白味噌...お雑煮を連想。京都のお雑煮。
それにしても、お雑煮の話ほどご当地ネタで盛り上がれるものはない。日本の食べもの文化はマスコミによって、流通によって、統一されつつあるが、お雑煮に関しては未だ郷愁が漂う。

ちなみに名古屋のお雑煮は意外なほどシンプル。
お出汁にお餅、小松菜、鶏肉、せいぜいかまぼこ。お雑煮は味噌じゃないんだ。
名古屋ってホントに日本の中心で、東と西の文化が交わってる。だから名古屋のものって純粋に「ご当地」っていうより、いろんなものを融合させて作ってみた、っていう感じなんだ。
そういう意味では名古屋は器っぽい。それか、特に質がいいわけでもない白飯か食パンてとこ。それにいろんなものを乗せたり混ぜたりで名古屋の味を作る。
実は本質はシンプルな都市、名古屋。シンプルというより、味気ない、のか。でもそんなちょっと伽藍とした名古屋は日本でもある意味特殊な気がして、私は好き。
名古屋のお雑煮は、そんなシンプルな部分がよく出ていると思う。

お雑煮の話だったのに、名古屋の話になってしまった。