アサヒペンタックスS2スーパー


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xxxのカメラ、20世紀クラシックのトップなどを少し更新しました。カメラにはハッセルを追加。

135mmスーパータクマーのレンズを分解清掃した。これは借り物。smcの135mmは持ってるけれど、smcだとコンタックスへのアダプターが装着できないので、これを借りたのだ。しかしレンズ内部には少しカビが生えてたので、きれいに清掃することにした。レンズを開けるのは初めてだったけど、詳しいホームページを参考にしイメージトレーニングもしていたので、玉に傷つけることもなくカビも跡形もなく消え去った。見違えるようにきれいだ。勢いで、アサヒペンタックスS2スーパーも調整しようとチャレンジしたのだけれど、どうしてもはずせないナット(フィルムカウンターの台の部分)があって無理せず今日は引き下がった。

S2スーパーは母が使っていたらしく、前から家にあったものだ。父はニコンを使っていたことがあったらしいが、残ってはいなかった。
高校生くらいの頃、カメラといえばプラスティックのコンパクトカメラか写るんですで十分だったけど金属製の古いカメラがなんだかかっこよく見えたことがあって、露出のことなどまったく知らなかったけれど、たまに使ってみた。モノクロのフィルムを入れて自分の部屋の窓から定点撮影で季節の変化を追ったり、ホックニーを気取ってコラージュする事を考えてパノラミックに撮影したりした。写真家なんてアラーキーと篠山紀信しか知らなかった。露出はなぜかあまり外れなかった。で、それ以上盛り上がることもなく、写真とは縁がなかった。ただ、当時スタジオボイスなど読んでいてそこに新登場の広告が載っていたコンタックスG1がやけにかっこよく見えていた。赤瀬川源平が記事で使っていたりした。なんだかすごいいいカメラのように思っていたが、レンズがやたら高く思えたし別に写真も撮らないのでそれだけだった。パリとロンドンに旅行したときにS2スーパーを持っていったが、重いので持ち歩かなかった(今はもっと重いカメラばかり使っているけれど)。

大学に入っても写真なんて時代遅れだと思って興味なかった。もっととんがったことがたくさんあったから。1年のときに選択でゼミがあったけどもちろんとらなかった。作品や活動、資料の記録は全部デジカメだった。パソコン使うんだからそのほうが便利に決まってる。しかし、2年になってからほんとにたまたま写真の講習を受ける事になった。1年に混じって、わざわざ取手まで行って。全然使ってなかったS2を取り出し、とりあえず一本フィルムを使った。で、自分で初めてのプリント。それがすごかったんだよね、フィルムはリールにちゃんと負けなくて傷だらけになるし。だけど、暗い暗室の中で印画紙に画像が浮かび上がってきたときはほんとに感動した。なんかとてもうれしかった。で、はまってしまったわけです、写真とカメラに。その講習を受けてなかったら今もカメラはデジカメと写るんですだけだったと思うし、プリントはその辺のDPEでサービスサイズだろう。だってそれで十分なんだから。金も他のことに使ってるか、そこそこの貯金ができてたりして。

でもいいのです。今写真が好きだから。

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