投稿者: Kei

  • 千羽鶴のインスタレーション

    Cranes

    ドイツのハイナの作品。文化交流的なプロジェクトで「折り鶴」はベタな感じもするけれど、ライティングとインスタレーションが綺麗で、夜のうす暗い Barake にとても映えていた。日本メンバーが教えた「折り鶴」をオランダ人もボスニア人もドイツ人もミーティングの合間や空いた時に折り続け、千羽鶴を完成させた。

    ハイナはキャラがたってて、いつも誰かに真似されていた。この展示の搬出の日と帰国の日が重なっていて、鶴を千羽外しているうちに思ったより時間がかかってしまい、誰にも挨拶を告げずに帰っていってしまったのが彼らしい。

  • 贖罪のヒツジキャンディ

    Redemption01Redemption02

    オランダ在住アメリカ人の若妻ベジタリアン、ジェシカのパフォーマンス。裁縫で作った羊のぬいぐるみが吊るし上げられ、お腹を割ると中から沢山のキャンディが飛び出してくる。

    プロジェクトが始まった頃に日本人がやった「すいか割り」にヒントを得ているのだが、なんとも残酷というかキッチュ。「どんなベジタリアンだよ」とも思ったけれど、自分が今まで出会ってきたベジタリアン達より食べ物に対してリアリティを感じる。彼女は「動物がかわいそう」というわけではなく、単純に体質的に肉・魚が食べられないらしい。だから作る料理も貧しいいわゆる「菜食主義者です!」的なものでなく、手が込んでバリエーションに富んでいる。もちろんおいしい。

    虫を食べる話になったら、小さい時は歩いている蟻をつまんでは口に入れていた、とあっけらかんと告白してくれた。「とってもスパイシーだった」そうだ。

  • Barakeの夜

    Barake01 Barake02

    Barake03サラエボのアーティストグループ"Barake"のメンバーを中心に展示されている、その名も"Barake"というスペース。ここは昨年のプロジェクトにより活用されるようになった場所。ここでもオープニングにふさわしいイベントが行なわれた。

    みんながライターで灯を点した道をステージに、ベリーダンス?のショーとサラエボ人デザイナーによるファッションショー。サラエボはスタイルのいい女性が多いが、ダンサーとモデルはさすがにさらにすごかった。野郎どもはみんなフラッシュをたいてシャッターを切りまくり、流しそうめんとはまた違う熱気で盛り上がった。

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  • 流しそうめん@Empty House

    Nagashisomen01
    Nagashisomen03Re_Cultivation オープニング巡回ツアー、Empty Houseでは流しそうめんパーティ!準備でいっぱいいっぱいになりながらも始まってみれば大盛況。ドイツ人もボスニア人もオランダ人も「流れるヌードルを掬って食べる」という前代未聞の体験を大変楽しんでくれた。暗い家の中での写真なのでいまいち熱気が伝わリにくいのが残念。

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  • Re_Cultivation start!

    サラエボでの"Re_Cultivation"展、昨日始まりました!詳しくは写真付きで書きますが、とにかく昨日は面白かったです。Empty Houseでは、雨樋を使って流しそうめんパーティ、Barakeではサラエボのデザイナーによるファッションショーなど、オープニングにふさわしいイベントが目白押しで、大盛況でした。今までの自分が関わってきた展覧会の中でも一番いいものになったと思います。

  • 時間とツール、身体

    Screens

    もちろんサラエボには東急ハンズも世界堂もヨドバシカメラもキンコーズもない。ジョイフル本田もない。ただ、時間と場所と自分の身体はある。

    東京にいると便利なことはたくさんあるが、余計なものも多すぎて時間は案外無駄に過ぎていく。サラエボに慣れてしまった今では変に緊張することもなく、ただ時間をゆっくり、そして時々は早く感じることができる。

    作品を考えるにも作るにも、本当は場所と身体と時間だけあればいいのかも知れない。

    あとは、食べられる何か、か。

  • サラエボのフリーマーケット

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    サラエボ市内をトラムに乗って西へ、WISAという大きなスーパーマーケットの前で毎週日曜日に巨大なフリーマーケットが開かれている。絨毯、墓石、服、スニーカー、軍の放出品、携帯電話、便器、食器… とにかくなんでもごっちゃごちゃで、見てるだけでもなかなか楽しい。

    ここは人の顔もたくさんで、ムスリム、クロアチア系、セルビア系、ジプシー、中国人、インド人など近隣住民や観光客がたくさん集まってきている。人ごみなのでもちろんスリには気をつけないといけない。昨日もちょうど間抜けなスリに狙われた。トロいのでポケットに延びた手を捕まえたら足早に逃げていった。

  • 更新は ecto 頼り。

    Desktop-Ecto

    サラエボの一般家庭にネット環境はほとんど普及してないと思うが、CENTARと呼ばれる中心部には、ネットカフェはたくさんある。だいたい20分で1KM(70円弱くらい)で店によっては自分のノートからでもIPアドレスを入れてログインすることが出来る。回線は日本の環境に慣れてしまっているととても遅いけれど、とにかくここからでもネットに繋がる。

    いま暮らしている家には電話すらないので、ブログを更新したり、メールを読んだりするにはCENTARまで行かないといけないのだが、その時に重宝するのがブログクライアントソフトの"ecto"。先のソウルでもサラエボでもブログは全部 ecto で書いて、オンラインになった時にまとめて更新している。試用期間を越えると有料になるけれど、ノートであちこちからブログを更新する人には手放せないソフトになるはず。mac版から始まったけれど、今ではWindows版もリリースされている。

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  • 夜景、サラエボ市内に臨む

    Night-View

    南北二手を山に挟まれ、ミリャツカ川沿いに東西に延びるサラエボ市。この国、この街の抱えている全てのことを忘れてしまうくらいに、夜のサラエボは美しい。東京とは全然違う街の騒然、昼間の痛いくらいの日射、蓄積していく疲労、苛立ち。まあ、いっか。明日は明日。

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  • 何も起こらない日々

    Myfeet-1作品が全然決まらない。進まない。Empty House の3階、ずっと穴を見つめている。

    サラエボの滞在は作品制作、展覧会よりもいろんな国籍、大勢での、少しだけ特異な共同生活のなかでの経験の方が比重が大きい。もうこの一週間でも大変なことがいくつもある。

    会場の一つ、"Enpty House"の隣に住むおばあちゃんは何もかも気に入らないらしく、毎日機関銃のようにまくし立て、警察に通報する。もちろん許可は得てるし、警察ももう事情がわかってるのでただ面倒くさいだけなのだが、彼女は言う。「私は銃を持ってるのよ。」

    オーガナイザーの一人は日本で治療した奥歯の具合がとても悪くなり、あちこちの歯医者を回った後、救急病院で奥歯を砕き、抜いた。医者は終わった後に、「まるで戦争だったよ」。サラエボで歯は抜きたくない。戦争はその後の方が大変で、麻酔が切れた後、深夜にまたTAXIを飛ばして病院に再度駆け込まなくてはならなかった。

    昨日の金曜の夜、クラブを何軒か回ってる途中、駐車してあったベンツのエンブレムを折ったことが原因で酔っ払いと喧嘩になる。一緒にいたボスニア人は面倒を恐れて遠くの方でなにもフォローしてくれない。とりあえず場を収めた後、芸大で建築を勉強したいと言うサラエボの彼は言った。「あいつらはまるで野獣だから相手にしない方がいい。ポケットには銃を持ってるから気をつけないと。」

    素晴らしい日々だ。