January 31, 2006

卵かけご飯の楽しみ  etc.

卵かけご飯誰もが食べたことがあるだろうし、毎日のようにお世話になっている人も多い「卵かけご飯」。温かいご飯に生卵を割ってかける、ただそれだけのシンプルな食べ方を果たして「料理」としていいのか?そんな疑問もありますが、その手軽さゆえに様々なアレンジを楽しめるのが面白い所だと思います。いろいろな人の食べ方をリサーチしてみると、「温かいご飯をもう一度電子レンジで温める」人が結構多い事に気づきました。シンプルな分だけ、ご飯と卵の温度と、それによる食感に好みがあらわれるのでしょう。

Tamagohan2多くの人の手による編集により、様々な項目が充実しているオンラインのフリー百科事典Wikipediaの中でも、卵かけご飯の項目は硬軟ともに異様な充実を見せています。以下、「卵かけご飯 - Wikipedia」より大雑把ではありますが、気になった事柄を抜き出してみます。

  • 2005年8月24日、卵かけご飯の唄「クルクルたまごごはん」がリリースされた。
  • 自分にあった窪みに出会うことがより美味しい卵かけご飯との遭遇となる。
  • 料理研究家栗原はるみが2004年に発刊した外国人向けの料理書『ジャパニーズ・クッキング』で卵かけご飯を紹介している。
  • 米国、英国、中国をはじめ日本国外の殆どの国においては卵を生食する食習慣はなく、火を通した調理が一般的である。
  • 平安時代以降、卵は神仏に供えるものであり食べると罰が当たるとされていた。一般的に鶏卵を食べるようになったのは江戸時代とされる。
  • 生卵はサルモネラ食中毒などを起こしやすく、衛生や伝染病感染の背景から生卵を安全に食べられる地域は限られている。このため海外の滞在先で入手した生卵を用いて自炊し、食あたりする日本人が少なからず存在する。
  • 卵かけご飯は総じてビタミン類が少ないため、栄養バランスを考慮すると浅漬け等の漬物類を多くとると良い。
  • 2005年10月28日29日30日、島根県雲南市において卵かけご飯の魅力を語り合うシンポジウム「《第1回》日本たまごかけごはんシンポジウム」が開かれた。

これでもほんのさわりでしかありません。


海外ではあまり見られない「卵の生食」についての記述は重要です。

生卵はサルモネラ食中毒などを起こしやすく、衛生や伝染病感染の背景から生卵を安全に食べられる地域は限られている。このため海外の滞在先で入手した生卵を用いて自炊し、食あたりする日本人が少なからず存在する。生卵を常食することを前提にしている日本では、鶏卵農家が抗生物質を含んだ飼料を与えたり、衛生管理全般が行き届いているといえるが、日本においてもサルモネラ食中毒は近年増加傾向にあり、一定の注意が必要である。

サルモネラ属菌は、主にニワトリの腸管におり、卵を産む際に卵の殻に付着することが多い。日本では次亜塩素酸ナトリウムで卵を殺菌処理している。生卵を食べる場合は、ひび割れた卵や割れた卵、割ってから時間が経過した卵は使用しないほうがよい。このような情報は厚生労働省や各地の保健所からインターネットを通じて広報されている。
卵によるサルモネラ食中毒の発生防止について(厚生労働省)

卵かけご飯「4 卵の生食」 - Wikipedia

栗原はるみのジャパニーズ・クッキング卵かけご飯と生卵。もっと言えばご飯食。考えてみると無自覚に過ごしてきたことが結構多いのに気づかされます。そんなことに思いをはせながら、今日もご飯に卵を落とすのです。

投稿者 Kei : January 31, 2006 7:20 PM

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