カテゴリー: sarajevo

  • 時間とツール、身体

    Screens

    もちろんサラエボには東急ハンズも世界堂もヨドバシカメラもキンコーズもない。ジョイフル本田もない。ただ、時間と場所と自分の身体はある。

    東京にいると便利なことはたくさんあるが、余計なものも多すぎて時間は案外無駄に過ぎていく。サラエボに慣れてしまった今では変に緊張することもなく、ただ時間をゆっくり、そして時々は早く感じることができる。

    作品を考えるにも作るにも、本当は場所と身体と時間だけあればいいのかも知れない。

    あとは、食べられる何か、か。

  • サラエボのフリーマーケット

    Flea-Market1 Flea-Market2 Flea-Market3 Flea-Market4

    サラエボ市内をトラムに乗って西へ、WISAという大きなスーパーマーケットの前で毎週日曜日に巨大なフリーマーケットが開かれている。絨毯、墓石、服、スニーカー、軍の放出品、携帯電話、便器、食器… とにかくなんでもごっちゃごちゃで、見てるだけでもなかなか楽しい。

    ここは人の顔もたくさんで、ムスリム、クロアチア系、セルビア系、ジプシー、中国人、インド人など近隣住民や観光客がたくさん集まってきている。人ごみなのでもちろんスリには気をつけないといけない。昨日もちょうど間抜けなスリに狙われた。トロいのでポケットに延びた手を捕まえたら足早に逃げていった。

  • 更新は ecto 頼り。

    Desktop-Ecto

    サラエボの一般家庭にネット環境はほとんど普及してないと思うが、CENTARと呼ばれる中心部には、ネットカフェはたくさんある。だいたい20分で1KM(70円弱くらい)で店によっては自分のノートからでもIPアドレスを入れてログインすることが出来る。回線は日本の環境に慣れてしまっているととても遅いけれど、とにかくここからでもネットに繋がる。

    いま暮らしている家には電話すらないので、ブログを更新したり、メールを読んだりするにはCENTARまで行かないといけないのだが、その時に重宝するのがブログクライアントソフトの"ecto"。先のソウルでもサラエボでもブログは全部 ecto で書いて、オンラインになった時にまとめて更新している。試用期間を越えると有料になるけれど、ノートであちこちからブログを更新する人には手放せないソフトになるはず。mac版から始まったけれど、今ではWindows版もリリースされている。

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  • 夜景、サラエボ市内に臨む

    Night-View

    南北二手を山に挟まれ、ミリャツカ川沿いに東西に延びるサラエボ市。この国、この街の抱えている全てのことを忘れてしまうくらいに、夜のサラエボは美しい。東京とは全然違う街の騒然、昼間の痛いくらいの日射、蓄積していく疲労、苛立ち。まあ、いっか。明日は明日。

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  • 何も起こらない日々

    Myfeet-1作品が全然決まらない。進まない。Empty House の3階、ずっと穴を見つめている。

    サラエボの滞在は作品制作、展覧会よりもいろんな国籍、大勢での、少しだけ特異な共同生活のなかでの経験の方が比重が大きい。もうこの一週間でも大変なことがいくつもある。

    会場の一つ、"Enpty House"の隣に住むおばあちゃんは何もかも気に入らないらしく、毎日機関銃のようにまくし立て、警察に通報する。もちろん許可は得てるし、警察ももう事情がわかってるのでただ面倒くさいだけなのだが、彼女は言う。「私は銃を持ってるのよ。」

    オーガナイザーの一人は日本で治療した奥歯の具合がとても悪くなり、あちこちの歯医者を回った後、救急病院で奥歯を砕き、抜いた。医者は終わった後に、「まるで戦争だったよ」。サラエボで歯は抜きたくない。戦争はその後の方が大変で、麻酔が切れた後、深夜にまたTAXIを飛ばして病院に再度駆け込まなくてはならなかった。

    昨日の金曜の夜、クラブを何軒か回ってる途中、駐車してあったベンツのエンブレムを折ったことが原因で酔っ払いと喧嘩になる。一緒にいたボスニア人は面倒を恐れて遠くの方でなにもフォローしてくれない。とりあえず場を収めた後、芸大で建築を勉強したいと言うサラエボの彼は言った。「あいつらはまるで野獣だから相手にしない方がいい。ポケットには銃を持ってるから気をつけないと。」

    素晴らしい日々だ。

  • サラエボの夏の日本人

    Dustbox

    サラエボでは毎年この時期になると日本人(とドイツ人とオランダ人)がごみ箱をあさってる光景を見ることが出来ます。ごみ箱には服、絨毯、おもちゃ…何でも捨ててあります。空気が乾燥してるせいか、意外に綺麗なものも。作品のためだったり、空き家をリビングルームに改装するためだったり、あちこちからものが集まってきます。絨毯は一度洗ってやると驚くほど綺麗。何かをこぼしたとか、穴が空いてるとか、焦げたとか、全然そんなことはない。なんでみんな捨てるんでしょうね?暑いからなのか?

  • 今年もベヒコ家

    ベヒコ宅先に入ってるメンバーから少し遅れて到着してみたら、今年の滞在先も2年前と同じベヒコ宅になってました。市内の中心部までバスを使って20分ちょっと。少し丘側に入っていく新興住宅地です。ここの1階から3階まで日本人もドイツ人もオランダ人も、男も女も30人ちょっとがぎゅうぎゅうに入ってます。このプロジェクトは展覧会だけでなく、このハウスでの共同生活も重要なコンテンツです。

    ベヒコの子供たちも2年経って少し大人になって、あんまり前のように遊んでくれません。
    この微妙な距離がこっちにいる間に縮まるかどうか…

    < この記事は以前"Web of Activities"に書いたものです。 >

  • またサラエボの地へ。

    Welcome to Sarajevo

    紛争が起こるなんてまだ誰も思ってなかったサラエボオリンピック当時に、選手や記者や観光客を迎えたこの看板は、それからのサラエボで過ぎた時間と一緒に今もここを訪れた人たちを迎えてくれる。

    さて、サラエボへ来るには、飛行機、鉄道、長距離バスといった手段がありますが、飛行機の場合直通はないので、ウイーン、ブダペスト、イスタンブールなどから来ることになります。鉄道の場合は、クロアチアのザグレブなどから。バスの場合はウイーンから来るのが一番いいかも知れません。ちなみにその場合、ウイーン-サラエボで40ユーロ。毎日1便、夕方にウイーン南駅からバスが出ています(前まで2便あったのですが、最近廃止になりました)。ちなみに写真の看板は鉄道のサラエボ駅のすぐそばで、バスのステーションも隣です。

    ガイドブックなどでは、ボスニア入国に関してかなり注意を要するように記述がされていたりしますが、実際はそこまで大変なものでもありません。もちろん用心するに越したことはないですが。

    < この記事は以前"Web of Activities"に書いたものです。 >

  • ボスニア製の電球。

    こっちで買った100W電球。フィラメントのところがなんかすごい。ここまでくると工業製品じゃないな。でもちゃんとつきます。この辺がこっちのおおらかさと言うかたくましさと言うか。

    < この記事は以前"Web of Activities"に書いたものです。 >

  • Re_Cultivation

    SICE2005 Re_Cultivation

    さて、今年のSICEのExhibitionはRe_Cultivationというテーマのもと、3会場で行われます。cultivationとは、耕作、栽培といった意味です。また養成や洗練といった意味も持っています。

    • Skenderija / スカンデリア
      ここはオリンピック当時の会場の一つだったところ。
    • Empty House / エンプティハウス
      British Council のすぐ裏(上)の、文字通り中に何もない空っぽの家。
    • Barake / バラック
      これは昨年度の会場だった通称”Living Room”。

    7月30日からそれぞれでプロジェクトはスタートしていきます。公式な展覧会としては8月12日~14日まで。

    サラエボまでどうぞお越しください。

    < この記事は以前"Web of Activities"に書いたものです。 >