映画『BORAT ボラット』

栄光ナル国家カザフスタンのためのアメリカ文化学習ボラット』を見てきた。

映画秘宝のポッドキャスト「町山智浩のアメリカ映画特電」の第7回昨年11月26日配信分で町山さんの話を聴いてからずっと興味を持っていた“BORAT”。その内容から日本での公開は無いものかとあきらめていたのが、いつのまにか普通に無事に?公開されていました。

知らない人のために断わりますが、本当に冗談のわからない人や下品なのがダメな人は映画も上のリンク先も見ない方がいいです。またポッドキャストではかなり内容を話してしまっていますので、そこもご注意。

さて映画はとても面白かったのですが、内容の細かいところは事実関係もあまり詳しくないのでパンフレットと町山さんのポッドキャストに任せますが、この映画を笑えるかどうか、笑っちゃいけないと思うかどうか、それでも笑ってしまうかどうか、この笑いの裏にアメリカ社会の問題への告発を見るかどうか、いろいろあると思いますが、それら全てへの「踏み絵」として大変怖い映画だなと思いました。

ひとつ確認しておきたいのは主演のボラット役サシャ・バロン・コーエンはユダヤ系イギリス人のコメディアンであるという点です。モンティ・パイソンのメンバー(参考:パイソン・エアウェイズ モンティ・パイソンって、なに?)など多くの才能を輩出しているケンブリッジ・フットライツの公演にも参加していたことがあるそうです。

という辺りに抵抗がない人には是非見て欲しい映画です。ちなみに映画の内容もスタイルも異なりますが、やはり思い浮かぶのはマイケル・ムーアの一連の作品。僕は『The BIG ONE』『ボーリング・フォー・コロンバイン』はそのメッセージ性、批評性だけでなく映画として好きですが、『華氏911』はまず映画としてダメでした。華氏911はマイケル・ムーア自身の傷みというものが全く伝わってこなかったからです。新作『SiCKO シッコ』の公開が全米で昨日から始まったようですが、こちらはどうでしょうか。

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