May 15, 2005
黒うどん 山長 review
原宿駅から徒歩7~8分、寂れたビルの地下にある黒うどんのお店、山長。もともとは古くから名古屋近郊で米麦業を営んでいたお店で、研究の末に地粉を漂白せずに使った栄養価の高い黒うどんなるものを開発したらしい。
うどんには煮込みと冷やしがあり、煮込み場合醤油味か味噌味が選べる。写真は味噌煮込みで、椎茸をワカメをトッピングしたもの。
ここで名古屋人の血が騒ぐ。名古屋で味噌煮込みと言えば山本屋とだいたい相場は決まっているのだが、この味噌煮込みはいかなるものか…たしなめるように、いざ箸をすすめる。
麺のコシはまずまずなのだが、味噌の汁にややコクがない。山本屋の味噌は、八丁味噌に白味噌を加えてコクを出しているので、辛さと甘さが同居するインパクトの強い味なのだ。さらに麺を下茹でせずに煮込むために麺の打ち粉が汁に加わりとろみがある。そしてその麺もコシを通り越して、堅いのだ。まるで麺類を食べている気がしないうどんなのだ。うどんの種類の一つ、というよりは「味噌煮込みうどん」という一つの料理であると言ってよい山本屋の味噌煮込みと他のうどんを比べるのはそもそもよろしくないのかもしれない。
うどんの種類の一つとしていただけば、この黒うどんの味噌煮込みは滋味深くなかなか美味しいのだ。
ただ名古屋人として黙っちゃいられないというだけだ。
ここの味噌煮込みはオプション的なもので、基本は黒うどんの麺を楽しむ、というのがよいのかもしれない。
味噌煮込みの山本屋、今年に入ってついに、東京は神田に上陸した。まだ行っていないのだが、本場の味を損ねていないか、早急にチェックしに行かないかんわ。
投稿者 TN : May 15, 2005 12:52 AM
もう、10年以上この店に通ってますが、最近経営者が変わったのかな?ご飯を頼むと付いてくるお新香が、総菜屋で売ってる出来合わせに変わった・・・前は自家製のぬか床で漬けたおいしいお新香だったのに・・・心なしか、メインのうどん系も手抜きの味に変わったように感じます。前の品のいい女将さんと中国系のお兄さんの頃の方が味は断然良かったと思います。残念。。。
Posted by: Unicorn | January 15, 2006 11:24 AMタイトル: 山長の黒うどん
- from フィッシュ・アイ at 2005.12.22
概要: 今日は仕事で原宿にいったので、原宿の『山長』で黒うどんを食べました。原宿駅竹下口から千駄ヶ谷小学校前の交差点に向かう途中のビルの地下にあります。徒歩5分で...