夜景、サラエボ市内に臨む

Night-View

南北二手を山に挟まれ、ミリャツカ川沿いに東西に延びるサラエボ市。この国、この街の抱えている全てのことを忘れてしまうくらいに、夜のサラエボは美しい。東京とは全然違う街の騒然、昼間の痛いくらいの日射、蓄積していく疲労、苛立ち。まあ、いっか。明日は明日。

現在のボスニア・ヘルツェゴビナ、サラエボのについての情報は日本ではほとんど流れない。「地球の歩き方」も中欧編でボスニアをカバーしているけれど、内容はここ数年ほとんど更新されていない。

ニュースは次々へ更新されていく世界の悲劇を報道するばかりで、このサラエボの今の平安については興味がない。平安はニュースにならない。

紛争時のことは本や映画や当時の記録映像でわずかに伺うことはできるけれど、そのリアリティはどうしても足りない。サラエボに来れば、今も残る弾痕、破壊され修復されないままの建物を目の当たりにすることは出来るけれど、一番のリアリティは「ジャーナリストでもないただの日本人が、たまに不愉快な思いをしながらも、特に不自由することなく、一ヶ月暮らせる、そのなんでもない平安」なのかも知れない。

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2 Responses to “夜景、サラエボ市内に臨む”

  1. おつかれさま。

    また沢山考えて色々学んでるんでしょうね。

    更新楽しみにしてます。

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  2. Kei

    どうにか制作も終わり、昨日Exhibitionが始まりました。

    いやー、いい展覧会になったよ。

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