こどもと一緒にワークショップをやっていて、一番嬉しい瞬間は「それまでの敬語が急にタメ口になった時」かな、と思ったりしました。
家でお母さんには「大人の人にはきちんと敬語で話しなさい」ときっと言われてるはずなので、ワークショップが始まったばかりのまだ緊張している時は、みんな遠慮をして敬語で話してきます。それがだんだんものを作ったり、描いたりに夢中になってくると、
「ねえ、紙粘土ない?」とか
「黄緑のきらきらどこ?」
「あそこにあるのじゃダメなの?」
「あれはミドリ!探してるのはキミドリ!」
なんて風になってきます。そうなればもう自分の中ではうまくいっているのです。
何かをしてあげないといけない、何かに導かないといけない、そんなワークショップは嫌なのです。
だから僕は頑張りません。
Similar Posts:
- None Found
いや!その通り。ベテランの図工の先生を取材して共通してるのは、<手をかさない、口をださない、助けない>です。もちろん生徒が「センセーイ!」と呼んだら、行きますけど。。。。大人の力とか経験が必要なところ、危険なところ、以外はなるべく手を出しません。でも実際はむずかしいこと。思わず「あーこうやればいいのになー」とか親なんかやっちゃいそうです。「いいね!」とほめまくったり、「これでいいの?」と煽ったりする先生方のテクニックは、長年の子どもとの付き合いで体得したもの。簡単にマネはできませぬ。
ホントは自分がチャチャっとやった方が楽なことも多いけど、手出さなくていいところは手出さない方がずっと面白くなるので。
最初は我慢してたりもしましたが、今では普通に自分がマイペースなだけかもという気も少し…
後はやっぱり一回一日限りのワークショップじゃなくて、一回一回は時間が短くてもいいから、それがちゃんと続いていくワークショップがいいと思ってます。でも、途中で誰がきてもすんなり入っていけるような、そんなのがいいかな、と。
気を配りながら放任。それが理想です。
先日、小学校でワークショップをしました。
遠慮して敬語で話しかけていたら
「敬語じゃなくていいよっ」
って言われました。小学2年生に。
キューンってなりました。
学年にもよるけど、高学年だときちんと敬語で大人のように接する方が良い場合もありますよね。こども扱いされたくないと感じる頃だったり。
そうですね。
子どもも大人もエネルギーの全体量は変わりなくて、
もう立派に人で。ごまかしきかないなぁと。
だから、大人は大人でいていいのかもと思います。
そして子どもって体積が小さい分、濃密で。
だから、ぐわっと泣いたり笑ったりするのかもです。
いまだに自分は、子どもと接するの
得意とか上手くはなくて
でもだから、面白いし飽きることがないです。
ワークショップというのは、
なまもので、生きものだなぁと感じています。
ワークショップって、やってる方もドキドキ緊張しながらでないと、子どもだって期待以上のものは見つけられないって事もあるような気もします。
子どもが面白いこと始めたらすぐ見つけて、乗っかってって、こっちもまたうまく膨らまして投げ返して。