December 3, 2006
Terje Vigen Yokohama 2006 レセプション2 works
前回のレセプション・レポ記事その1から時間が空いてしまいましたが、続きです。
木の子たっぷりのアランチーニ
(トリュフ添え)
.automealの定番メニューとも言えるのがこのメニュー。名前とアレンジはレセプション毎に変わりますが、食べやすさとトリュフの香りが好評をいただいています。
右手前でフォーカスを外れていますが、今回の各メニュータグはマカロンに刺して置かれています。
ランク あれあれ、マカロンだ。そりゃ禁制のはずですがね、この家じゃ。
ノーラ ええ、でもこれは、クリスティーネにもらったんですの。
リンデ夫人 ええっ? あたしがー?
ノーラ まあ、まあ、びっくりしないで。あなたは知るはずがないんですもの、トルヴァルがこれを禁じてるなんてことは。あのね、あの人、心配してるのよ、あたしがこれで歯を悪くしやしないかって。だって、ーいいわよ、たまに一度ぐらいー!そうでしょう、ランク先生?はい!(彼の口にマカロンを放り込む)あなたもよ、クリスティーネ。そして、あたしもいただくわ。小さいのをほんの一つーか、せいぜい二つ。(再び部屋を歩きまわり)ああ、あたしとても仕合わせだわ。本当にたった一つだけよ、いま、したいと思うことは。イプセン 『人形の家』 原千代海 訳 岩波文庫
タリエの詩人イプセンの代表作『人形の家』で、マカロンは重要な役割を持っていた。
今回のメニュータグ、リストのデザインはsignifのjunkoさん。こちらのメニューリストにも『タリエ』から抜き出された詩がデザインされています。いつもの.automealのデザインとはまた違って一緒にイメージを進めていたこちらにも新鮮でした。
さて、ヘンリック・イプセンの詩を題材にした野外マルチメディアパフォーマンス『タリエ Terje Vigen Yokohama 2006』は先月の26日で終演となりましたが、公式サイトではイメージFLASHと日本語、英語の「タリエ・ヴィーゲン」を御覧になることが出来ます。
また以下のブログでも本編の様子について報告されています。
『タリエ』を見てからレセプションへ訪れたお客さんたちの満足そうな幸せそうな空気がとても印象的でした。
投稿者 Kei : December 3, 2006 1:53 PM