写真はSONYの新しい液晶TVライン"BRAVIA"のサイトより。
SONY ヨーロッパがサンフランシスコにてなんと25万個の色とりどりのスーパーボールを落とした。
サイトにてCMのムービーと、写真のギャラリーが公開されている。
空気中の光をどうにかして画面に定着させようとしてきた画家たち。
光と色を原色の視覚混合によって捉えようとした点描主義。
そして全ての色をRGBの組み合わせによって完璧に再現する事を目指すTV。
実はずっと変わってきていない、人間の色の知覚をうまく表現したキレイなCMだと思う。そして最新の液晶TVの色の再現性と応答速度の早さをアピールするプレゼンテーションとして素晴らしい。
ただ、この撮影のために街区を閉鎖したとはいえ、この25万個のスーパーボールの回収はきちんと出来ているのだろうか?
このCM及びギャラリーの「色」のことを考えていたら、以前に絵画技法材料の教授が
現代美術の作品で色や自然光、人工光を扱っているものはたくさんあるけれど、色の根本的な知覚の問題について扱っている作家は少ない。
と言っていたのを思い出した。
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