土曜日に日韓芸術交流展の打ち合わせで来日したアンサンスー氏を成田までお迎えに行った後、ミーティング前にギンザ・グラフィック・ギャラリーへ寄り道。電話でギャラリーに問い合わせた時は全然聞き取れなくて、「タナイエフ?デザイン会社?」てな具合。歩行者天国から一歩入ってみたら、「Chermayeff & Geismar Inc. 」のポスター。失礼しました。
チャマイエフ&ガイスマーの作品は企業のロゴなどでみんな見たことがあるはず。1950年代からの夥しい数の作品を見ながら、優れたタイポグラフィーの持つ魅力を再確認。CSSでそのままWEBデザインのヒントになるものもたくさんあった。地下で流れている"Logomotion"という映像作品は構成の新鮮さこそないものの、タイポグラフィーのミニマルなロゴがさらに分解されてメタモルフォーゼしていくその流れのスムースさにしばらく見入ってしまう。周りの壁にインスタレーションされた言葉の数々"Watching Words Move"の「一種類の書体と級数のみ」という潔さとともに、チャマイエフ&ガイスマーの一貫した仕事の数々を俯瞰できて面白かった。
チャマイエフ&ガイスマー展
Designing over four decades
2005年6月3日(金)~6月27日(月)
@ギンザ・グラフィック・ギャラリー
東京都中央区銀座7-7-2 DNP銀座ビル

右のように、ちゃんと拡大すると商品情報も出てくる。何でも自分の会社の福利厚生プログラムだそうだ。
ものがものなので、どれだけその形に興味を持てるかで展示自体の面白さもだいぶ変わって来るように思う。変に作為を持ってセッティングされたもの(網を重ねてアイスクリーム棒を挟んだりしたもの)より、無造作に置かれ、吊られたものの方が展覧会の意図も形態の面白さもわかりやすい=伝わりやすい。スイス製のゴム製ブロアーなど、明らかにアノニマスでないデザインの混入は展示を弱くしている。




