DVDがAmazonマーケットプレイスでもヤフオクでも異常な価格で取引されていたビクトル・エリセ。再プレスを待ち望むファンがたくさんいましたが、やっとニュープリントによるニューマスターで出ます。 ビクトル・エリセ DVD … Continued
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自分でない誰かの物語 / 自分の物語
カンナミ・ユウイチの生きた時間。クサナギ・スイトの生きる時間。
それは物語の外部である自分たちにはフィクションであるけれど、彼らの生きている時間は誰のリアルで誰のフィクションなのだろうか。
決して乗り越えられない存在。リアリティのために必要なショーとしての戦争。
映画『スケッチ・オブ・フランク・ゲーリー』
映画の中で、それまでの美術館の外観からスーッと中へ入り相似するような印象を持つ彫刻作品にカメラを向けるシーンがあるのだが、その作品の作者のリチャード・セラとフランク・ゲーリーの関係に興味を持った。
ハンガリー出身のアーティスト・写真家・映画監督
よく「ハンガリーのアーティストって誰がいるの?」と聞かれるのですが、正直有名どころだとヴィクトル・ヴァザルリ Victor Vasarelyくらいしか思いつきません。
別冊CUKRとDPZ「チェコに、おばけを探しに」
別冊CUKR [CUKR] をWEBから注文したらすぐ届いたので楽しく読んでいるところです。CUKRは『「To je cukr.」これは砂糖です』でも紹介した通り、日本語でよめる初めてのチェコ総合情報誌なのですが、創刊号・2号は現在売り切れです。というわけで、編集部がその内容+アップデートしたものが『別冊CUKR』というかたちでリリースされています。
自由と監獄、孤独と復讐 「オールドボーイ」1
もう何度見たかわからないくらい繰り返し見た「オールド・ボーイ」。カンヌでタランティーノが云々、虎ノ門で井筒監督が云々というのも横目で気にはしていたが、実際に初めて見たのは昨年末。原作のマンガを先に読んだのだが、映画と原作では多くの点で違うものの双方とても魅力的だった。
JIM JARMUSCH EARLY COLLECTION
ジム・ジャームッシュの初期3作品『パーマネント・バケーション』『ストレンジャー・ザン・パラダイス』『ダウン・バイ・ロー』が再発されました。
初回版アワーミュージックDVD
ちょっとフルクサスの話を一休みして、ついに昨日発売になったゴダールの『アワーミュージック』のDVDについて。その初回版がなかなか嬉しい出来になってるのでご紹介。
『アワーミュージック』のサラエボ
なぜサラエボか?
なぜサラエボか?
パレスチナのせい、テルアビブのせい。和解が可能な場所を見たかった。
アワーミュージック 王国2 煉獄
イスラエル人女性ジャーナリストのジュディット・レルネルはサラエボのフランス大使館で大使を前に自分に問いかけ、そう答える。
Paradise Now, Sarajevo Film Fes
観光客が一番多くなるのが「サラエボ・フィルム・フェスティバル」の開催期間前後だ。いつもはグレーで暗い街もなんだか華やかに浮き足立ってくる。出品作品はボスニアはもちろん近隣のセルビア・モンテネグロ、スロべニア、ハンガリー、チェコ、トルコなどと日本の監督も数人とジム・ジャームッシュ作品や「カンフー・ハッスル」なんかもある。