September 3, 2004
食虫植物 etc.
壺型になった葉。この袋の中には甘い香りを放つ蜜腺があり、それに誘われた虫が袋のふちにとまると足を滑らせて中に落ち、底にたまっている液に溺れて消化される。
こちらは葉が二つに閉じる形になっており、葉の内側の感覚毛に虫などが二回以上触れる葉が閉じて虫を捕らえ消化する。
食虫植物は、葉などで虫や小動物を捕まえ消化し、栄養として吸収する。とても養分の少ない土地に生えるため、足りない養分を補っている。他の植物と同様に日光から栄養分を自分で作っているので虫を食べなくても枯れることはないが、育ちが少し悪くなるらしい。
自ら積極的に養分を捕らえようとする植物というものは、なんだか恐ろしさがある。植物は天からの恵みの雨や(またはジョウロからの恵み)、土の中の養分、日光、などによって静かに養分を吸収し、受動的で控えめで、そんなイメージがあるからだろうか。しかし、食虫植物は実はそんなにめずらしいものではなく、種類によってはあちこちに自生しているらしい。
植物も生きるために食べる。
投稿者 TN : September 3, 2004 6:38 PM
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add.me's .automeal photoset
コメント
この上の写真って"うつぼかずら"だったけ?なんだかきれいな写真。
Posted by: Kei | September 7, 2004 5:04 AMトラックバック
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