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  • インヴェーダー@雨の三渓園

    Sankeien

    雨の横浜本牧三渓園。大増水の中、造園工事の作業をしている人たちの横を傘をさしてインヴェーダーに会いに行ってきた。

    Invader1Invader2

    園内にある文化財の旧燈明寺本堂の中は乱雑、不穏、混沌としていて、その中に並べられたもののどれもが場違いである。2ケ、または3ケのそのものたちは本堂ない一面に敷き詰められているので、全貌を収めることは難しい。場所柄か、インヴェーダーソケットの作品としては珍しく音が出ていないけれど、雨に包まれた静かな本堂内はかえって異空間を作り出していたように思う。
    明日の21日(金)まで。

    Invader3インヴェーダーソケット&サービス インスタレーション
    in 三渓園 旧燈明寺本堂
    『2ケ、または3ケ』
    2006年7月18日(火)~21日(金)
    三渓園 SANKEIEN GARDEN http://www.sankeien.or.jp/
    横浜市中区本牧三之谷58-1
    (三渓園には入園料がかかります)

    ただいま三渓園では蓮の花がきれいですよ。

  • インヴェーダーソケット&サービス!

    インヴェーダーソケット&サーヴィス

    蓮の咲く頃、三渓園に侵略。
    インヴェーダーソケット&サービス

    物語は日常と照合されるべきであり、その手段は、つくられたものの中に身近なものを置くことだ。
    私は今回、かつての寺本堂に2000以上の小物をインスタレーションする。
    それらは2ケづつまたは3ケづつ特別な形で置かれる。

    美術家で音楽家のインェーダーソケットこと江川次彦は、芸大大学院に在籍していた当時、かの中西夏之からも多大な評価を受けていた独特の仕掛けとセンスのインスタレーションや、インプロヴィゼーション炸裂なライブパフォーマンスで知られる作家です。しばしの沈黙を破って展覧会のお知らせと作品集の案内が届きました。

    インヴェーダーソケット&サービス インスタレーション
    in 三渓園 旧燈明寺本堂
    『2ケ、または3ケ』
    2006年7月18日(火)~21日(金)
    三渓園 SANKEIEN GARDEN http://www.sankeien.or.jp/
    横浜市中区本牧三之谷58-1
    (三渓園には入園料がかかります)

    [写真作品集] 「インヴェーダーソケット&サービス
    (Amazonでも手に入ります。)

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  • フルクサスの共有財産

    一方、六十年代に多くの作家によって言葉で書かれたパフォーマンス(アーティストによる身体表現の総称)のスコアーは、現在、メンバーたちの共有財産同然になっている。このスコアーは、経済優先と著作権重視の社会において、フルクサスが残した、未だ枯れていない「神聖な泉」と言えるのではないだろうか?

    フルクサスとは何か? -日常とアートを結びつけた人々

    引用の冒頭の「一方」は、ジョージ・マチューナスがフルクサスの作家たちのコンセプトを具体化して作っていたマルチプルについての記述を受けている。

    一冊2,30ドルだったエディションが、彼が亡くなる直前には、250ドルになったと言って喜んでいた程度だ。それが彼の死後、市場ではその100倍以上の値がついていることを考えると、貧困のうちに世を去り、後になって作品が法外な価格で売買されていることを過去の多くのハイ・アートの作家たち、マチューナスが社会から排除すべき対象として攻撃した芸術家たちに、彼もまた、皮肉にも仲間入りをしたわけである。

    Youtubeで簡単に映像が見られるようになったつい最近まで、「フルクサス」と聞いてイメージしたのはまず、マチューナスによってデザインされ、パッケージングされた「キット」だった。そのいくつものバージョン、それぞれの中に含まれる小品の数々は「フルクサス」に集まった作家の作品やコンセプトをマチューナスが編集・デザインして社会に流通させようとしたものだ。

    「一方」によって、対称におかれているマチューナスのキットとパフォーマンスのスコアー。しかしその二つはやはり「フルクサス」らしい意味で共通している。

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  • 簡単なフルクサス予備知識

    いきなり「フルクサス」や「FLUXUS」だの言ってもあれなので、ちょっと簡単にですが「フルクサス=FLUXUS」の予備知識をまとめてみます。

    フルクサスって?

    FLUXUS
    浄化、連続運動、流れる水、溶解、腸の洗浄…

    デザイナーで建築家でもあったジョージ・マチューナスが、「フルクサス的」と認めたアーティストを組織したグループ。とは言っても、グループの性格は作家を束縛するような○○主義あるいは一定の方法論を根底に持つものではないので、緩い共同体の中で、作家同士や作家とオーディエンス、批評家やコレクターなども巻き込んだ作品を展開していた。

    音楽出身の作家やジョン・ケージのクラス出身が多いこともあり、パフォーマンスが重要視され、それらは「イベント」や「ギャグ」と呼ばれることも多い。作品のいくつかは先に挙げたYoutubeで今すぐにでも見ることが出来る。

    実験音楽・サウンドアートというページではフルクサス関連音源のガイドも。

    また正確にはメンバーではないけれど、フルクサス自体に影響の大きいジョン・ケージの代表作「4分33秒」も参考に。(残念ながら当時のものではない)

    ビデオ見るのが一番早いです。

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  • Youtubeで見られるFLUXUSとその周辺

    新しいメディア/フィールドとクリエイティビティ、社会との関係性を考えてみるために、FLUXUSを参照してみるのはいつだって有効なように思う。
    まずはYoutubeで見られるFLUXUS関係のビデオをリストアップ。11PMでのナム・ジュン・パイク特集なんて特に面白いので是非。

    フルクサスとは何か? -日常とアートを結びつけた人々フルクサスとは何か? -日常とアートを結びつけた人々
    塩見 允枝子 (著)

    今までもフルクサスは多くの展覧会や雑誌の記事などで取り上げられてきたが、実際にフルクサスの中でジョージ・マチューナスらと一緒にイベントをしていた作家自身の日本語によるテキストとして、昨年発行されたこの本は重要。オノ・ヨーコやヨーゼフ・ボイスに引っ張られない当時の記述はとても興味深い。

    この本からFLUXUSとアーティスト、クリエイティブ、作家性などについて少し考えてみます。

  • FlickrとCCとアーティスト 2

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    Uploaded on May 15, 2006
    by jakedobkin

    ここで最初のjakedobkinの写真にまた戻ると、彼の場合は街中のグラフや落書き、ストリートアートを写真に収めてアーカイブしているわけで、それぞれの作品はjakedobkinの手によるものではない。というか、本来のグラフは法的にアウトな中でのメッセージや絵の魅力と、そこに表れてくる作家性との間でのオリジナルとコピー、アノニマスのジレンマが大きな魅力であったはずだ。

    彼の場合、自分の足で集めたそのグラフの数は4,482枚にも及び(5/22現在)、その量と姿勢は一つのクリエイティブなカタチであるようにも思われる。

    サンプリング、リミックスという手法を軸に成長し、また音源の著作問題で一時大きな転換を迎えたHIPHOP。そのHIPHOPの中からこういう面白い試みもあった。

    「Copyright Criminals Remix Contest(著作権違反者によるリミックスコンテスト)」と呼ばれるコンテストは、非営利組織の「Creative Commons」が主催するもので、リミックス文化の促進と、Millerらが取り組んでいるような、自分の作品を合法的かつ手頃な価格で提供し、他のミュージシャンがそれらの作品を操作できるようにする活動の奨励を目的としている。

    ヒップホップがクリエイティブコモンズと出会う時 – CNET Japan

    CCライセンスは決して著作権の放棄ではなくて、権利の及ぶ範囲と条件を明確にしようというものなので、こういう可能性も考えられる。

    レコード業界が保有する過去の作品の巨大な宝庫をリミクサーに開放すれば、それらの作品の利用が莫大な経済的利益を生む可能性があることを同業界は認識すべきだ、と主張している。

    クリエイティブなこと、クリエイティブを妨げていること、著作者に有益なことって、本当は何でしょう?

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  • FlickrとCCとアーティスト 1

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    Uploaded on December 13, 2005
    by jakedobkin

    もしもし。
    flickr! には“Favorites”という機能があって、他の人がアップロードした写真のうちお気に入りのものをまとめてリストに入れておける。相手が“contact(mixiでいうマイミク)”でなくてもOKで、他人が“Favorites”に加えると本人には通知されるので、結構嬉しかったりする。

    左は僕のお気に入りの中でも特にお気に入りの一枚で、写真を撮ったjakedobkinのタグによると、ロスに描かれていたグラフらしい。いいでしょ。グラフィティにロス、髑髏という怖そうなイメージと「もしもし」のギャップ。

    flickr!ではその写真ごとについての権利をCCによって、本人が明記出来るようになっている。
    例えば上の写真の場合、“by-nc-sa”という権利が付されていて、

    BY
    帰属. あなたは原著作者のクレジットを表示しなければなりません。
    Non-Commercial
    非営利. あなたはこの作品を営利目的で利用してはなりません。
    Share Alike
    同一条件許諾. もしあなたがこの作品を改変、変形または加工した場合、あなたはその結果生じた作品をこの作品と同一の許諾条件の下でのみ頒布することができます。

    という条件を守れば、本作品を複製、頒布、展示、実演することができて、二次的著作物を作成することができるということになっている。

    今回自分のFavoritesからいくつか紹介しようと思ったけれど、CCライセンスを積極的に利用してるものは意外に少なかったので、もし興味あれば、ここからどうぞ。

    どれもお気に入りです。食べ物の写真が多いのは気のせいです。

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  • 路上日記/野村誠

    作曲家野村誠がロンドンの留学から帰り、思春期の都市「東京」で始めた鍵盤ハーモニカの路上演奏。その日記(96/6/20~99/4/10)とCDのセット。

    山手線のほぼ全駅に渡って、そこで知りあった人を巻き込みながら、雨の日も路上で鍵盤ハーモニカを吹く。反応のいい日も、悪い日も、楽しいハプニングも、嫌な思いも。道行く人たちと鍵盤ハーモニカをきっかけに始るコミュニケーションの様子はどれも面白くて、一気に読んでしまった。

    プロの作曲家である野村誠が、サザエさんのテーマ、イパネマの娘から武満徹、ベートーヴェン『テンペスト・第3楽章』まで知っている曲ならなんでも「鍵盤ハーモニカ」という子供のものと思われている楽器で演奏してしまう。

    なかでも中野駅北口でのおじさんとのやりとりは見物だ。

    お前たち、一体何なんだ?何のためにやっているんだ?宗教なのか!

    なんで、『サザエさん』なんだ。お前たちは、『サザエさん』の宣伝をしているのか。何なんだ、お前たちの主張は。

    野村はこう見えて、表現の幅の広い、いい楽器なんですよ。とサザエさんのテーマをおじさんに演奏する。

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  • そしてメールから 2000@aktions galerie

    そしてもう1冊。こちらは解説、略歴など英語でも併記してあるので助かる。

    UNDABDIE POST 2000

    4.Festival junger experimenteller Kunst
    2000年5月12日~6月12日@aktions galerie
    文字通り若い作家の実験的な作品を集めた展覧会。
    ハンガリーだけでなく、韓国や中国、日本の作家の名も。参加アーティストは Noam Braslavsky, Barbara Caveng, Attila Csorgo, EIKE, Ho Siu-kee, Mariann Imre, Sabine Jank. Ki-Heoun Jeoung, Martin Juef, Heinz Kasper, Karin Kerkmann, Julia Krewani, Reinhard Kuhl, Tilman Kuntzel, Antal Lakner, Ulrich Lepka, Ola Lewin, Holger Link, Kriszta Nagy, Hajnal Nemeth/Peter Land, Augusto Pacheco, Qiu Ping, Birgit Ramsauer, lepe B.T. Rubingh, Cameron Rudd, Iris Schieferstein, Tereza Mazuela Sequeira, Jun Shibata, Volker Sieben, Takahiro Suzuki, Uwe Trierweiler, Wiebke Maria Wachmann, Peter Welz, Kai Zimmer.

    下線がハンガリーの作家。EIKEはブダペスト在住。

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  • 90年代のハンガリー美術@ベルリン芸術アカデミー

    前のエントリで挙げたベルリンから送られてきた展覧会のカタログ2冊について2回に渡りちょっとだけハンガリー方面からフォロー。と言ってもドイツ語は全く読めないので、それなり。

    Kunst der neunziger Jahre in Ungarn

    Budapest – Berlin 1999
    1999年8月29日~10月17日@AKADEMIE DER KUNSTE(ベルリン芸術アカデミー)
    90年代のハンガリー美術の展覧会。参加アーティストは Imre Bak, levente Baranzai, Emese Benczur, Akos Birkas, Imre Burkta, Maria Chilf, Attila Csorg?, Roza El-Hassan, Peter Gemes, Gabor Gerhes, Joszef Hajdu, IPUT(Tamas Szentjoby), Gyorgy Jovanovics, Antal Lakner, Dora Maurer, Laszlo Mulasics, Csaba Nemes, Janos Sugar, Dezs? Szabo, Zoltan Szegedy-Maszak, Janos Szirtes, Tamas Trombitas, Gyula Varnai, Miklos Erhardt / Dominic peter Hislop.

    -以下追記あり-

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