星を数える人と星座を描く人

虚数のことを imaginary number というけれど、虚数に限らず、すべての数は想像上(イマジナリー)なのかもしれないね」
…今作ではピタゴラスの定理、素因数分解から複素平面、そしてフェルマーの最終定理まで扱っているのだが、実はどれもが繋がっていて、別のものだと思っていた二つ(あるいは三つ)のことが同じものの別の側面だというのを発見する、そんな一冊。
…花火のシミュレーションというものがあるんですが、たしかに火薬が弾けてそう散るのはわかるんだけど、私たちがいっている花火というのは、日本の湿気の多い夏だとか、浴衣を着た体験だとか、そういうことと視覚的なものがいっしょになって花火なんだと思うんですよ。

路上日記/野村誠

山手線のほぼ全駅に渡って、そこで知りあった人を巻き込みながら、雨の日も路上で鍵盤ハーモニカを吹く。
サザエさんのテーマ、イパネマの娘から武満徹、ベートーヴェン『テンペスト・第3楽章』まで知っている曲ならなんでも演奏してしまう。

伊藤若冲のブログ スタート

伊藤若冲のブログが始まったらしい。
この展覧会のコレクション主であるプライス氏の解説という形でのプロモーション。本当にプライスさんがあのはてなの使いにくい投稿画面でかな打ってたら素敵。

お前はそのうち作品を作らなくなる

お前はそのうち作品を作らなくなる
なんて言われたことがあります。どうなんでしょうね。でもまあ、基本的には手先が器用なのと神経質なのがチャームポイントなので、とりあえず作ってます。いつのまにか作るものが内職系に拠ってきているのは資質なんでしょうか。

絵は絵の具で描きます。

結城浩さんの日記の「センスについて」というページから。
実際「美大に入る」「絵を描く」「美術・アートに関わる」のに、センスや才能はそんなに必要ではないかもしれない。もし、それが好きでやりたければ自分で踏み出さなければいけないし、続けていればそれなりにできることも増えてくる。

忍耐!/弘大のカフェ

ソウル市中心部からは少し離れているものの、美術大学が有名な弘益大学付近にはアートスペースや、美術予備校が多い。特に予備校の密集具合とアカデミズム具合は日本では考えられないくらいなのだけど、写真をここに載せるのは遠慮しておく。石膏を含む静物の着彩が気持ち悪いくらいの濃密さ。