rel-tag を利用する場合のリンク先について


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ハイパーリンクに rel=“tag” を書き込むだけで簡単にタギング及び microformats への参加が出来る、 rel-tag 。Technoratiでのタグの利用からよく使われるようになり、ブログのエントリーやタグクラウドなどから

<a href="http://technorati.com/tag/movabletype" rel="tag">movabletype</a>

としていることも多いと思います。しかし、あまりTechnoratiを利用しない人にとってはよくわからないリンクになってしまうし、Technoratiへのリンクに使うだけではせっかくの microformats もあまり意味がありません。microformats はWiki での概要や仕様公開、利用例などのリファレンスの整備がけっこう整っているので、よく読んでみるといろいろ意外に気付いてなかったことが多々あります。完全にではないですが日本語でも大分読めるようになっています。

rel-tag”のページにも有用な情報があります。

タグのリンク先である「タグスペース」については以下のように記述があります。

タグはURIの中に分かりやすい形で埋め込まれています、そのためURIからタグを機械的に抽出することが比較的容易です。具体的に説明すると、タグはURIパスの最後にある単語(一番後ろの“/”より後の文字列)となります。たとえば

http://www.example.com/tags/foo

というURIが示すタグは「foo」となります。

rel-tag-ja – Microformats

またさらに先にはこうあります。

rel=“tag”を埋め込んだハイパーリンクが示す先はタグスペース(同じタグの付いた文書の一覧またはタグの定義)であるよう求められています。

タグスペースに関する決まり事は「タグとなる文字列がURLパスの最後にあること」のみです。このためタグスペースはどのドメインにおいても提供可能となっています。ページ作者はいくつかのタグスペースを選びリンクすることで、特定の意味をタグに持たせることが可能です。たとえばWikipediaのページをタグスペースに用いる事ができます。

http://en.wikipedia.org/wiki/Technology

この場合、タグは「Technology」を指します。
URLの末にあるスラッシュは無視されます。

つまり、rel=“tag” でのリンク先にはWikipediaや自分のブログのそのタグのリストのページ(例:http://xxx.jp/tag/movabletype)を指定することが出来るわけです。これはきちんと読むまで知らなかったのですが、そのタグ=単語からWikipediaのページへとリンクを用意することは、それに詳しくない読者にとってはより親切と言えそうです。

ということで、microformats 関連のエントリを書く場合でも“hCard”や“hReview”といった単語から、“rel-tag”を利用して microformats のWikiのリファレンスへと誘導するとより良さそうですが、残念ながら日本語のリファレンスを設定することはNGのようです。

<a href="http://microformats.org/wiki/rel-tag-ja" rel="tag">rel-tag</a>

この場合のタグは「rel-tag-ja」になってしまいます。日本語のページでなく

<a href="http://microformats.org/wiki/rel-tag" rel="tag">rel-tag</a>

であればOKです。せっかくだから日本語のページのページ名の命名方法を別にしてくれるともっと良かったのに、と思ってしまいました。

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