ノー・マンズ・ランド


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ノー・マンズ・ランド
ノー・マンズ・ランド No Man’s Land
2001年 フランス イタリア ベルギー イギリス スロヴェニア
監督:ダニス・タノヴィッチ
撮影:ウォルター・ヴァンデン・エンデ
出演:ブランコ・ジュリッチ
レネ・ビトラヤツ
カトリン・カートリッジ
サイモン・カロウ

ボスニアに行くまでの準備期間に、内戦当時のことを少しでも知りたい自分にとって、貴重な情報源であった大切な作品。121分の殆どが、主役の二人のダイアローグで構成されている。
内容については、特に"ボスニア"ということでなくて、戦争というのはやっぱりすごくくだらなくて、意味がなくて、どうしようもないばかばかしいものという当たり前の事実を痛いユーモアで確認させてくれる映画だった。そしてそのばかばかしさが"隣人殺し"というような言葉に集約されるほど濃いのが、やっぱりボスニアなのだろう。イラクのことも北朝鮮のことも他の地域でのことも世界の誰もが無視できるはずのないことだ。

サラエヴォで一緒に生活、活動をしたダミエルが僕らのサラエヴォ知識度をテストしたアンケートの中にも、この作品の監督、ダニス・タノヴィッチの名前があった。ダミエルにとっても、ボスニア人の複雑な立場を代弁してくれているのだろうと思う。
ほぼ無名のキャストに新人の監督で作られたこの作品は、製作はボスニア・ヘルツェゴビナ名義ではなく、フランス、イタリア、ベルギー、イギリス、スロヴェニアのクレジットだが、2002年ゴールデングローブ賞外国語映画賞、2001年カンヌ国際映画祭脚本賞、2001年ロサンゼルス批評家協会外国語映画賞に輝いている。

How does it feel
How does it feel
To be on your own
With no direction home
Like a complete unknown
Like arolling stone?

< この記事は以前"Web of Activities"に書いたものです。 >

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One Response to “ノー・マンズ・ランド”

  1. Kei

    >GK68さん、
    アート繋がりもあったなんてこっちも驚き&うれしいです。僕は自立支援という事ではありませんが、小児科病院にて、患者さんと保護者の方と、先生方と一緒にワークショップをやったりもしています。僕達の考えていることもすごく大雑把に言えば、アートがどれだけ社会に関われるかとか、本当にアートって必要なのかとかそういう事です。奈良まではさすがに簡単にはいけませんが、ぜひ行って見たいです。

    >takayanさん、
    こちらこそどうもありがとうございます。takayanさんの意見が反論だという風には捉えていないですし、もし反論であっても大歓迎ですよ。一人で考えるより、多くで考えた方がいいですから。
    問題の取り上げ&掘り下げにそういってもらえるとうれしいですが、そんなに褒められたものでもないです。選んでるのは、どうしても自分達に実感をもてる、あるいはもてそうなところばかりですし、ジャーナリストでもないので偏りもあります。でもそう言うのがうまく繋がっていけば、もっと広く深く見ていけると思いますから。
    よし、まだまだがんばります!

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