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  • 魔女の宅急便の街

    朝6時くらいからビーチに人が来ないうちに4人で上松のパフォーマンスの手伝い、撮影をする。ユースのひどく質素な朝食の後、昨日と同じビーチに行って今度は戸田さんのパフォーマンスを開始。ゆっくり時間をかけてやるらしいので、旧市街の方へ歩いていくことにする。近くの島にはヌーディスト・ビーチもあるらしい。ここのビーチは普通のビーチだけどトップレスの人も少しいる。

    旧市街まで炎天下を歩き、ランチを食べる。オクトパスのサラダ、ムール貝のリゾット。美味しいけれど高い。イタリアとあまり変わらない値段。

    ドブロブニクは今回の旅の中では一番南だけあって、かなり暑く、陽射しが強い。ちなみにドブロブニクの旧市街は宮崎駿の「魔女の宅急便」のモティーフになったらしい。

    手持ちのクーナ(クロアチアの通貨)もつき、ドブロブニクも飽きてきたので、ビーチの近くでボーっとする。本当はもう1泊したかったのだが、ユースも、市内のほかのホテルも空室がないらしいのでまた夜行バスにてサラエヴォに帰る。クロアチアの祭日で、週末、夏休みなので町中かなりの人の数。

    p.m.10:30 ドブロブニク発。今回はボスニアに入国する際のパスポートチェックはひどく簡単。

  • しばし、サラエヴォを離れて、クロアチアへ

    サラエヴォ、ボスニアに限った事ではないが、不愉快な奴は必ずいる。我々に理解を示してくれ、よくしてくれる人たちがいるだけなおさら、怒りとともに失望を感じる。コミュニティに本当に入り込もうとする事は難しく、精神的にとても疲労する。

    p.m.10:30 バスにてサラエヴォを出発。クロアチアはドブロブニクに向かう。2時頃国境でのパスポートチェックに引っかかり、いくつか質問を受ける。列車で入国する際にボスニア側の担当官がスタンプを押さなかったのでその辺が引っかかっている模様。

  • とうとうサラエヴォだ

    a.m.6:07 ザグレブ(クロアチア)着。サラエヴォ行きの電車まで3時間弱あり。周りの人の顔がもう全然違う。BUREKなるものを食べてみる。パイの中に挽肉が入っている。

    a.m.8:58 ザグレブ発。同じコンパートメントで一緒になったカップルの男の方が何時間もひたすら彼女の耳元にしゃべり続けている。こんなによく話す男は初めて見た。

    p.m.5:58 サラエボ(ボスニア・ヘルツェゴビナ)着。長い道のりだった。郵便局で両替をしていると早速、戦災者らしいおばあさんに会った。

    TAXIにてアパートメントに向かうともう管理人の家族とダミエルが迎えてくれる(岩井君も合流)。草平がなかなか来ないのでダミエルがとても気を使ってもてなしてくれるが、電車での長旅で疲れている事もあってかなりいっぱいいっぱい。やはり観光地でお店の人やホテルの人などを相手にしているのと比べ、言語の問題は精神的な疲労が違う。

    草平とドイツ人二人(フロー、シビル)到着。

  • ベネツィア・ビエンナーレ Arsenale

    ARSENALE
    ・MONIKA SOSNOWSKA (Poland) ”UNTITLED(CORRIDOR)” installation
     パースペクティブのついた通路を設置。奥に行けば行くほど実際に狭くなっているので、すぐ向こうに見えているドアまでたどり着く事が出来ない。自分が大きくなっていくような錯覚にもとらわれる。子供が這って行くとかろうじて奥まで行ける。作品の構造自体はとても単純なものだし、誰もが一度は考えそうなものだが実際に体験してみると単純なだけでないなにかがある。
    ・MLADEN STILINVIC (Croatia) ”DICTINARY PAIN” tempera on paper
     一冊の辞書の破かれた全てのページ、各語の意味の箇所を白く塗りつぶし、全ての語の意味として”PAIN”をいちいち書き込んである。AからZまで全語。全て”PAIN”。一見地味な作品だが、旧ユーゴのことなどが一度頭をよぎると忘れられない。
    ・YANG ZHENZHONG (China) ”LET’S PUFF” video installation
     向かい合わせになったスクリーン2つ。街の映像(眼の高さ、歩く人々、車、建物)に向かって、反対側のスクリーンからずっと息を吹きかけ続ける。息を吹かれた街は少しだけ揺らぐ。

    (さらに…)