13分の映像+食品サンプルのインスタレーション
2004/01/19 東京芸術大学卒業制作作品
撮影:Sarajevo, Bosnia and Herzegovina
サロン・ド・プランタン賞
人間が食事をするために他の動物を殺すのは野蛮なことだろうか?
あなたが食べるソーセージのために屠殺される豚のことを思ったことがあるだろうか?
ハンバーガーのために牛を絞めている人がいるのを考えたことがあるだろうか?
中国では食べるために動物を殺すからには血の一滴までも無駄にしないという。
飛んでいるものは飛行機以外、足のあるものは椅子以外食べるという。
沖縄では豚を鳴き声以外全て食べるそうだ。
人間のアクティビティの中で最も重要で、無意識のうちに消費され、そして排出されていく「食事」は文化や価値観の違いが最も顕著に表れるところでもある。
私たちは「食べる」行為を本当は知らない。
メモ:
スローフードの『スロー』とは、だらだら時間をかけて食べようという事ではなく、普段漠然と口に運んでいる食べ物を、ここいらで一度じっくり見つめなおしてはどうか、という提案です。
だらだらと消費される時間と同様に、「スローフード」もスタイルとして消費されていく。
スローフードと slow food
ハリウッドセレブ達の「LOHAS」のポーズ。
SICE2003の中、大勢での共同生活の中からの作品。13分の映像はDVDとしてまとめてある。
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中国の例を待つまでもなく、日本人もたとえば鯨など、殺生する以上、ひげから皮まで無駄なく使ったものなのに。。。
鯨といえばグリンピース。
ソトコトにも同じにおいを感じたりして。
パラ見しかしたことないのに、ナンですが。
その通りですね。
もともとそうだったはずなのに。