September 26, 2005
ソウルのキムチは中国産 Clockwork Orange
これはショッキングなニュース。
ソウルのキムチは中国産=半数の料理店で使用〜韓国
【ソウル26日時事】韓国農林省は26日までに、ソウル首都圏の韓国料理店を対象にした調査の結果、約半数の料理店で出されているキムチが中国産だったことを明らかにした。韓国の国民食であるキムチが中国産に「侵食」されている実態が浮き彫りになった。
写真は4月にソウルを訪れた際に食べたキムチ。果たしてこれは韓国産か中国産か。「日本の唐辛子と韓国の唐辛子は違う」「同じ唐辛子でも韓国の土に植えると辛さにトゲが無くなる」などよく言われるが、この場合はどうなのだろう。
国民食、食文化の侵食というのも大きいが、それにしても中国及び中国人の適応力の高さにも驚かされる。
ヴェネツィアで食べたピザ、それは前の日に食べたアンチョビのスパゲッティよりずっとおいしかったんだけど、なんと作っていたのは中国人だった。ヴェネツィアで中国人が作るイタリアン。
驚かされるのは食だけでなくて、旧ユーゴスラビアのボスニア・ヘルツェゴビナやセルビア・モンテネグロはかつての政治の方向性の違いから中国人に対して厳しいのだけれど、そんな中でもしっかりとコミュニティを作っている。サラエボ市内から車でだいぶ遠ざかり山に入る頃に、漢字の看板がたくさん見えてきたのにはなんというか爽快感すら感じた。
それはともかく、アジア人にとってやっぱり中国人の味覚の感覚はある意味信用できるものなのかも知れない。外国で中華料理の店に入ってみると、それがいわゆる「中華」とはほど遠いものであったとしても、まずいと感じることは多くない。
隣の国のこのニュース、他人事ではないかも知れない。日本は大丈夫か?
投稿者 Kei : September 26, 2005 4:51 PM