January 26, 2005
硬水のゼリー・冬 material
全然タイムリーではないものをお届けします。去年の夏に話題になった「水のゼリー」。その時は試さないままだったのをふと思い出したので、こんな真冬に(しかも暇なわけではないのですが)3種類作ってみました。
用意した水はウリベート(天然微炭酸入り)、クールマイヨール(超硬水)、ペリエ(天然炭酸入りの代名詞)の曲者3種。以下データ。(数値は100mlあたり)
名称 | 採水地 | 硬度 | カルシウム | マグネシウム | ナトリウム |
---|---|---|---|---|---|
ウリベート | イタリア・トスカーナ | 609 | 19.0mg | 3.4mg | 8.9mg |
クールマイヨール | イタリア・モンブラン山麓 | 1612 | 53.0mg | 7.0mg | 0.08mg |
ペリエ | フランス | 365 | 14.0mg | 0.3mg | 1.4mg |
さらに、せっかくなのでミネラルウォータのテイスティング用語をいくつか覚えておきましょう。
- ブーケ(薫り): ブーケは水の温度によって変化します。
- ブリリアント: きらめくような水。
- フルーイド: グラスの表面に残らない水。
- シズリング: グラスの細かな泡立ちによって生じる静かな音。
さて、固まったゼリーの様子はこちらです。左から、ウリベート、クールマイヨール、ペリエ。
で、結局どうかと言うと、全然わかりません。飲めばどれがどれだか利き分けられますが、ゼリーではさっぱりです。
自分の舌を弁護するわけではないですが、このゼリーの素、原材料は砂糖、粉寒天、粉ゼラチン。また作る過程ではゼラチンを溶かすために水を80℃以上まで加熱しています。夏、話題になった際に「かすかな甘味が...」と書いていた記事もありましたが、それは砂糖と素が完全に3等分しきれていないことが原因です。
これは一種の「踏み絵」ではないか?と思ったりしました。市販されている完成品及びセットには黒蜜もしくはメープルシロップがついていて、好みによってかけることを薦められています。
と書いてきましたが、ただの水のゼリー、意外と悪くはないですよ。
水のゼリー:ナチュラルスイーツ
投稿者 Kei : January 26, 2005 2:16 AM
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add.me's .automeal photoset
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