おいしかったり、エピソードがあったり、きれいだったり。そんなお店を紹介。
June 16, 2007
五反田 Hot Spoon のカレー
またカレーです。
"Hot Spoon" のチキンカレー。五反田でカレーを食べたい時に真っ先に思い浮かぶのがここです。
ここのメニューはインド風チキンカレーベースと欧風ビーフカレーベースの2系統。ビーフカレーは派手さはないが、丁寧に作られていて安心できる感じで、チキンカレーはスパイシーな辛さとヨーグルトの酸味、まろやかさが同居するおいしさ。今日はプレーンなチキンカレーを選びました。形がほとんど無くなるまで煮込まれた玉葱が、インド風のカレーに日本人好みの要素を加えています。今日もおいしくいただきました。ごちそうさま。
五反田の手造りカレーHotSpoon
東京都品川区東五反田1-14-8 KCビル1F
五反田駅からソニー通りを少し歩いてすぐ
June 14, 2007
デザイン言語2.0「日本料理をデザインする」
デザイン言語2.0 —インタラクションの思考法
編: 脇田 玲、奥出 直人
慶應義塾大学出版会
「デザイン言語」というのは、慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス(SFC)の基礎カリキュラムの総称とのこと。その中で行われてきたゲストのレクチャー「デザイン言語総合講座」2004〜2005年分からまとめられたのが本書である。初刷は2006年、もう昨年である。タイトルに付けられた「2.0」という言葉に対して感じる感覚というのは、この本の出版当時と今では変わってきているが、昨年出た当時でも少々安易な印象を受けた。しかしその内容はとても充実している。
原研哉の「HAPTIC」は
デザインという概念は特別な才能を示すものではなく、ジェネラルな存在であると考えており、それが社会の中でどのような「たたずまい」をしているかということが気になるわけです。
その意味で、昨今、デザインと呼ばれているものとデザインの本質がずいぶん乖離してしまっていることが気になります。たとえば「デザイナーズ・マンション」や「デザイン家電」などの言葉が流通すると少し心配になるのです。原研哉「HAPTIC」
という書き出しから進められていくが、この回が問いかけている問題というのが、この本のあり方自体に対しての内部からの問いかけになっていて、またその他のゲストの回もそれぞれに「2.0」という無理なまとめを逸脱しているところをとても面白く感じた。
ゲストは原研哉、山中俊治、水口哲也、永原康史といった「デザイン」というイメージに近い人たちから、清水秀彦「フットボールデザイン」、小林正弘「形成外科のデザイン」、柳原一成「日本料理をデザインする」と幅広く選ばれている。
それぞれ感じるところは大きいのだけれど、.automeal的にはやはり柳原一成「日本料理をデザインする」を採り上げたい。
続きを読む "デザイン言語2.0「日本料理をデザインする」"June 13, 2007
June 11, 2007
「誰も知らない」のアポロチョコレート
是枝裕和監督の「誰も知らない」の中に登場する食べものの中で、カップ麺と並んで印象に残っている食べものに「アポロチョコレート」がある。多くの人がこどもの時に大好きであっただろう、あのイチゴ柄のパッケージのチョコレートだ。
都内の2DKのアパートで大好きな母親と幸せに暮らす4人の兄妹。しかし彼らの父親はみな別々で、学校にも通ったことがなく、3人の姉弟の存在は大家にも知らされていなかった。ある日、母親はわずかな現金と短いメモを残し、兄に姉弟の世話を託して家を出る。この日から、誰にも知られることのない4人の子供たちだけの”漂流生活”が始まる。
新しいアパートに引っ越してきた次の日(まだ母親のいた日)、買い物に出かけた長男の明(柳楽優弥)は一番下の妹ゆき(清水萌々子)に頼まれたアポロチョコレートを忘れずに買って帰る。
続きを読む "「誰も知らない」のアポロチョコレート"June 8, 2007
五反田と刀削麺アゲイン
前にもご紹介した五反田の刀削麺、もう一回ご紹介します。ちなみに前回はこちら。
あれから五反田はもちろん、銀座に新宿に川口にとあちこちで刀削麺を食べましたが、どうやら自分ベストはやっぱり五反田の「安泰樓 刀削麺」に落ち着きそうです。
続きを読む "五反田と刀削麺アゲイン"