May 2, 2005
Raymond Wong Studio Web Site
Raymond Wong Studio
食べ物中心のStill-Life(静物)コマーシャルフォトで有名な香港の写真家レイモンド・ウォン氏のサイト。ファーストフードのカテゴリーにあるマクドナルドやケンタッキーのカットはきっと見たことがあるはず。写真をひきたたせるために抑えられたナビゲーションもシンプルだが分かりやすい。
まるで中世の油彩画を思わせるような濃密なライティング。食べ物それぞれを際立たせるための巧みな演出。どの写真もため息の出るような、文句のつけようのない完成度なのだが、恐れ多くも負け惜しみを言わせてもらえば、どうもリアリティを感じない。なんだかおいしそうに見えないのだ。
写真というのは難しいもので(そしてそれが面白い)、撮影時に手をかければかけるほどリアリティから遠ざかっていく。フォトジェニックに操作された艶や湯気。コマーシャル写真とはそういうものなのだけれども。どこか食品サンプルを見るような気がする。
ブログやFlickrによってたくさん見られるようになった、普通の人の普通の食事の写真。そんな中にもおいしそうな写真はたくさんある。
people内のこんな写真の方が面白かったりして。
投稿者 Kei : May 2, 2005 10:39 PM
www.flickr.com
add.me's .automeal photoset
コメント
むむむ。これはあるひとつのカテゴリーを極めてるという意味でアートですな。かっこいいなぁ。
Posted by: haruna | May 2, 2005 11:02 PMトラックバック
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