December 4, 2005
タラバガニとズワイガニ etc.
これは蟹ではない。
北海道以北に棲息。このタラバガニの仲間はサワガニやズワイガニなどの短尾下目ではなく、ホンヤドカリ、ヤドカリなどと同じ異尾下目である。この仲間は外見的にはハサミを含めると脚の数は8本であり、最後尾の脚は細く小さく甲羅の中に隠れていて鰓などの掃除をするなど、こっそりと活躍している。
どうやら、タラバガニはヤドカリの仲間なのだそうだ。(ネタ元: 衝撃:タラバガニはカニではなかった!)
もう一度タラバガニとズワイガニの姿を確認(ちなみに写真はタラバガニ)。
確かに足の数が違います。
気になったついでに、いつもお世話になっているWikipediaで調べてみたら、「カニ」の仲間の複雑な事情が浮き彫りになってきた。
景品表示法違反事件
2004年、公正取引委員会の調査により、4月27日付そごう広島店の「初夏の北海道物産展」の折り込みチラシに、「日替わりご奉仕品」があたかもタラバガニであるかのように表示していたが,実際にはアブラガニであった事実等が認められ、6月30日、景品表示法の規定に基づき、株式会社そごうほか3社に排除命令を行った。
和名のとおり体が赤く、他にもズワイガニに比べると甲羅が丸く、脚が平たい。ズワイガニより味が劣るとされている。
なお、両種が生息する水深700mほどでは、両種の交雑個体とみられる個体も報告されている。
さすがズワイガニは手が早い...
カニのまとめ
- タラバガニは
- 名前に「カニ」とあるがヤドカリの仲間
- 和名は漁場がタラの漁場と重なることに由来
- タラバガニの仲間
- アブラガニ
- ハナサキガニ
- ズワイガニの仲間
- ベニズワイガニ
- ※エチゼンガニ、マツバガニ→ズワイガニのオス
- ※コウバコガニ、セイコ(セイコガニ)、クロコなど→メスのズワイガニ
- 上海蟹
- モクズガニの仲間
- 要注意外来種
- カニかま
- スケトウダラ
- エビかまもあった
複雑...
個人的には以前偏食マッピングに答えてくれたY.K.さんの「もはや蟹カマでも良かったりする。」という回答を支持したいと思います。ヤドカリ最高!
投稿者 Kei : December 4, 2005 8:45 PM