カラオケの先生とボーリング


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土曜日に今年の3月までお世話になっていた職場の歓送迎会。オープン前から一緒に働いていた2人の送別会と新しく入る2人の歓迎会というわけ。自分は先にそこを去っているわけだが、その場で一緒に飲んで話せるというのはとても良い時間だった。

で、ここからはボーリングの話。

ボーリングというのは、とても簡単なスポーツで目の前のピンを120本倒せばいいだけなのだけれど、実際に120本倒せる人はそう多くない。100本倒すのに30分で十分な人もいれば、20年かかっても60本が限度な人もいる。G!と褒められ、○が増えるばかりで一向にピンと関係ない人もいる。

以前「表現活動と法 Arts & Law」で書いた糸井重里の話しをもう一度。

その時「アーティストはどうやって食っていけばいいのか?」という問いに糸井氏が「バイトをして食っていけ」とはっきり言ってくれたのが逆に頼もしかった。歌が好きだったらカラオケ屋でバイトしているうちに、カラオケの先生になって、もっと歌がうまかったらそのうち冠二郎みたいにいつかデビューできるよ。

いやだ、そんなの。
ボーリングはセンスとか才能とかが全てだと思われがちだが、そんなものよりも「続けられる才能」の方を自分は信じる。それはカラオケの先生をしてればいいというわけではない。カラオケの先生をしててもピンは倒れないから。ただプロボウラーになるために、ボーリング場で働いたことがあるという経験はきっと役に立つはず。ボーリングのレーンだけを見ていては、その周りのボーリング場は見えない。須田さんと藤さん、森山さんの作家としての強さには、一社会人としての経験があるということも関係があるのだとしてみよう。

「好きを貫く」というのは、「好きなことをしてただ漠然と時を過ごす」とか「嫌なことをしないで安逸な時間を過ごす」ことを言うのではない。それとは対極にある「厳しい意識的で戦略的な営み」を長く継続してはじめてたどりつける世界である。「好きを貫く」ことに意識的で戦略的でなければ、きっと流されて「好きを貫く」ことから遠ざかっていってしまうだろう。

My Life Between Silicon Valley and Japan – 「好きを貫く」のはそんなに簡単なことではない。意識的で戦略的でなければ「好きを貫く」人生なんて送れないよ。

まあ、また一緒にお酒を飲んでボーリングでも。お互い先を見失わないように。

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