February 1, 2006
上から計る計量カップ - OXO tools
以前「アレッタ千葉」12月号でいくつかのキッチン・ツールをご紹介しました。編集部より頂いた読者の方からの問い合わせにメールでお答えしましたが、ここでも詳しくご紹介します。
OXO グッド・グリップス アングルドメジャーカップ
内側の目盛りを上から見て計量できる計量カップ。
このプラスティック製の計量カップは側面はもちろん、内部の特殊な形状と斜めに刻まれた目盛りにより、カップを持ち上げたり(水平が狂うと正確に計れない)、かがんで側面から覗き込んだり(身体のコンディションや回数によっては意外に負担)する必要なしに、上から分量を正確に量ることが出来ます。真上から覗き込む必要もありません。
斜めに付いている目盛りは、側面の目盛りに比べ間隔が長いことを考えると、ただ覗きやすいだけでなく、正確に計りやすいという利点もあります。
注意点は耐熱温度が95℃という点と、単位が日本の 200ml=1カップと異なり、250ml=1カップとなっている点(これはオーストラリア、カナダ、ニュージーランドで用いられる単位)。その点さえわかっていれば大変使いやすいツールです。
これを紹介したのは販売している「OXO」という会社がなかなか面白いからです。
OXO international
Tools you hold on to.
その右から読んでも左から読んでも一緒の左右対称なブランド名とロゴマークが示すように、OXOの製品は一貫して「誰にでも使いやすい」ことを基本のコンセプトに作られています。
かがまないで見られる目盛り、滑りにくいラバーのグリップ、割れないボディ、利き手を問わない作り。
「ユニバーサル・デザイン」と簡単に言ってしまうのは個人的には保留ですが、OXOの細かい気配りはその機能性がうまくブランディングとマッチしている好例と言えそうです。
またシリコンスパチュラやナイロンターナーはカラーバリエーションが豊富に用意されていて、食材や調理法などで使い分けることにより、色や匂いが移ってしまうのを防げるばかりか、キッチンが賑やかになると言うのもポイントです。
ひとつ疑問。NY生まれのOXOのメジャーカップが、アメリカ基準の 237(240)ml=1カップでなく、オーストラリア、カナダ、ニュージーランドの250ml=1カップを採用しているのはなぜなんだろう?
投稿者 Kei : February 1, 2006 4:18 AM