October 9, 2004
「私たち、ケータリング・ユニット」 news
現在発売中のFIGARO japon最新号No282で東京、パリ、ミラノ、ロンドンのケータリング・ユニットを特集した記事がある。
最近本も出して、今や売れっ子の南風食堂や、パリ在住の日本人によるTake In、ロンドンからはイギリスの伝統的なカップケーキをアレンジしたケータリングを行うTreacleなど6組のケータリングユニットが紹介されている。
個人的に注目度が高いのは、ミラノのTRIBUというユニット(サイトはトップページしか無かった…)。ここはケータリングをメインにしたイベント会社で、料理や空間デザインはもちろん、音楽やパフォーマンスなどイベントに関するあらゆることを扱う。
掲載されている料理の写真は実にシンプルで美しく、同時に驚きもある。インビテーションやメニューカードなど、コンセプトに合わせた印刷物にも注目。
Tribuとはイタリア語で「大家族」の意。大きな規模のパーティーでも「家で感じるような」というスタイルでゆったりと構成されるようだ。基本的に食をゆったりと楽しむというイタリアのスローフードの感覚が表れているなぁ。家庭的とは言えど、仕事はプロ。ゆったりとした雰囲気を楽しませるっていうのは実はなかなか技量がいると思う。
今や一つの市場になりつつあるケータリング。ブランドショップや大手企業のパーティーには欠かせないお洒落で美味しく楽しい食の提供。フィンガーフードやピンチョスなんかも随分一般に浸透している感じだ。本もいろいろ出ているし。冷えた揚げものや山盛りのポテトサラダ、乾いたサンドイッチでは、もう誰も満足してくれないよね。
日本人のケータリングユニットって、なんだか女の子感たっぷりで手作り感覚溢れるようなのが多いなぁ。雑貨カフェ、みたいな雰囲気の。CUELなんかはまた全然ちがうけど。自分たちも一応回数は少ないけれど、ケータリング業を傍らで行っているわけだが、ああはなりたくないなぁというのは、ある。
レストランなどでもケータリングを行うところは最近かなり多いけれど、.automealとしてなにか独自の視点で食空間というものを扱っていきたいものだ。
投稿者 TN : October 9, 2004 4:13 PM
ここに出てるユニットはどれも結構な値段しますな。個人レベルではとても頼めない。それ考えると.automealなんてホント安いもんだと思うけど。
Posted by: Kei | October 14, 2004 12:54 AMタイトル: 私たちオートミール。
- from Stolen Moments at 2004.10.14
概要: 今月号(10/20 No.282)のFIGARO japan フィガロジャパンの特集の一つが「私たち、ケータリングユニット。」。 記事については「私たち」.automeal のTNも書いてるのでそちらを参照。 http://www.add-info.com/meal/archives/000515.php ここでは勝手に".automeal"の紹介...