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  • 東欧のかわいいデザインたち

    東欧のかわいいデザインたち (単行本) 東欧のかわいいデザインたち
    チェコ・ハンガリーから届いた暮らしのかたち
    ピエ・ブックス

    あまりここで「かわいい」とか書かないのですが、これはハンガリー・チェコなので別。ただ「かわいい」だけでない、グラフィック・デザインとして秀逸なもの、気の利いている日用品のパッケージ、民族衣装や伝統工芸の刺繍柄など、アノニマスな魅力あふれるものたちが収められています。チェコ・ハンガリー好きにはおすすめ。デザインのヒント、ネタとしても使えるものが結構あると思います。

    チェコはボヘミアンガラスに、ハンガリーはヘレンドの陶磁器にカロチャの刺繍など伝統のある工芸品も多いので、あまり第二次大戦後の「旧共産圏」的な側面にばかり注目してしまうのも嫌ですが、高級品ではない、日用品がどのようなデザインと振る舞いで日常を潤していたかに考えをめぐらせて見ると、もっとこの地域への理解が深まるような気がします。

  • さて、それからこれから

    もう帰国して1週間ほど経つわけですが、やっと時差ボケから解放された感じです。今回はウイーン→サラエボ→ベオグラード→ブダペスト→ベルリン→ベニス→ローマとトータルで2ヶ月弱もヨーロッパに居たわけで自分の中では一番長く日本を離れていたことになります。しかもその1週間前まではソウルに2週間。あっちにいる間はたまにからだ壊したりもしましたが、まあいたって健康だったのですが、やはり長期的な疲労がたまってて、日本に帰ってきて緊張がほぐれたので一気に疲れが出てしまったのでしょう。

    まあ、でも回復。今回中欧をまわっていて自分の歴史についての無知さを感じてしまって、今ハプスブルグ家、神聖ローマ帝国、オスマン・トルコ、イタリア各都市の歴史なんかを1から勉強しています。中高の世界史で聞いた気がするんだけど、全然勉強してこなかったもので。でも少しずつサラエボ、バルカン、ハンガリー、トルコ、ドイツが繋がっていくのが面白い。

    また、渡欧中はどうしてもニュースや話題に乗り遅れてしまっていたので、それも追いつく予定。でも自分のペースと時間は大切にしながら。
    携帯(サラエボでパクられてから今無いまま)はさすがに無しじゃきついなー。

  • この40日で思うこと

    帰国しました。この40日ほど、サラエボでのプロジェクトを中心にヨーロッパをいろいろ見て回ってきていろいろ濃い経験をしてきました。日本を相対的に見ることもできたし、帰属と関係ない自分個人のこともいろいろ考えれたかな、と。まだ頭が時差ぼけというかいろんな情報を完全に処理しきれてなくてこっちに戻ってからは何もして無いけど、いずれその事をしっかりとまとめようと思う。日本を出る日から帰る日まで日記も欠かさず書いていろいろメモしてるしね。

    一つ感じた事を例に出せばやっぱり民族的なこと、宗教的なこと、人種的なことの問題というのは何をするにしても大きいということ。サラエボで生活をしているとそれを痛感せずにいられなかった。静かな中にも見え隠れするムスリムとセルビア人との確執。そしていろいろなレポートから無視をされ続けるジプシーたちの存在。そして難民がらみの問題やSARSの事で悪感情をもたれている中国人。中国人と見た目で区別できないので一緒にされる日本人たち。もちろんプロジェクトの中でだって価値観の差を痛感させられた。ドイツ人、オランダ人。もちろん個人個人それぞれで違うので全部同じようには言えないのは当たり前だけど、それはもっとお互いの理解が進んでからの事。日本人には日本人に共通の価値観、似た思考の傾向があって、クリスチャンには彼らの共通思考回路がある。どうしてもそれからは完全に逃れる事は出来ないと思った。

    (さらに…)