虚数のことを imaginary number というけれど、虚数に限らず、すべての数は想像上(イマジナリー)なのかもしれないね」
…今作ではピタゴラスの定理、素因数分解から複素平面、そしてフェルマーの最終定理まで扱っているのだが、実はどれもが繋がっていて、別のものだと思っていた二つ(あるいは三つ)のことが同じものの別の側面だというのを発見する、そんな一冊。
…花火のシミュレーションというものがあるんですが、たしかに火薬が弾けてそう散るのはわかるんだけど、私たちがいっている花火というのは、日本の湿気の多い夏だとか、浴衣を着た体験だとか、そういうことと視覚的なものがいっしょになって花火なんだと思うんですよ。
book
「記憶に残る」「触る」リアリティ- 『記憶に残るウェブサイト』
ここでインタビューを受けている作家の多くはいわゆる「WEBデザイナー」ではなくて、ウェブだけで完結しないものであったり、ウェブの体験や関係性などを時にはテクノロジーや「メディアらしきもの」さえ使わずに実際の空間の中で扱っている。
インタビュー集『記憶に残るウェブサイト』
まだ読んでいる途中だが、前半の中村勇吾さん、長谷川踏太さん、エキソニモのウェブサイトと表現にまつわるインタビューがかなり面白い。 … 自分が何で今、ウェブの仕事をしているのかにも大きく関わるテーマだったりもする。 … 場所の有限性とウェブの非限定性。
iCon スティーブ・ジョブズ
『スティーブ・ジョブズ-偶像復活』ジェフリー・S・ヤング (著), ウィリアム・L・サイモン (著), 井口 耕二 (翻訳) 2005年、Mac miniとiPod shuffle を発表するにいたるまでの、アップル = スティーブ・ジョブズの非公認ノンフィクション。
ソーシャル・ウェブ入門を読む
「ソーシャル・ウェブ入門—Google、mixi、ブログ…新しいWeb世界の歩き方」滑川 海彦技術評論社ちょっと遅いけれど、ソーシャル・ウェブ入門を読了。
ニンテンドーDS 文学全集で読書
DSの新しいソフト「DS文学全集」を購入。パッケージや広告では「あらすじ機能でお手軽読書」が大々的に謳われているので誤解を生んでいそうだが、もちろんあらすじだけでなく、全文を読むことができる。
青いmicroformats本
Microformats: Empowering Your Markup for Web 2.0
内容としてはmicroformatsの前段階としての狭義の“Web Standards”なマークアップから入り、それぞれの解説、簡単なリファレンス。そして多くをそれぞれのスタイリングのチュートリアルに割いているのが意外だった。
『数学ガール』を読んで諸々(学ぶこと)
数学に限らず、何かを学ぶことに対しての苦手意識というのは、本当は納得できていないことを「公式だから」とか、授業の進行だからとかでちゃんとクリアにできないまま進んでいくことに原因があるというのはよくある話し。そこを要領良くスムースに通過できてももっと先で、その本質への理解度というのはずっと影響してくる。
コンセプトのデザインとプレゼンテーション
もう1ヶ月前になりますが、6月23日に多摩大学大学院の「コンセプトデザインの方法論(紺野 登教授)」という授業の『未来の書店のコンセプトを考える』という回にゲストとして参加させていただきました。
カタログ "Rachel Whiteread: Transient Spaces"
作品が作品(石膏を使った巨大な彫刻というか、建造物とも言えるインスタレーション)なので一つの作品の制作過程の記録がほとんどで、その分これまでの作品に対しての論述やそれまでの美術史中の作品との面白い比較がいくつもなされている。