January 6, 2005

イギリスの味覚  食紀行

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日本でなかなか馴染みのないイギリスの台所にあるものをまとめてみました。
12種類の取説は、追記を参照のこと。


左端から
1.「セルフライジングフラワー」ベーキングパウダーのすでに入っている小麦粉。スコーンを作るときに活躍。なぜ日本にないのか?
2.「HPソース」ブルドックソースに似た様子。少々ビネガーが強いか。目玉焼き、ハム、ベーコン、ポークパイ等の肉の加工品に活躍。
3.「コンビーフ」日本でもよくみるけど馴染みはなかった。サンドイッチの人気の具材。
4.「ジャム」スコーンはもちろん、イングリッシュブレックファーストのトーストにも。マーマレイドが人気か。
5.「グレイビーソースの素」手作りがもちろん格別だけど、時間と与力のないときは、この魔法の粉で簡単に。単一な味になるのでお勧めしない。
6.「モルトビネガー」かのフィッシュ&チップスのメイン調味料。ちなみにアメリカではケチャップ、アムス照るダムではマヨネーズがフライドポテトのお供だそうです。

中央
7.「ベイクドビーンズ」ケチャップ味で甘めなので子供に人気の味。トーストにのせるたり、ジャックポテトやチップスのお供にと、やたら活躍。日本にいたら口にしないだろうけど、イギリスな味として食べること多し。安くて空腹が満たされる。
8.「ピクルドビーツ」酸味のやわらかいスライスされたビーツのピクルス。食べやすい。ビーツはロシアをはじめとして北方の国で多く食べられるアカカブ。根菜なので生でも長持ちするが、ピクルスにするとさらに便利。
9.「マーマイト」イースト菌でできた、くろーいトロリとしたジャムの一種。植物性で、甘さなし。トーストに薄く塗って食べるのが最善かと。クセが強いので、日本人で好きな人は少ないはず。
10.「ピカリリー」カリフラワーやキュウリなどの細かい野菜がクリーム状のピクルスソースにひたっている。サンドイッチの具に最適。塗りやすい。挟みやすい。
11.「ピクルドオニオン」イギリスのピクルスの中では一番人気。一口大。写真の瓶のブランドが美味しい。
12.「マイクロウェーブライス」ブラウンで細長いお米が一番手に入りやすい。様々な料理の添え物に登場。日本のように主食としてがっつりは食べない。イギリス版のお米の調理方法は、たっぷりのお湯にバラバラとまいて、柔らかくなったらお湯を切るというスパゲッティ式。よって、モッチリホカホカではなく、ペッタリパラパラしている。

投稿者 Haruna : January 6, 2005 6:52 AM

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コメント

マーマイト!一度食べてみたいんだよねぇ。前成城石井かどっかで見かけたなぁ。
ピクルドエッグも最初は驚いたけど、ちょっとおでんの卵的な感じはあるよね。食感とか。私は結構好きだけど駄目な人いそう。
ベイクドビーンズはこっちでなかなか見かけない。ビーンズオントーストを食べたくなって探したんだけど、チリビーンズしか見当たらなかった。

こういう加工品/保存食系は食文化をとても反映するね。日本て(中国も)乾物系が多い。切り干し大根、干し椎茸、干し柿、干し芋、干物、干瓢、海藻…干すことでアミノ酸などの旨味成分が増す。
欧米の日本食ブーム、「旨味」も「umami」で通じるらしいね。

Posted by: TN | January 6, 2005 9:50 PM
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タイトル: ロンドンの台所
- from たべられる文章 at 2005.01.06

概要: こっちにあって、あっちにないもの。 1月に入って、クリスマスセールに便乗してお土産を買い始めました。4ヶ月間、コーヒー1杯さえ買い控え、1pennyさえも節約していたので、人への買い物とはいえ快楽です。今日はどこいこう! 画像の詳細は.automealにアップし...