June 9, 2007
ゲニポシド酸の件について etc.
「一本あたりゲニポシド酸50mg」というのが売りのサンガリアの「濃い杜仲茶」を何となくよく飲んでいるんですが、ゲニポシド酸がやっぱり何者なのか気になって仕方がないので調べてみました(左の写真はサンガリアのものではなくて、小林製薬の濃くない杜仲茶)。
大阪市立環境科学研究所のデータベースによると
杜仲葉配糖体(ゲニポシド酸)
英名: Eucommia leaf glycoside (geniposidic acid)
解説: 杜仲は中国西南部原産の樹高約20mの落葉高木で、樹皮は医薬品成分にしていされている。葉を干して焙じたものが杜仲茶である。杜仲茶から抽出した杜仲葉配糖体に含まれる化合物は、イリドイド類、フラボノイド、フェノール類、トリテルペノイド類が単離・同定されている。その中でイリノイド類のゲニポシド酸は杜仲葉配糖体中の含有量も多く、血圧降下作用の薬効に関わる特徴的な成分である。
とのこと。まだよくわからないのでJ-Medicalを調べてみると
ゲニポシド酸には副交感神経に働きかける性質があります。この刺激で血管が拡張し、末梢血管の血流の抵抗が減って血圧の上昇を抑えることができると考えられています。
血行が良くなるので、冷え性の解消、冷えから来る腰痛、関節痛、肩こりにも効果があります。
やっと何者だかわかってきました。リグナン化合物とゲニポシド酸の働きにより肝臓の脂質の代謝にかかわる機能を促進
させる効果がよくダイエット効果としてよく謳われているのですね。
サンガリアの「濃い杜仲茶」はゲニポシド酸50mg、小林製薬の「杜仲茶」はゲニポシド酸3.6mgなので「濃い」というのは確かなようです。ですが、小林製薬のトクホ「杜仲源茶」はゲニポシド酸85mgなので、こちらも負けてはいません。というわけで必要な量に応じてどれでもお好きなのをお選びください。
ちなみに中国由来の「杜仲」ですが、お茶として煎じて飲むようになったのはわりと最近の日本が始まりのようです(濃い杜仲茶 - サンガリア- 杜仲茶の歴史より)。
投稿者 Kei : June 9, 2007 11:53 PM