わっていく中で、毎年そして14年間と続いているプロジェクトというのはそう多くはありません。
「地域との美術を通して関わる」というのは思うよりもずっと難しく、地域住民との信頼関係を築くまでには多くの時間を必要とします。

桐生でしか作り得ないそんな展覧会、そしてまだまだ続くプロジェクトの断片がきっと感じられるのではないかと思います。

桐生再演 Kiryu Saien 14
10/4(土)〜11/3(月・祝)
公開日 土・日・祝
11:00-17:00
詳しくはWebサイトを参照

今年のイグ・ノーベル賞を見て

「笑える」けど普通に結構役に立つ、面白い研究結果が多いなと思った。

○認知科学賞:脳を持たない単細胞生物の真正粘菌が、迷路の最短経路を見つけることを発見した、中垣俊之・北海道大准教授、小林亮・広島大教授、石黒章夫・東北大教授、ハンガリー・セゲド大学のアゴタ・トス氏ら6人に授与。

CNN.co.jp:「コカ・コーラの避妊効果」研究にイグ・ノーベル化学賞

この粘菌の話はマンガ「もやしもん(参考:.automeal: 菌の見えるマンガ『もやしもん』)」でも登場するので知ってはいたが、今年の受賞ということで、比較的新しいニュースなのかなと思いちょっと検索してみたら、そうでもないらしい。平成12年付けでの発表記事がある。

こういう、いってしまえばマイナーな研究が一般レベルに浸透するのはなかなかすぐというわけにはいかないのだろうけど、そういうのをピックアップはずのイグ・ノーベル賞でさえ、発見して評価するのに8年もかかっているのですね。

本研究成果から、生物体で行われている物質レベルの情報処理方法が、この難問題の解法に対して新たなヒントになることが期待されます。また、今回の成果から導き出される原理は、時間的・空間的パターン形成に焦点を絞ることによって新しい機能を持った材料の設計指針を与える可能性を秘めています。

粘菌が迷路を最短ルートで解く能力があることを世界で初めて発見

これはあらためて、とても重要な興味深い発見だなと再発見。
ハンガリー人のアゴタ・トス氏という名前、今までの記事ではあまり名前を見ないのだが、どういう風に関わっているのか、共同研究をしていたのか、あるいは今年の他の受賞研究「コカ・コーラの避妊研究」のように、違う場所でたまたま同テーマで研究していたものがシンクロしたのか、そちらも気になる。

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