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  • 2001年のボストン 6

    Boston06-Thumb

    もうここまでくると、直線のパースが全然繋がらないので何が何だかわからないが、これでもどこかを基準に合わせてはいる。もちろん撮り方やレンズなどでもっとちゃんと繋げられるのだが、この時はそんなこと全然わからないし考えもしなかったので。

    場所はハーバードのGSD. 建築、ランドスケープ、都市設計、デザインの大学院。院生の各アトリエ、デスクが斜面(スタジアム状)に構成され、各階の階層構造からもっと自由に行き来が出来るようになっている。このオープンさを絵画系の基本的に個室のアトリエに比べて、とても魅力的に感じたのを思い出した。研究室やゼミといった単位も無いそうだ。

  • 2001年のボストン 5

    Boston05-Thumb高いビルや現代的な建築が多く立ち並ぶボストンでも、中心から離れていくとこういう街並になる。

    こう距離の大きく異なる複数の写真を一枚に繋げると、アングルの問題でパースペクティブがおかしくなる。この見え方というか、収め方というのはセザンヌからブラックへと流れるキュビズム絵画の造形だったりする。

  • 2001年のボストン 4

    Boston04-Thumb

    大学の建物前、普段は広場のように何も無いスペースなのだけれど、そこに雪が積もると動線が見事に浮かび上がる。写真奥側の歩道サイドから各建物の入口までポイントとポイントを全て結ぶ直線。
    「はたして何本の直線を引くことが出来るでしょうか?」
    人間の動きは、時にはこんなにも簡単に視覚化されてしまうということ。

  • 2001年のボストン 3

    Boston03-ThumbCharles River のような大きな川でも寒いとこういう風に凍る。凍っている半分と流れている半分の差というのは何がどれくらい違うのだろうか。

  • 2001年のボストン 2

    Boston02-Thumb

    これはボストンの中心部からすぐ、Rowes Wharf(ローズ・ワーフ)。高くそびえるビルの圧迫感みたいなものは新宿を知ってる日本人には別にたいしたことは無いのだけれど、仮設の橋を挟んで隙間に立っている感じ、その視界というのは結構悪くない。

    写真をこうやって繋いでいくのは、もちろんホックニーの写真のイメージもあるのだけれど、単純に自分の手持ちのコンパクトデジカメのズームレンズのワイド端でも収められない視界を収めたいというところから来ているだけ。今だったら Photoshop を使えばパースや歪み、色調を揃えることだって出来るけれど、それではここに立っていた自分の感覚というのは少しも出ない。自分の視覚に入らない目の前の光景をもっと見るために、首を振り、目を動かし、目の前のものを見る。そんな当たり前のこと。

  • 2001年のボストン 1

    Boston01-Thumb

    2001年の3月。僕がボストンにいた1ヵ月、ひたすら歩き回って、写真を、メモをとった。他にすることもなかった。

    まだ写真にそれほど興味もなかった頃のもの。Boston Univ. の近くか。この年の冬は大寒波で Charles River の半分は凍っていた。晴れの日はほとんど無く、いつもこんな天気だった。