March 5, 2005

利川のお米で韓定食  食紀行

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韓国の一般的な定食屋では、スープやビビンバなどを注文すると、だいたい8種類以上のキムチやおかずなどの小皿のつきだし(パンチャン)が出てくる。これとご飯でおなかいっぱいにしてしまっては韓国通とはいえない。注文したスープなどがあくまでメインディッシュなので、けっきょくほとんど残すことになったりする。これが一般的なのに、肥満体の韓国人をなかなか見かけないのは、やはりいくらか残すというのがポイントか、もしくは唐辛子のカプサイシンが秘密を握っていそうだ。テーブルにのっている食べ物の80%はしびれるほど辛い。
さて、そのような小鉢スタイルの源流となっているのが韓定食である...


パンチャンがテーブルいっぱいに並べられる宮廷料理の流れをくむコース料理だ。最近では堅苦しくないカジュアルな韓定食もみられるようになった。
画像は陶器とお米の町 利川(ソウルからバスで1時間ほど)で食べた、家庭料理風韓定食。利川で食べるお米の特徴は、真っ白いご飯が釜飯で出てくるということ。黒豆が3粒ほど一緒に炊き込まれていて、色鮮やか。石の釜にできたお焦げは、お湯を注いでおくと、料理を食べ終わった頃に香ばしいおかゆのようなスープとなって楽しむことができる。
こちらの定食屋は町一番おいしいと評判のお店で、韓国伝統飲食研究所で学んだ正統派韓国料理。1500円くらいの定食の3人前でこの量なのだが、どれも化学調味料を使っていない手作りのやさしい味なので、飽きることなく食べられる。カニの醤油漬けや、高級魚イシモチの煮物、自家製納豆の味噌スープなど、どれも手間がかかった自然の味で、だいたい30種類くらいの小鉢が並ぶ。。旧正月のちょうど後だったので、特別な乾物料理なども食べることができた。
ここのおじさんも非常におもしろいので、韓国に行く際は、ソウルから小旅行をかねて行ってみることをお勧めする。もちろん利川の陶芸も見所いっぱいである。

投稿者 Haruna : March 5, 2005 10:10 PM

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