トック・トック・トック！　 食紀行

３月３日の花びら餅に続いて、韓国のトック事情をレポートです。
日本ではお餅といえばお正月をはじめとした冬の食べものの印象ですが、韓国ではそれ以上に、お祝いの席、屋台、お菓子などなど、一年を通じて様々な場でトックを目にすることができます。
一番印象深かったのは、韓国の餅はソーセージ状（円柱）の形態をしているのが一般的だということ。丸（関西式）や四角（関東、東北式）の餅を焼いたり、煮たりしている私たち日本人ですが、お隣、韓国では餅という素材は一緒でも、形が異なってきます...

...しかし形態が異なるということは、かなり登場の仕方が変わってくるわけです。一般の家庭料理では、日本でも最近目にする円柱を輪切りにした薄型のトック（すぐにやわらかくなり便利）や、小さめのマカロニみたいなトックがスープや鍋などで活躍していました。
最近は、ヘルシーな素材としてお菓子に多用されていて、流行とも言えるほど注目を浴びています。よって様々な新型トックが登場しています。画像はトックケーキ、サンドイッチ型トック。西洋化された餅、というよりは、あくまで「西洋風」という極めてアジアな存在です。
余談ですが、西欧人の中には餅が駄目な人が多いですね。噛み切れないような食感と、米系炭水化物をあまり多く食べない習慣が原因のようです。優れた保存食品である餅は、アジア発の食材としてまだまだ可能性を秘めているとおもいます！

投稿者 Haruna : February 26, 2005 11:11 PM