食べる・食。それと関わろうとする、取り込もうとするアート。

March 6, 2006

五感のフード@Electrical Fantasista 04

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今日は春一番が吹きましたね。今回の料理はピンク色が多く使われているせいか、なんとなく春の訪れを感じさせるラインナップです。

芽キャベツとミニトマトのグレープフルーツマリネ」(画像左で指をさしているもの)
ピンクグレープフルーツを加えてマリネした芽キャベツとミニトマトを、串に刺してプレゼンテーションしました。串の青いグリップがポイントです。甘酸っぱくて、さっぱりとして、人気の品!

ドライビーンズとピンククリーム」(右)
スナップエンドウをカラリと揚げて、砂糖をまぶしたデザートです。鮮やかなピンクのクリームを添えていただきます。ちなみにこの色はビーツによる天然のもの。ロシアのボルシチに欠かせない、あの赤カブを利用して色づけしました。

* * *
以上8品でした!
展覧会は14日まで好評開催中です。ぜひぜひみなさま足をお運びください。

Posted by Haruna at 9:52 PM | トラックバック

五感のフード@Electrical Fantasista 03

ef07.jpg展覧会には、においを視覚化するプロジェクト(minim++さんと筧さんの作品)なども展示されていて、来てくださった人だけでなく、作品自体も料理を感知してくれていました。

写真左上の三角形は、「空豆とサーモンのキッシュ」。ほんのりと甘味のある空豆が、春を感じさせた一品です。

ef09.jpgパリパリ野菜チップス」はジャガイモ、サツマイモ、レンコン、ムラサキイモ、ニンジンの5つの味の食べ比べ。野菜本来の風味の違いに、みなさん感覚を研ぎ澄まして味わっていらっしゃいました。

ちょっとすればジャンクフードに仲間入りしてしまうチップスも、ほんの少し手をかけてプレゼンテーションするだけで、味わい深いものになります。無意識が意識的になる瞬間に発見があります。

Posted by Haruna at 1:49 AM | トラックバック

March 3, 2006

五感のフード@Electrical Fantasista 02

ef05.jpg"Game is Life"の作品群では、ゲームとアート作品の領域を行き来する「尖ったゲーム」が並んでいます。
.automealからは思わず押したくなるボタン型のカナッペを2種。サラミとドライマンゴー、ズッキーニとパプリカのマリネを組み合わせて。
今回はドイツからの作家さんがいらしており、ベジタリアンの方もいらっしゃいました。ズッキーニとパプリカはその方達用に。

ゲームの合間の一休みには、ミントの効いたアフターエイトでクールダウン。5種のチーズもコントラストでどうぞ。
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Posted by Haruna at 12:32 AM | トラックバック

五感のフード@Electrical Fantasista 01

2月26日に横浜のBankART Studio NYKで行われたエレクトリカル・ファンタジスタ2006のレセプション。.automealの担当したパーティーフードについてレポートをします。

ef01.jpg五感で実感できる作品だらけの21世紀型メディアアートエキシビションということで、ふかふかとした床、ゆらゆらと揺れる天井の印象的な会場になっています。
展示は4つのゾーンに分かれていて、フードもそれぞれに合わせたデザインになっています。

それからパーティーに花を添えていたのが、横浜ビールさんの黒ビール。セルフでみなさんゆったりと飲まれていました。いい雰囲気!

さて、"Positive Living"という癒し系・気持ちの良い作品たちをイメージしたのがこちら。
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写真奥で一つ一つ手渡しされているのが、「牛肉と筍の八丁味噌 赤ワイン煮込み」です。
東京からいらっしゃってくださるお客様に、おもてなしの心を示したいとの展覧会側の希望を汲みとって「あつあつ」「ひとつひとつ」というキーワードを大切にして、肉まん仕立てにしました。
もうひとつが「柚子の琥珀ジュレと綿飴」。運ぶときからふるふると震えるジュレが、大注目を浴びていました。柚子ジュレは食感だけでなく触感も大事にした一品。指でつまんでも崩れない、かつのどごしを大事にした、絶妙な堅さに仕上げました。コントラストに配置された綿飴に、なつかしーとのお声をいただきました。まだまだ続きます。

関連URL:
BankART:http://www.bankart1929.com/
Creative Cluster:http://www.creativecluster.jp/
Electrical Fantasista:http://fantasista.creativecluster.jp/

Posted by Haruna at 12:09 AM | トラックバック

February 25, 2006

貴婦人のキスというお菓子

Bacididama

イタリアのピエモンテ州(Slowfood運動はここのブラという小さな村から始まる)に150年前から伝わる"Baci di Dama(バーチ・ディ・ダーマ)"というお菓子があります。

baciはキス、damaはレディの意で「貴婦人のキス」という意味です。なぜ貴婦人のキスという名前かというと、

名前の由来としては「若い菓子職人が身分違いのレディとのbacio(キス)を想像して作った」とか「ヨコから見たふたつのビスケットの形が,レディらしいふっくらした唇に似ているから」など,諸説あるようです。

ばけらったいむず: 旅行・地域

ということだそうです。

続きを読む "貴婦人のキスというお菓子"
Posted by Kei at 12:35 AM | トラックバック
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