想像と模倣、後で書くための自分メモ


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ネット上もネット下もすごい話題になっている「少女漫画家・末次由紀、スラムダンク・トレース事件」について、僕も色々思うところがあります。
特にこの件自体というよりも、これをきっかけに作家の「クリエイティブ」「オリジナル」についてもう一度考える必要があるでしょう。

僕はHIPHOPの価値観を通っているし、現代の作家の中でも「引用」「サンプリング」を意識的に用い、作品として成功している人も出てきています。そもそもマルセル・デュシャンのレディ・メイドはもちろんとして、絵画においても「贋作」と創作を巡るエピソード(ゴヤとか!)は多いわけです。
そしてもちろん「二次創作」を考える上で「クリエイティブ・コモンズ」も考えないといけない。

というわけで多分後で何か書きます。スラムダンクの件に関しては以下リンクを。

マンガ編集者の竹熊健太郎氏のブログの記事を3件リストアップしてますが、「サルまん」でそのあたりを意識的に扱ってきた本人の意見はもちろん、すごい量のコメントにも読むべきものがある。そして最後の記事のたけくまさんの「シメ」には笑った。

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8 Responses to “想像と模倣、後で書くための自分メモ”

  1. kussy

    この事件のこと、初めて知りました!「サンプリング」って考えれば納得できる部分もあるけど、ポーズや構図を丸々パクルのは絵を描くプロの仕事じゃないような気もします。
    私のやっている工芸の製作も始めは模倣だけど、それで食べていくのはどうなんだろう。。
    いろいろ考えさせられました。

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  2. Kei

    そうね、美術も音楽も書道も始めは模倣、模写から始っていくのは間違いないです。
    それがあるところから今度「再現」という別のものにもなるし、「オリジナル」にもなっていく。「再現」に関してはその時点でもうちゃんと評価の対象となるわけです。
    また、その辺のあいまいな部分を戦略的に扱う人もいれば、もう感覚的にこだわらない人もいる。

    というあたりを、一個人の私感としてだけどまとめてみるつもりはあります。

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  3. あまの

    マンガでここまで波及するのって
    日本ならではなんでしょうか?

    たけくまメモ、オススメ本を見ていると、
    マンガの尽きなさに嬉しくなります。
    ここの平田弘史氏情報も見逃せません。

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  4. Kei

    > あまのさん
    こういった問題(提起)がいつもマンガの側から起こってくるのは、日本に特有かもしれません。
    ただその関係をそのまま表現に持ち込んだものを、評価してしまえるのは美術が未成熟であるからというのもある。美術に成熟自体ないだろうけど。

    > スミス君
    東浩紀ということで、こちらもリストに。

    >> 僕らの表現はどこを目指すべきなんだろう?

    いや、そうなんです。どうなんでしょう?考えましょう。

    最近自分の作品やら、メモやらブログやらの整理をしていてちょっと自分の中で「選んできたもの」の緩い繋がりが見えてきそうです。ちょうどこの辺りの整理も、クリアーにするのにプラスになりそうなのでいい加減にまとめないでじっくり考えてみようと思ってます。

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  5. すみす

    重複レスの削除有難うございます。
    どこかでこの問題を皮切りに座談会(堅苦しいものではなく)みたいなのしたいですね。別にイベントにする必要もありません。本当に飲みのついでとかでいいんですが。
    今年の夏に初めて海外に行って(スペインですが)感じたのは、日本における情報の氾濫ぶりを客観的に感じてしまいました。それは田舎においてさえも多分そうです。携帯、パソコン。特にクリエイターと呼ばれる人ほど、情報に飲み込まれている。結構、美術やデザインに関わっている人より、一般の人のほうが、パソコン持ってない割合が多かったりする。情報の氾濫で、クリエイターはどっしり腰を落ち着けて物事を考えられない。それは自分自身の問題でもあるのだけど。
    情報から得られるものよりも、一本の線の美しさに感動することのほうが、豊かな気がする。亡国論みたいになって嫌ですが、現状をもがきつつ戦ってゆくしかないですな。自分自身も、結構切実な問題として、表現の作法については毎日考えます。ただものを作ればいい時代ではないからね。複雑ですな。

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  6. すみす

    ↑でも、サンプリングやリミックスで感じられる美しさもあるんですよね~現実は。うーん・・・。

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  7. Kei

    莫迦になる(とかくとあまりバカでもなさそうだ)飲み会だけでなく、マジな話を朝までする飲み会もやっぱやりたいね。もうしばらくやってない気がする。

    「日本における情報の氾濫」というのはホントその通りで、僕も今年の夏のサラエボで「遠くにありて思」ってました。日本に帰ってもしばらくは「携帯なんていらない」とすら思ってたんだけど、結局ひと月ももたずに、指紋認証、Bluetooth、タッチパッド搭載の携帯を使ってるわけです。

    ありきたりだけど、情報は受けとる側、使う側の問題だと思います。RSSで配信されてくるものも、毎日無数に来る欲求不満の主婦からのメールも、ピシッと決まった一本の線のそのフォルムも多い少ないの差はあれどやはり情報なわけで。

    自分時間の軸をしっかりキープできればいいのだけれどね。それが一番難しい…

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