タグ: hiphop

  • FlickrとCCとアーティスト 2

    146262497 A68753C72D M-1
    Uploaded on May 15, 2006
    by jakedobkin

    ここで最初のjakedobkinの写真にまた戻ると、彼の場合は街中のグラフや落書き、ストリートアートを写真に収めてアーカイブしているわけで、それぞれの作品はjakedobkinの手によるものではない。というか、本来のグラフは法的にアウトな中でのメッセージや絵の魅力と、そこに表れてくる作家性との間でのオリジナルとコピー、アノニマスのジレンマが大きな魅力であったはずだ。

    彼の場合、自分の足で集めたそのグラフの数は4,482枚にも及び(5/22現在)、その量と姿勢は一つのクリエイティブなカタチであるようにも思われる。

    サンプリング、リミックスという手法を軸に成長し、また音源の著作問題で一時大きな転換を迎えたHIPHOP。そのHIPHOPの中からこういう面白い試みもあった。

    「Copyright Criminals Remix Contest(著作権違反者によるリミックスコンテスト)」と呼ばれるコンテストは、非営利組織の「Creative Commons」が主催するもので、リミックス文化の促進と、Millerらが取り組んでいるような、自分の作品を合法的かつ手頃な価格で提供し、他のミュージシャンがそれらの作品を操作できるようにする活動の奨励を目的としている。

    ヒップホップがクリエイティブコモンズと出会う時 – CNET Japan

    CCライセンスは決して著作権の放棄ではなくて、権利の及ぶ範囲と条件を明確にしようというものなので、こういう可能性も考えられる。

    レコード業界が保有する過去の作品の巨大な宝庫をリミクサーに開放すれば、それらの作品の利用が莫大な経済的利益を生む可能性があることを同業界は認識すべきだ、と主張している。

    クリエイティブなこと、クリエイティブを妨げていること、著作者に有益なことって、本当は何でしょう?

    (さらに…)

  • Mercedes-Benz Mixed Tape 09

    Mixed-Tape-09

    メルセデス・ベンツが若いミュージシャンのショウケースとしてWEBサイトにて、毎回CD約1枚分程度のmp3をフリーでリリースしている。

    その"mixed tape"ももう9本目。そう言えば、最近はめっきりミックステープを買わなくなってしまったけど、こうやって新しい曲や知らないアーティストの曲に触れるのを、楽しみに待っている感覚は確かに"mixed tape"のものだ。上のイメージにあるように、ちゃんと自分でCDに焼いてカバーを付けられるようにPDFまで用意してくれているのがなんとも憎い。しかもカラーバーとモノクロの2バージョン。

    著作権に関しては個人での使用に限りフリーとなっている。また若いアーティストだけでなくて、ロイ・エアーズ(前回08)なんかも混じっていたりする。ジャンルは横断的だが、どこかベンツらしい雰囲気で大体どれもいい出来。まだ落としたことのない人は是非。Podcastにはなってないけど、PDFやサイトのナビゲーションなどトータルで気を配ってるところも素敵。

    今回の09は今のところ、"Boy And Girl" / Data MC、"Fast Train" / Esc feat. Vin Landersあたりが気に入っている。

    (さらに…)

  • TAGS OF THE TIMES 2.0

    Tags of the Timesタグ、タギングは急激にフォークソノミーのものとなってしまったけれど、少し前までは確かにヒップホップのものだった。イーストコーストvsウェストコーストなんて陳腐なビーフも落ち着き、いいものには東も西もないことにやっとみんなが気付き始めた頃、日本の MARY JOY レコーディングはアンダーグラウンドのアーティスト達の音を「タグ」としてリリースしていた。「アンダーグラウンド」もまだポーズではなかった。21世紀も現実のものになってきた1999年のこのコンピレーション、今でも自分の中では圧倒的な密度の息苦しいほどの存在感を放っている。

    俺の潜在機能用途は表面化せず、恐らく雑魚の中に紛れて動くのか、結末の定められたベテラン、軽快で敏感なネクサスだ、俺の3人チームが時間を止める為に戦う。自分の細胞は最高でもお前の家系の肉に過ぎない、人の創造した物と人の存在の融合体が分解する、しかし何故俺は計画を知らされなかったのか、これ以上耐えられるか!

    "Bladerunners(Company Flow mix)" El-Pのヴァースより(訳:訳島さん)

    アンドロイドは電気羊の夢を見るか? 自分の中のブレードランナーはフィリップ・K・ディックアンドロイドは電気羊の夢を見るか?」→リドリー・スコット「ブレードランナー」→MIKE LADD feat. COMPANY FLOW "Bladerunners(Company Flow mix)"で完結する。

    俺はオリオン座の浜辺で奴隷船が飛ぶのを見たんだ、火を吹きながら、、、

    (さらに…)

  • 音楽好きなブログ餅

    Flavor of the Day – 音楽好きなブログ持ちさんに33の質問に答えてみます。

    ハンドルネームとネット歴とブログ歴を教えてください。
    別になし。名前そのまま。ネットは2001年アタマから。ブログは去年の11月から。
    音楽大好きになって何年ですか?そのきっかけは?
    難しいけど、多分小学校4年くらいから(とすると16年くらい)。ピアノを習っていたのと、中学受験勉強のお供に家にほぼ揃ってた中島みゆきをずっと好んで聴いてた。他に好きだったのはP.P.M.。”パフ”とか。
    音楽関係とその他の記事の割合を教えてください。音楽関係はどんなこと書いてます?
    音楽関係が全体の7.5%。中身はほとんどHIPHOP絡みか、映画絡み。
    どんな音楽が好きですか?ジャンルでも何でもお好きに書いてください。
    HIPHOP、JAZZ、R&B。ロックのギターの音が嫌いなのでそれ以外のもの。インプロヴィゼーション感のあるもの。
    あなたの「無人島ディスク」を挙げてください。
    1枚だけだったら「Song Review」Stevie Wonder。3枚持っていけるなら次の2枚をプラス。「GUY」GUY、「IMITATION GOLD」あがた森魚。
    尊敬する、もしくは好きなアーティストを挙げてください。
    10年、20年続けている人全て。一人あげるならスティービー・ワンダー。
    音楽関係の仕事をしたいと思ったことはありますか?もしくはそういう仕事をしてますか?
    全くない。もっとしたいことがあるから。

    まだまだ続きがあります。読みたい人は続きをどうぞ。

    (さらに…)

  • Wale Oyejide なんて読むんだ…

    One Day...Everything ChangedOne Day…Everything Changed
    Flavor of the Day の rakutaro さんに教わりました。→こっち
    amazon で納期が遅いのは僕が在庫の最後の1枚を買ったからです。ごめんなさい。台風のせい(?)か頼んでから届くまで遅くて昨日の夜やっと届きました。

    とりあえず、昨日の夜の10時からうちではこれがずっとループしてます。なんというか、HIPHOPでこれだけ音楽的な”含み”、”拡がり”を持っている事に静かにやられています。最初 iBook のちゃちいスピーカーで聴いてた時は「うーん?」という感じだったんだけど、ちゃんとした音量&スピーカーで聴いてると「廻る度にいろいろ聴こえてくる」そんな感じです。ビートもしっかりしてるし、かなりアフリカ臭い。ライナーノーツでの、MF DOOM参加の”This isDedicated To”のあたりのコメントもぐっときます。

    こういう新譜が出てるとうれしいな。ステレオタイプのHIPHOPしか知らない人はこれ聴いたらちょっと考え方変わるかも。11曲目の”keep Pushing”とか多分普通に好きになる人多いんじゃないかと。わりと英語聴きやすいから、頑張ってリリック聴き取ろうとしてるけど、かなり大雑把にしかわかりません。自分の英語力なんてそんなもんです。

  • A Different Design / Yeshua dapo ED

    yeshua.jpg"A Different Design(2000年)" 。このサイトのタイトルの元ネタです。 この頃のILL BOOGIE発の12インチはどれもスリリングで、出るたびに買ってました。ちょっとカタログ見ると、"The World Famous Beat Junkies"(!) シリーズ、DJ REVOLUTION(!)、INSANE POETRY、MIKILL MIERS、RASCOの"BUSTIN’"など。名前だけ聞いても何かこう盛り上がってきます(自分だけ?)。この"A Different Design"もそのうちの一つで、コスリはDJ REVOLUTION。タイトルはもちろん、サビで「A Different Desーign!」って言い放ってる感じが好きで、ここでもサイトのタイトルに使っているわけです。「Think DIfferent」ですよ。

    deadly.jpg実は、ILLBOGIEで一番好きなのは、"ON DEADLY GROUND"です。
    同じトラックをMCとDJ、2組がそれぞれのスキルとセンスを競い合う、そのストイックなバトルコンセプトが最高です。1組目、PSYCHO of Insane Poetry & DJ RIP ONE、2組目、IRISCIENCE of Dilated Peoples & DJ BABU。甲乙付けがたいけど、自分はBABUに。(さすがに今は手に入りにくいと思うけど、amazon で視聴できます。音悪いけど、これが視聴できるだけでもすごい。)
    こっちのが好きだけど、さすがにサイトのタイトルに"ON DEADLY GROUND"と付ける勇気はなかった。

    (さらに…)

  • Dancing In Your Head / 資生堂ギャラリー

    Dancing In Your Head 小金沢健人(こがねざわたけひと)/資生堂ギャラリーを見た。
     →http://www.shiseido.co.jp/gallery/current/html/index.htm
    小金沢さんはベルリン在住のビデオアーティスト、今回の資生堂ギャラリーでの個展が日本で始めての個展になります。作品は3つ。そのうちの一つ、展覧会のタイトルにもなっている”Dancing In Your Head”がとても面白かったので、忘れないうちに。
     以下ウェブページより

     「Dancing In Your Head」は小金沢自身がワイングラスや調理器具、文房具や野菜など身のまわりにあるありふれたものを使って音(例えばワイングラスにワインを注ぐコポコポという音など)を出し、音楽をつくろうと試みた作品。ギャラリーの大展示室の3面にひとつずつ、全部で99×99×99パターンの映像をランダムに投影しますので、さまざまな音が違った組み合わせで響きあいノイズを発するような状態になります。うまくタイミングがあえば全ての音が一定のリズムを刻み、民族音楽やテクノミュージックのように聞こえたりするかもしれません。

    (さらに…)

  • The WONDER OF STEVIE 2枚

    stevie1.jpg stevie2.jpg

    最近、レコード屋、CD屋にめっきり行かなくなりましたが、新宿伊勢丹本館地下2階「bonjour records」にて2枚まとめて購入。HIPHOPと音楽を愛してやまないDJ SPINNA と BOBBITO が、スティービー・ワンダー関係を集めてMIX、それプラスノーミックスのオリジナルとの2枚組み盤、を2種類です。

    間違うはずはない。STEVIE WONDER スティービー・ワンダーとDJ SPINNA DJスピナは自分の中のヒーローです。ずっと。SERGIO MENDES & BRASIL’77 “SUPERSTTITION”!やTHE SPINNERS “IT’S A SHAME”など。ボビート自体は特に前に出てきてないけど、彼がたまに披露していたラップ結構好きでした。

    マスト!

  • Rahzel!!がTBS「Pooh!」で、

    The Roots ルーツでかなり熱くさせてくれたヒューマン・ビートボックス(を超えてるけど)のラーゼル Rahzel がなんと白石美帆がやっている「Pooh!」でライブでパフォーマンスしてたよ!いつも全然プーなんて見てないんだけど、たまたまTVつけたらもう驚き!イやあ、得したなー。みんなやられただろうな。

  • KILL BILL vol.2 / GZA

    KILL BILL vol.2 キルビル vol.2」だ。

    2と1とは自分の中では静と動。アクション要素などで言えば、2だって「静」では全くないのだけれど、「こんな映画は見たことない!」という感じは vol.1 の方が強い。もちろん周知のように当初は一本の作品として考えられていたものだし、どっちも、ヤクザ映画、日本のアニメ、マカロニウェスタン、カンフー...その他もろもろの既存の(タランティーノの好きな)映画を臆面もなく詰め込んだものだ。だけど、その集合体としてのそれぞれ一本の映画としてのテンションには差が感じられるんだな。

    内容については書かないけど、前半は正直退屈だった。構成が既視感を超えていなかった。だけど、後半には vol.1とは全然違う意味でやられるところがあった。かわいすぎて反則の「あの子」の登場と、「子連れ狼」のビデオを見るシーンでのシーン。音楽を担当している、RZA(WU-TANG CLAN)が過去にプロデュースしたGZA「Liquid Swordsのオープニングと全く同じだったからだ。

    「KILL BILL」にはそのような仕掛けがこれでもかと詰め込まれている。だから、結局それにどれだけ気付けるか、どれだけ素直に受け入れて楽しめるか、と言うことなんだろうな。それは「現代美術」なるものを受け入れる姿勢に似ている。難しいものを難しいように受け取らなくたっていいのだから。