旅 / リバティ・パスポート


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旅 「ここではないどこか」を生きるための10のレッスン
東京国立近代美術館

「外国への旅の道連れたらんことを希う懐中アントロジー」 滝口修造

サラエヴォ、モスタル(ボスニア・ヘルツェゴビナ)、プリシュティナ(コソヴォ)、リュブリヤーナ(スロベニア)の写真と広島、沖縄、ベルリン、成都、ロンドン、ニューヨークなどの写真をいたずらに対比させることなく、等価のものとして並べてみせる小野博『When Tomorrow Comes』。
カタログ中、彼の書いているエピソードが面白い。
ベルギーのブリュッセルからルクセンブルクへ向かう電車で泥酔して爆睡しているベルギー人の隣に乗り合わせる。切符の確認に来た車掌にも睡眠を邪魔されなかった彼は乗り過ごしてルクセンブルクまで来てしまい、またベルギーに戻る切符とビールを買って慌しくホームに向かう。コーヒーを飲みながらそれを見ている小野はせっかくだから街を歩けばきっといい風景が見れるのにと思う。

この展覧会では偶然なのか小野の他にも渡辺剛がサラエヴォの写真を使っている。

なぜ、人は空港でカメラを持っていると飛行機を撮りたくなるのだろう?
ペーター・フィッシュリ&ダヴィッド・ヴァイスはどこの国の領土でもない空港で国籍(航空会社籍?)をつけた飛行機を撮ったシリーズを展示。

ビル・ヴィオラの作品もあるけれど、「ハピネス」の物よりこっちの方がいい。

< この記事は以前"Web of Activities"に書いたものです。 >

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