-「ミラルダの仕事とフードカルチャーミュージアム」@東京日仏学院-
という講演会に行ってきた。主催は東京日仏学院、フードカルチャープロジェクト、企画は関ひろ子さんである。
とにかくミラルダ氏の仕事の密度とテンションに圧倒された。「エディブル(食べられる)アート」、サンクス・ギビングデイなどの祝祭あるいは儀式(ceremonial)を扱ったものなどこれまでの仕事(それでも一部!)を本人の解説で把握できたことは価値があった。
様々な”connection“が無限に拡がっていき、食べること、食物、そして生きることに繋がって行く。アーティストとしてのアティチュードを押し付けるのではなく、周りの参加による”complex“を望んだ結果、展開してきたことだという。
面白かったキーワード。
- RESTAURANT / MUSEUM / LABORATORY
- EL INTERNACIONAL
- COULOURING CATERES
- LIFE / DEATH
食べ物を作品として扱っていくのはとてもデリケートな問題で、会の最後のモデレータの岩淵潤子さんかの質問とミラルダのちょっとはっきりしない質問が印象的だった。
あなたの作品は2週間のインスタレーションの後、実際に食べることが出来るのか?
それに答えるのには時間が足らない。
実は今日までアントニ・ミラルダという作家を知らなかった。ヴェネツィア・ビエンナーレにもドクメンタにも参加しているのに。Googleで調べてみても、今回の講演会の予告の記事しか出てこない。つまり日本で十分な紹介をされてきていないのだ。そういう意味でも価値があった講演会だが、作品を日本でも見られる機会が出来るといいのだが。(上映されていたビデオ中には昔の池袋西武での展示のカットが少しあったが)
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