ここで最初のjakedobkinの写真にまた戻ると、彼の場合は街中のグラフや落書き、ストリートアートを写真に収めてアーカイブしているわけで、それぞれの作品はjakedobkinの手によるものではない。というか、本来のグラフは法的にアウトな中でのメッセージや絵の魅力と、そこに表れてくる作家性との間でのオリジナルとコピー、アノニマスのジレンマが大きな魅力であったはずだ。
彼の場合、自分の足で集めたそのグラフの数は4,482枚にも及び(5/22現在)、その量と姿勢は一つのクリエイティブなカタチであるようにも思われる。
サンプリング、リミックスという手法を軸に成長し、また音源の著作問題で一時大きな転換を迎えたHIPHOP。そのHIPHOPの中からこういう面白い試みもあった。
「Copyright Criminals Remix Contest(著作権違反者によるリミックスコンテスト)」と呼ばれるコンテストは、非営利組織の「Creative Commons」が主催するもので、リミックス文化の促進と、Millerらが取り組んでいるような、自分の作品を合法的かつ手頃な価格で提供し、他のミュージシャンがそれらの作品を操作できるようにする活動の奨励を目的としている。
CCライセンスは決して著作権の放棄ではなくて、権利の及ぶ範囲と条件を明確にしようというものなので、こういう可能性も考えられる。
レコード業界が保有する過去の作品の巨大な宝庫をリミクサーに開放すれば、それらの作品の利用が莫大な経済的利益を生む可能性があることを同業界は認識すべきだ、と主張している。
クリエイティブなこと、クリエイティブを妨げていること、著作者に有益なことって、本当は何でしょう?



自分の中のブレードランナーは
"A Different Design(2000年)" 。このサイトのタイトルの元ネタです。 この頃のILL BOOGIE発の12インチはどれもスリリングで、出るたびに買ってました。ちょっとカタログ見ると、"The World Famous Beat Junkies"(!) シリーズ、DJ REVOLUTION(!)、INSANE POETRY、MIKILL MIERS、RASCOの"BUSTIN’"など。名前だけ聞いても何かこう盛り上がってきます(自分だけ?)。この"A Different Design"もそのうちの一つで、コスリはDJ REVOLUTION。タイトルはもちろん、サビで「A Different Desーign!」って言い放ってる感じが好きで、ここでもサイトのタイトルに使っているわけです。「Think DIfferent」ですよ。
