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  • アートという戦場、サラエボという戦場

    アートという戦場 ソーシャルアート入門アートという戦場 ソーシャルアート入門 / フィルムアート社

    SICE / Sarajevo International Culture Exchange の二人の作品が表紙のプラクティカ・シリーズ。

    アートは戦場か?サラエボは戦場ではない。

    戦場では早く帰りたいと思う。帰るところのある人間が、帰るところのない人間を撮る矛盾があります。

    <死>と向かい合う 亀山亮

    という写真家亀山さんの言葉に、はっとさせられる。

    ニーナは言っていた。みんな「サヨナラ」と言うけれど、わたしはここに残らないといけないの。だから「またね」って。

    Stolen Moments: サラエボを後に、Jazz、FIS..

    その亀山さんの章に入る前のページがニーナの写真なのは偶然か。

    貧しい人に惹かれているのではない。怖いものが見たい、撮りたいわけではない。森山さんが潜入取材みたいな感じで紹介されて、中途半端なお金をもらって納得がいかなかったのは何でだろうか?何に対してだろうか?

    今年の滞在の後半、いろんなことにうんざりしながら、それでもサラエボにいなければいけなかった、自分にそう思わせていたものは何だったろうか?
    サラエボで崩された東京のリアリティをまた積み上げながら、それをまだ考えている。

    サラエボは戦場か?

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  • Tokyo – Berlin 本の交換

    ベルリンにいるY.T. AKA mapping_yukiへ、日本の本を適当にセレクトして送ったのが、無事着いたらしい。

    東京とベルリンでそれぞれが適当に本をセレクトして交換しようという話になったのはサラエボでだった。適当に本を大体一万円くらいセレクトして相手に送る。誰かに本を紹介するのと違い、もう強制的に相手に送りつけるわけだ。でも、それを選ぶのは結構楽しい。全然読まれなくてもまた送り付けてやりますよ。

    というわけで、今回送ったものを少しピックアップ。

    アートという戦場―ソーシャルアート入門まずこれは絶対に送らなくてはいけない。この「アートという戦場」には、僕ら二人が関わっているプロジェクト"SICE"がとりあげられている。表紙もそう。出版されたのが今年のプロジェクトの最中で全員日本に帰ってから内容を確認した。当然ベルリンにいるY.T.はあっちで手に入らないので送る。

    実は僕自身、手に入れたのはつい最近。横浜トリエンナーレのショップにて購入。

    20世紀ドイツ史ユーゴスラヴィア現代史タイトルそのままドイツとユーゴスラヴィアの現代史。当たり前だけど、海外に長く滞在してみると、そこの歴史についてちゃんと知りたくなる。僕らは「周到な準備」よりも先に、とりあえず動いてしまうケースが多いので、その後に歴史がついてくる。でも、その方が「知りたい」欲と体験が先にあるので、覚えやすかったりする。

    ブログを続ける力彼は最近ブログを始めたのだが、どうもハマってきたみたいでほぼ毎日のように更新されている。ベルリンでの日常生活のディティールが妙に細かかったりでなかなか楽しみ。ちなみに彼のブログはここ。

    ブログのデザインカスタマイズの本も送ったのでそのうちリニューアルされるかも。

    「雨の木(レイン・ツリー)」を聴く女たち
    あと何か小説を送ろうと思ったが、これが意外と難しい。小説となると、好みも硬軟も様々。でもどうせならベルリンで1回読んで読み捨てられるものでないものがいいと思う。安部公房が好きだということは知っている。そういえば9月中旬に大江健三郎がベルリンで講演していた。というわけで大江のものから選ぶ。まあどれでもいいのだけれど、80年代のこれを。

    僕は中学の現代文の授業で「死者の奢り」に出会ってから、高校、浪人と大江の作品のほとんどを読みあさってきた。その中でも、「雨の木」を聴く女たちは、後に聴いた武満徹の「raintree」とともになんとなく(はっきりではなく)印象に残っている。

    mapping_yukiが気に入ってくれるといいが。

    さて、ベルリンから届くのはもう少し先になりそうだが、何を選んでくれるだろう?

  • フィルムアート社「アートという戦場」

    アートという戦場―ソーシャルアート入門最近発売されました「アートという戦場―ソーシャルアート入門(フィルムアート社)」にSICEの昨年までの活動が掲載されています。しかも表紙もSICE04の作品からです。ぜひご覧になってください。

    尚、今年の展覧会と活動の様子は、来年2月に東京、5月にベルリンにて報告展を予定していますのでお楽しみに。

    < この記事は以前"Web of Activities"に書いたものです。 >

  • 続・バッタを食べた。

    虫を食べる文化誌5月中ずっと、このブログの右側に載せていた梅谷献二さんの「虫を食べる文化誌」。以前ここで「バッタを食べた。」として記事に書いたお店にあった新聞の切り抜きでこの本を知り、すぐAmazonでポチッと手に入れた。その時の記事はこのブログにしては珍しく、たくさんリアクションをいただいた。

    現代の多くの欧米人は虫を食べることはあまりないのだが、「食虫習俗」にたいしてどういう反応をとるのだろう?と興味を持っていたところ、Flickr!にちょうど「虫を食べた」という記事があったのでしばらくその反応を見ていた。hans sさん(オランダ人)のmealwormsという写真なのだが(虫ダメな人は見ないように)、それに対する他の人のコメントを見ていると、まあちょっとした冗談として軽く受け入れられている。もっと嫌悪感丸出しのリアクションもあるかと思っていたけれどもそこはFlickr!というソーシャルな場だというのもあるかも知れない。

    「虫を食べる文化誌」の中で出てくる人類学者マーヴィン・ハリスの言葉に面白いものがあるので引用。

    欧米人が昆虫を食べないのは「昆虫がきたならしく、吐き気をもよおすからではない。私たちは昆虫を食べないがゆえに、それはきたならしく、吐き気をもよおすものなのである。」(板橋作美訳)

    ちなみに上のリンク先のFlickrの写真に撮られているのはアメリカ人がジョークとしてキャンディに入れていた「ミールワーム」である。

    虫が大好きだった少年たちはいつから虫を嫌うようになってしまったのだろうか?僕も今では虫が苦手なんだけれど、子供の時は昆虫図鑑が何より好きでマイマイカブリ、コオイムシなどマイナーでマニアックな虫を飼っていた。カブトムシはメジャー過ぎてあまり魅かれなかった。

    僕が「虫を食べてみたい」と思うのは、やはり興味本位からなのだけれど、その興味というのは味よりもそれを食べる文化、理由の方に向けてである。食べ物の違いは文化の違い、習慣の違い。そんなことでつまらない行き違いが起こってしまうケースに出くわすと、とても淋しく感じてしまう。

    世界の知らないどこかには、まだ食べたことがないものがたくさんあるって言うのはとても素敵なことじゃない?

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  • 吾妻 ひでお「失踪日記」

    失踪日記ここのところ、あちこちで静かな話題になっている、吾妻ひでおの「失踪日記」。不条理、SF、ちょいエロな漫画家、吾妻ひでおが家族と原稿を捨てて失踪してからの、何も起こらないようで充実した日々を綴ったノンフィクション日記なのだが、これがかなり面白い。失踪した吾妻はすぐに金も尽き、いわゆる「ホームレス」として暮らすわけだが、その暮らしのなかでの食事を吾妻に倣って拾ってみたい。

    失踪1度目の食事
    みかん(ワナの中のえさ)、野生?のダイコン、チーズ(ホームレスからかっぱらった)、天プラ油(デザート)、ビックリマンチョコ(シールを抜いた後の)、料亭の沢庵、うどん(タバコ、ライター入り)、ラーメン(1時間かかって生煮)
    失踪2度目の食事
    ブタ肉のアブラ身(ラーメンのスープとり後)、焼き肉(花見客の置いてったものを炭火で)…
    その後は肉体労働を始めるので普通に。

    吾妻の失踪もホームレスの食事も本当はマンガに描かれているような、楽しい笑い飛ばせるようなものでは決してないのだが、本人の以下の言葉の通り、あまり悲惨なものと捉えすぎないで一つのマンガとして、ノンフィクションとして、サバイバルガイドとして笑って読むのが礼儀。

    そういうのをギャグにしちゃわないで、パンツの中まで見せて、ドロドロした部分もさらけ出したほうが凄いとか言われがちじゃないですか。評論家とか、実作者でも。「作家たるもの」みたいなね。僕はそれ、絶対に違うと思うんです。それを一旦ギャグにして出すという、その辛さ、芸として見せることのほうがいかに大変なことかと思うんですけれど。

    「失踪日記」巻末対談

    確かに。そんな日々で雪景色や土から出てくるタケノコにはっとさせられる場面なんかはやワーズワースにも通じる(?)かも知れない。

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  • 金曜日から韓国に

    今年は日韓友情年2005という事で、いろいろなイベント、事業が準備されています。
    日韓友情年2005:フレンドシップ2005
    東京芸大でも韓国の弘益大学と7月にソウルのCOEXにて交流展を行います。
    金曜日より会場視察と相手側との顔合わせに行ってきます。今回は3泊でそこまで時間に余裕もないと思うので、あまり個人的に見て回るというのは難しそうですが、見たい所がたくさんあります。

    ART iT 季刊 アートイット Vol.2 - No.4 2004・Fall/Winter(第5号)

    去年出た「ART iT 季刊 アートイット Vol.2 韓国のアートシーン」をもう一度見ておく事にします。

    < この記事は以前"Web of Activities"に書いたものです。 >

  • 睡眠地獄ズ・ウェイク

    自分はどうやら思っていたよりからだが強くないらしい。ワークショップ入魂の二日連続徹夜がたたって寝込んでしまった。今年になってもう2回目になるのだけど、のどからやられて意識がもうろうとする感じ。熱はない。幸い前回病院にもらった薬が残っていたので、それ+パブロンと丸三日の睡眠、そしてそんな状態で作った自製の野菜&ハーブたっぷりスープでどうにか良くなってきた。

    フィネガンズ・ウェイク日曜日にはもう寝るのに飽きてしまったのだが、だからといって何かする体力はないので、こういうときこそ久しぶりにガーッと読書に耽ろうと思い、「フィネガンズ・ウェイク(ジェイムズ・ジョイス)」をとってみた。

    … …

    全然展開について行けない。何で名前がどんどん変わるんだよ!朦朧とした頭でセレクトするものではないな。おかげでまた寝れた。

    この何日かのいろいろな事の遅れを取り戻すにはまた無理しないといけないんだよな。これは一生そういうサイクルな気がしてきた…

  • ALTERNATIVES & ART iT

    オルタナティヴス―アジアのアートスペースガイド〈2005〉   ART iT 季刊 アートイット Vol.2 - No.4 2004・Fall/Winter(第5号)

    オルタナティヴス―アジアのアートスペースガイド〈2005〉」と「ART iT 季刊 アートイット Vol.2 – No.4 2004・Fall/Winter(第5号)」。今月と先月の”Flavor of The Month”。

    日本においてもそうだけれど、各地での現在進行形の動向については大箱の美術館ではとてもフォローできない。「言の問い」で参加(パネラー、作家)の”A.I.T(アーツイニシアティヴトウキョウ)“、”コマンドN“、WI-CANで紹介された”BankART1929“、”前島アートセンター“、夏のサラエボトークに来ていただいた”カノーヴァン canolfan“など東京だけでない、日本中にアートスペースはある。そして現在進行形でそれぞれ独自の企画、情報を発信している。アジアのあちこちでも同じ。中国、香港、台湾、韓国、インドネシア、マレーシア、フィリピン、シンガポール、タイ、ヴェトナム、バングラデシュ、インド、パキスタン、スリランカ、オーストラリア。

    ALTERNATIVES」は国際交流基金の企画によりそんなアジアのアートスペースが日本語と英語で収められている。「ART iT」は”REAL TOKYO“の小崎さんの手により、韓国の情報がさらに濃く収められている。どっちもセレクト、編集はかなり困難な作業だったと思う。

    must!

  • BLOG HACKS!

    BLOG HACKS

    話題の「BLOG HACKS」、アマゾンじゃなくリアルお店にて手に入れました。

    中身は...濃いです。PerlやApacheのことなどは自前のサーバーではない僕なんかには正直全くわかりません。ブログの見た目のちょっとしたカスタマイズ等に関しては、それこそいろんなブログで紹介されてきたので、MyblogjapanBLOG質問箱Bulkfeedsなんかで検索した方が用を済ませるには早いかも知れません。ただ、それ以上に、FOAFXML、RSS、各サービスのAPIなんかを積極的に利用したい人には手放せない一冊になると思います。

    自分もちょっとその辺りをもっと有効に面白く使ってみたいと思ってたので、ちょっとこれから勉強してみます。

  • フラッグ(透明見出し)

    postit.jpg

    いつも鞄の中とデスクの上にある物。これを切らしているか持ち忘れているとどうも落ち着かない。

    Post-it(ポスト・イット)フラッグ(透明見出し)

    ずっとシンプルな紙のタイプを使ってきていたけど、このフィルムタイプを使うようになってからはこれしか使わない。これを本や雑誌の気になるページに貼っていくと上部はこうなる。

    book.jpg

    いろんな情報がWEB上で手に入るようになっても本や雑誌のような実体のある文字メディアがいらなくなることは絶対に無いし、オンラインですぐ流行り廃る情報より、大事な情報はやっぱり活字の中にあったりする。
    情報を整理するのには本当は本に直接書き込んでいくのがいいのかもしれないけど、僕はどうしてもそれに抵抗があるし、該当ページを探すのは意外と大変。
    というわけでこれをぺたぺた貼っていくとその本が自分の中でどれだけ役に立っているかも一目でわかるスグレモノなのです。一個(20枚×6色)で300円ちょっと。高い?